こんにちは、リブラです。今回は「パスワーク」の解説です。

 

第2章理想的な自己像

・苦痛と罰に対する怖れ

 

あなたは子どものころ、「善良で、神聖で、完全であることが大切だ」と植えつけられ、期待され、その教えに背いたときには、罰を受けました。そのたびにあなたは、「両親を怒らせてしまったので、自分はもう愛されていない」という印象を受けたことでしょう。

 

「悪」が罰や不幸と結びつけられ、「善」が報酬や幸福と結びつけられるのも当然です。

こうして、「善」にして「完全」であることは絶対義務となり、死活問題(子どもにとって親に愛されなくなることは、命の危機を意味します)にさえなりました。

 

それにもかかわらず、自分が期待通りの「善良さ」や「完全さ」がないことも、あなたはよくわかっていました。

あなたは「偽りの自己(理想の自己像)」を作り、自分以外のものになりすまして、罪悪感を持つようになります。

 

それはいつしか「一生懸命がんばれば、いつかはその自己になれるだろう」という潜在意識下の思い込みに変わります。

 

無理やり自分以外のものになろうとして、偽りの土台の上に偽りの自己を築き、絶望的な努力を続けていることに気づかなくなるのです。

 

わたしたちは、子どものころから、たっぷり二元性の秩序を刷り込まれて大人になります。

善・悪、高・低、正・誤、美・醜・・・いつもこれらの二元性の秩序の中で、褒められ、叱られ、期待され、失望され、選別されて生きてきたのです。

なんでも二元性の秤にかけて、有利な方・安全な方・失敗しない方を選び取る習慣がついても仕方がないことですよね。

 

しかし、この秩序は、人間が作った「作り物」の世界だけで有効なのです。

遊園地の中だけで使えるパスポートみたいなものです。

 

大人が人工的に作り上げた「善なる社会(雇用関係や金銭の取引による約束・法律遵守の義務)」の中でしか通用しません。

 

人間はロボットではありませんので、仕事や人間関係の義務を果たしたらスイッチが切れて次の日まで停止・・・ということにはなりません。わたしたちには、自分で自由に判断しなくてはならないプラべートな世界がたくさんあります。

 

プライベートな世界、とくに人間関係に人工的な「善なる社会」の秩序を無意識に持ち込むと、苦しみます。

 

「正しいか?間違いか?」「常識なのか?非常識なのか?」「健康なのか?不健康なのか?」「わたしがおかしいのか?あなたがおかしいのか?」と、自分自身が子どものころから受けてきたジャッジメントの剣で、無意識に親しい人々を裁いて傷つけてしまうのです。

 

子ども時代に無意識に刷り込まれてきた秩序が通用しない世界があると、大人になって人間関係につまずいてやっと気づくのです。

 

子ども時代は、勉強して良い成績をとることが「善」だったのが、大人になって社会に出ると「頭ででっかち」とか「理屈っぽい」とか「型にはまったつまらないヤツ」とか非難を浴びて、人当たりがよくて、頼融がきくことが「善」に変わっていたりします。

 

子ども時代に刷り込まれた秩序は、家族やグループや限られた組織の中では有効でも、そこから出たら自分に適合するルールにつくり変えて刷新していくしかありません。

 

当然ながら人間関係は、二元性で裁いたらすぐ破綻します。

そこに働く秩序は、自然界~人間社会まですべてを貫く「大いなる存在(神)」=「愛」のルールですから。

善か悪か、光か闇か、ではなく、善も悪も、光も闇も、元はひとつで度合いの差があるだけなのです。

 

度合いの差をわかりあうことができれば、一緒にいることが快適です。

度合いの差をわかりあえなければ、離れていた方がお互い幸せでいられます。

 

親や社会に刷り込まれたルールは、グループや組織を統制するのが目的で、合理的に作られています。

親しい人間関係は、統制・合理性とは別世界です。

そこには愛や共感が通わなければ、意味がありません。

 

何を基準に判断したらよいのだろう?と迷うかもしれませんが、そこに「選択の自由」があれば、「大いなる存在の愛」が通っています。

 

自分が選ぶのなら、それをしたいのか?したくないのかの動機が判断基準です。

相手が選ぶのなら、その判断にジャッジメントをせず、相手の意思を尊重することです。

 

「選択の自由」があると、自分の意思を問うことができ、判断力がつき、選択したことへの責任が生まれます。

「選択の自由」がある関係は、自然に自主性と責任感が育つのです。

 

次回は「パラハマンサ・ヨガナンダのホロスコープリーディング」を、次々回は「自分を愛せなくなってしまった人へ」の解説を、その後に「パスワーク」の解説を予定しています。

 

わたしのサロン、リブラライブラリーではあなたの心のしくみをホロスコープで解説し、心の制限、葛藤が引き寄せる現実問題にセルフヘルプで立ち向かえるようサポートします。

 

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新メニュー(月の欲求・土星の制限の観念書き換えワーク、

キローンの苦手意識を強味に変えるワーク)が加わりました。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。