こんにちは、リブラです。やぎ座に木星・冥王星・金星があるベートーヴェンのホロスコープリーディングです。

今回は2室(所有のハウス)のお話しです。

 

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このサイトの「celebrty search」欄に「Beethoven」で検索をすると、ベートーヴェンのホロスコープを見ることができます。

 

ベートーヴェンの2室(所有のハウス)は、いて座3度で始まり、やぎ座8度で終わります。

このハウスにはいて座13度の月(心のよりどこ、インナーチャイルド)と21度の水星(思考)と24度の太陽(本来の自己)とやぎ座3度の木星(チャンス、幸運)があります。

 

いて座13度のは、10室(天職のハウス)のおとめ座13度の海王星(直感、イマジネーション)90度、

いて座21度水星と24度の太陽コンジャンクションは、5室(至福のハウス)のうお座13度のキローン(苦手意識、癒し)と8室(共感のハウス)の火星(男性性、モチベーション)T字スクエアを形成し、葛藤するハードアスペクトをとっています

 

また、いて座13度のは、9室(探求のハウス)でMC付近のしし座15度の土星(観念、現実性)と協調するアスペクトをとっています。

 

2室(所有のハウス)は、あらゆる豊かさの流入口のようなハウスなので、このハウスの星座や天体の性質をよく理解することは、自身の豊かさを招く能力を知ることになります。

 

ベートーヴェンの2室はいて座が支配星座です。いて座のエレメントは、行動やモチベーションに作用する「火」なので、何をするにもその動機が所有を豊かにしたり、不安定にする要因になることが読み取れます。

 

いて座ですから、「未来への希望」が感じられないと豊かな所有につながる動機とはなりません。

ベートーヴェンの生涯を通して眺めていると、音楽活動しているときは豊かで仕事にも恵まれ、音楽の仕事を意図的に辞めてしまうと困窮するということが起きています。つまり、仕事がなくて生活に困ったことはないのです。

 

しかし、作曲家という仕事柄創作活動に支障が出る出来事(最愛の弟の死とその遺児の養育の問題)があると、創作活動ができなかったのか、しばらくの間全部の仕事を断り経済的に苦しい時期もありました。

 

母親が病死、アル中の父親も死んだ22歳の頃は、もう、音楽で父親を見返そうという動機よりも、弟たちの面倒をみなければならないという動機が生まれ、仕事も貴族相手の演奏家だったこともあり、血筋で豊かに生きる人々を自身の才能が産む豊かさで凌駕してやろうという野心が芽生えたようです。

 

地元のボンから音楽の都ウィーンに留学し、自身の即興演奏を憧れのモーツァルトにも認めらたベートーヴェンは、家族の稼ぎ手になる責任を背負い、貴族の豊かさを自身の才能で超える野心に燃え、音楽家としての未来に大きな希望を感じて、演奏会を成功させていったのです。

 

また、いて座は柔軟宮なので、人と関わることで進化成長する性質があります。

ベートーヴェンは、単に音楽に新しい波をもたらしただけでなく、音楽で稼ぐ分野にも革命を起こしました。

 

ベートーヴェンが子どもころ有名だったバッハやハイドンやモーツァルトは、みんなカツラをかぶった肖像画が残されていますが、ベートーヴェンや、彼に憧れてピアニスト⇒作曲家になったフランツ・リストの頃は、もう、カツラはかぶっていません。

 

ベートーヴェンは、あのクシャクシャ頭で警官から浮浪者と間違われ職務質問されたエピソードが残っているくらいですから、当時としてはカツラをかぶらず王侯貴族の前で演奏するのは、不作法なことだったのです。

 

ベートーヴェンがカツラをかぶらずに貴族相手の演奏会で演奏が許されたのは、彼がどこの貴族のお抱え音楽士にならずにフリーランスで仕事をしていたからなのです。

 

自分が主催して演奏会を開けば貴族のみならず一般大衆も招待でき、その収益は全部自分の懐に入り、作曲したものをいろいろな貴族に献呈して著作料替わりの報酬が入り、譜面が出版されるときは出版社から著作権に基づく料金が入ります。

この仕事のやり方でベートーヴェンは、当時の音楽家としてはかなり豊かな収入を手にしていました。

 

28歳以降の難聴で絶望し作曲家として再起してからは、ベートーヴェンの作品に貴族の方が彼の申し出に従う形の契約までしていました。

3人の貴族から、年間数千万円単位の生涯年金の契約をしたのです。好きな時に好きなテーマで作曲して良いという条件までつけて。しかもどの貴族にも雇われることなしに。

そんな自由な仕事の形態をしている音楽家であると主張するために、カツラをかぶらなかったのでしょう。

 

現代ではフリーランスで活動するのは当たり前になっていますが、当時は、あのモーツァルトでさえも王侯貴族の顔色を伺いながら作曲をする環境でした。

 

自分の才能さえ磨けばその力が生み出す豊かさは無限大という発想は、いて座の月には未来の希望を与え、水星にはその能力を磨く動機をもたらし、太陽には作曲で自己実現していく原動力となったことでしょう

 

甥のことに振り回され自身の感情が穏やかでないとき、作曲の仕事を断っていたのは、1室月と10室海王星の90度が葛藤を起こしていたと読み取れます。

月(インナーチャイルド)が感情に作用すると不安定になり、海王星(イマジネーション、インスピレーション)が作曲の方に向かわなくなってしまうのでしょう。

 

2室水星と太陽のコンジャンクションと5室キローンと8室火星のT字スクエアの葛藤は、自身にとっての癒しでもある音楽を誰のものにもしたくない、でも、音楽で自己実現し、豊かさを所有したい。好きなときに好きなテーマでしか創作できない。

 

これらの願望がひしめき合うT字スクエアの葛藤を、自分と自分の音楽が大好きな他者との合意の元に、双方が納得する契約をすることで信頼構築をして、豊かな富の流れという形を作ってベートーヴェンは統合したエネルギーに変換したことが伺えます。

 

そんなことができたのも、いて座の欲する「未来の希望」でモチベーションを上げ、やぎ座の辛抱強さと能力を磨く努力でその形を作り上げたところにちゃんとチャンスが来るように導いたやぎ座木星のおかげかなと思います。

 

このベートーヴェン2室のいて座とやぎ座の連係プレーは、厳しいやぎ座天体集結期を乗り越えるためのヒントになりますね。

 

次回はティール・スワン著「自分を愛せなくなってしまった人へ―自らに光をともす29の方法」の解説を、次々回は「パスワーク」の解説の続きを予定しています。その後、「ベートーヴェン」の続きを予定しています。

 

わたしのサロン、リブラライブラリーではあなたの心のしくみをホロスコープで解説し、心の制限、葛藤が引き寄せる現実問題にセルフヘルプで立ち向かえるようサポートします。

 

詳しくはこちら をご覧ください。

 

新メニュー(月の欲求・土星の制限の観念書き換えワーク、

キローンの苦手意識を強味に変えるワーク)が加わりました。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。