こんにちは、リブラです。やぎ座に木星・冥王星・金星があるベートーヴェンのホロスコープリーディングです。
今回は1室(本人のハウス)のお話しです。
このサイトの「celebrty search」欄に「Beethoven」で検索をすると、ベートーヴェンのホロスコープを見ることができます。
ベートーヴェンの1室(本人のハウス)は、さそり座5度で始まり、いて座3度で終わります。
このハウスにはさそり座26度のドラゴンヘッド(魂の目的)があります。
このさそり座のドラゴンヘッドは、5室(至福と創造性のハウス)のうお座23度のキローン(苦手意識、癒し)と120度の協調するアスペクトをとっています。
1770年12月16日にドイツのボンで、ベートーヴェンは宮廷音楽団の歌手の父親ヨハンと母マリアのもとに生まれました。
ヨハンはアルコール依存症で、歌手も親のつてで就いた仕事だったのその稼ぎは貧しいものでした。
当時はモーツァルトが4歳から演奏家としてデビューし、脚光を浴びていたことから、ヨハンは我が子を第2のモーツァルトに仕立てあげようと、ピアノのスパルタ教育をベートーヴェンにしていました。
ベートーヴェンの演奏会の初デビューは8歳のときでしたが、幼いほど天才児として騒がれる風潮から、6歳と偽って出演させたようです。
それでも、その演奏はすでに音楽の才能を十分感じさせるものだったので、10歳で宮廷楽団の助手として参加し、13歳で正式団員と認められ、演奏家としてお金を稼ぎ始めたのでした。
16歳のときにはウィーンへの留学を許され、憧れのモーツァルトに会いに行きました。
ベートーヴェンは、即興演奏が得意だったようで、モーツァルトの前でそれを演奏して見せると「彼はいつか、大物になるよ」とモーツァルトのお墨付きをもらったそうです。
ところが、そんな楽しい留学期間も大好きだった母の死で終わりとなり、幼い兄弟の面倒やアル中で働けなくなった父親の代わりに、ピアノ演奏に、ピアノ教師に、作曲にと仕事に追われる日々に戻りました。
ベートーヴェンが28歳のときには、音楽家としては致命的な難聴が発症します。
しかし、この頃より、ベートーヴェンの作曲活動が本格的になっていくのです。
ベートーヴェンのホロスコープは、やぎ座木星と冥王星だけでなく、おうし座天王星もあるので、いまのわたしたちの頭上で輝く星の配置の影響が、彼の人生を見ていると参考になります。
彼のホロスコープはさそり座アセンダントで、現実性や観念を表す土星はしし座にあり、ほぼMCに重なっています。
好き嫌いが激しく、とてもプライドが高く、頑固な職人気質だったことがうかがえます。
こんなエゴマインドを生まれた瞬間から持っている子どもが、ピアノに関しては素人の父親から虐待のようなピアノのレッスンを受けたのです。ひどいトラウマになっても不思議ではありません。
たしかにキローン(心の傷、トラウマ)は5室(至福と創造性のハウス)にあるので、楽しいはずの遊びが楽しく感じられない、遊びまでも仕事にしてしまうという傾向があったようです。
56歳で亡くなった死因は、浴びるほど飲んでいたワインやその保存に使われていた薬剤のせいだと最近では言われています。
音楽の仕事か、ワインしか楽しみがなかったのかもしれません。
恋愛もたくさんしましたが、それは全部ピアノ教師していた先の貴族の娘ばかりで、身分が違い過ぎて親の反対に合い、いつも失恋に終わっています。
49歳のときの最後の恋は、友人の妻との不倫の恋だったので、愛の苦しみばかりだったようです。
だから最後は恋の苦悩を肯定する域に達したようで、「嘆きの歌」を作曲しました。
こうしてみると、ベートーヴェンの人生には、くり返し同じパターンが起きていることに気がつきます。
子どもにピアノを教えるには全く相応しくないアル中の父から、暴力的にピアノ演奏を強制させられる。
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反発する気持ちや子どもという立場の無力感、悔しさが生まれる。
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逆境をバネにして野心を燃やすやぎ座木星・冥王星・金星の下克上スイッチが入り、天才的なピアノの演奏をするようになる。
反発したくても反発できない父親のピアノレッスンのストレスは、楽譜に依らない即興演奏で憂さ晴らしをする。
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その即興演奏が作曲の創造性を伸ばすことになる。
親兄弟の生活のすべてが自身の肩にかかるプレッシャーと疲労、憂さ晴らしの過剰な飲酒が祟って難聴になる。
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耳が聞こえなくなってもできる作曲の仕事に本腰を入れる。
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貴族お抱えの音楽家の経済的不安定を痛感し、貴族に対する反骨精神でやぎ座の下克上スイッチが入る。
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フリーランスの音楽家となり、作曲の著作権収入や演奏会主催で、貴族も庶民も含めた双方からの収益で並みの貴族を超える経済力を獲得した。
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好きなときに好きなテーマで作曲をする自由を得た。難聴のおかげで通常の作曲家よりも、音のボリュームが大きく、それが一般大衆にインパクトを与え、人気になった。
貴族階級の娘ばかりと恋愛をするから必ず相手の親から反対される。
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絶対に成就しない恋に終わる。
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身分差別の悔しさにやぎ座の下克上スイッチが入りる。
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恋の喜びと失恋の苦しみを味わい、曲想を得てピアノソナタを作曲する。
何がどう転んでも、ネガティブな現象はベートーヴェンの音楽の才能の資源に転換されるパターンです。
彼の外側の世界もそれに申し合わせたかのように逆境を提供しているようにさえ見えてきます。
楽に生きようとすれば、いくらでも楽な生き方はできたはずなのです。
たとえば、恋の対象を一般庶民の娘にしておけば、結婚することは簡単だったでしょう。
そこそこの経済力で満足して質素に生活していれば、好きなときに作曲する時間ぐらいあったでしょう。
でも、ベートーヴェンの1室のさそり座ドラゴンヘッドが、そんな中途半端を許さなかったのでしょう。
さそり座は「全部か無かのどちらかしかない」という徹底した星座なので、「自分の可能性に全部賭けるのか、否か」しかなかったのでしょう。
ベートーヴェンが作曲するものは、壮大なスケールなので貴族のサロンで演奏できるようなものではなく、劇場のような多くの観客と楽団が入れる場所でないと演奏できなかったのです。
経済的制限を受けずに自身の曲が演奏されるのを味わいたかったのでしょう。
7室のおうし座の天王星とMCのしし座土星の90度は、豊かさの変革と自身の音楽に対するプライドが葛藤しながらも高め合い、皇帝にでもなったようなスケールで創作活動を促したのでしょう。
ベートーヴェンのトラウマは、ピアノのスパルタ教育だったかもしれませんが、彼の心の癒しになったのも音楽を作曲することでした。
「自分自身にエネルギーを徹底的にむけろ!」とさそり座ドラゴンヘッドが仕向けると、いつでも5室のキローンは作曲活動で創造性を発揮してサポートしていた様子が、この120度の協調関係でうかがえます。
次回はティール・スワン著「自分を愛せなくなってしまった人へ―自らに光をともす29の方法」の解説を、次々回は「パスワーク」の解説の続きを予定しています。その後、「ベートーヴェン」の続きを予定しています。
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