こんにちは、リブラです。今回は、ティール・スワン著「自分を愛せなくなってしまった人へ」の解説の続きです。

 

第6章 自分を愛する人生を生きる

・小さなことへの感謝

 

「わたしに大きな喜びを与えるのは、並外れた出来事ではありません」とティールは言います。

 

人生が真っ暗闇で、先の見えないトンネルだった頃(自分を愛することがわからなかった頃)、ティールに喜びを与えるものは何もありませんでした。

何も感じられなくなって、何が喜びなのか、わからなくなっていたのです。

 

現在のティールは、台所でジャズを聴きながら料理を楽しみ、そよ風が吹き抜けるとパイの焼ける香ばしい匂い、ベランダから聞こえる家族の笑い声を感じて、「これが喜びなのだ。やっと喜びとはどんな感じなのかわかった」と認められるようになったのです。

 

そして、いまのティールは、自分が耐え忍んだ暗闇の中に途方もない贈り物があったと理解しています。

 

「小さな幸せが感じられる」という習慣は、「大きな幸せ」の源泉に通じるための近道なのだと思います。

 

また、「小さな幸せが感じられる」能力を身につけるプロセスは、自分を愛する能力を磨くことになるでしょう。

 

なぜなら、「自分を愛せない」という観念がある状態では、ふつうのことができていても「当たり前」で見過ごしてしまい、目的に叶ったことができても「時間とエネルギーを注いだのだから想定内のこと」にしてしまうからです。

 

さらに、想定以上の結果を出せたとしても「たまたまそうなっただけ。偶然そうなっただけだから、有頂天になってはダメ」と気を引き締めるのです。

 

これだと、どう転んでも、自分の価値を認める方向にはいかないですよね。

損得勘定が得意なエゴは、「自分なんかほめて甘やかしても、なんにもならない。ムダこと」と思っているのです。

 

「がんばらないと、たいへんなことになってしまうぞ」と怖れで駆り立てた方が、早く「幸せ?=安定」になれると信じて疑わないのです。

エゴは生存本能由来の意識だから、あんまり人間の大脳の機能のことを知らないのです。

 

人間の大脳は、予兆に敏感に反応するのです。

幸先が良いと感じると、ちょっとしたトラブルでさえも「この程度でよかった」と笑って許せて、取り巻く状況が輝いて見えるものです。

 

これは錯覚でしょうか?大脳の誤作動でしょうか?

そんなことはないのです。優秀な大脳の機能なのです。

 

エサが目の前に現れないと「追う」という行動に出られない動物とは違って、人間は「得られそう」と前兆を感じることで、「得る」ためのモチベーションを上げて行動ができるのです。

 

たとえば、楽しみにしている旅行で休暇をとるために、前倒しで仕事をしなければならないとしても、「この後旅行が待っている!」と思うと喜んで仕事を片付けることができるのではないでしょうか?

楽しい旅行から帰ってきた後に山積みに溜まった仕事を片付けるよりも、ずっと楽しく仕事が捗るのではないでしょうか?

 

このとき脳内では、何が起こっているのでしょう?

じつは「これ、楽しいかも!」とか「いいこと起こりそう!」と前兆を認めると、行動の的をロックオンするためにその前兆現象のことを思う度に、「ワクワクする」興奮系の神経伝達物質のドーパミンが分泌されるのです。

 

そうすると、目的のものを得るまでのプロセスまでも喜びに感じるようになるのです。

旅行に行ったらあれをしよう、ここに立ち寄ろうとか、考えるだけでも楽しくなっているときは、このドーパミンが出ているのです。

 

バシャールが「ワクワクすることやりなさい」と言っているのにも、ちゃんと意味があるのです。

いま、すぐ手に入れられない「幸せ」を得るための行動を、そのプロセスまでも楽しんでやりなさい、という意味なのです。

 

その機能が人類にはもれなく備わっているのですから、使わなかったらもったいないですよね。

 

それで、今日のテーマの「小さなことへの感謝」につながるのですが、「自分に関する小さなこと」を見つけては感謝してみるのです。

 

たとえば「洗濯機を回し始めたら、曇り空が晴れてきた!」を、「わたしってタイミングいいなあ」とか「天に愛されているなあ」という幸先の良い前兆現象として捉えるのです。

 

すると、「ワクワク」を誘発させるドーパミンが出て、洗濯が楽しくなってきます。

小さなことに気づいて感謝するだけで、日常の作業が楽しくなってくるのです。

 

しかも、これを習慣になるまでやり続けると、どんな小さなことからも「ワクワク」を引き出させる、つまり「いい気分」を引き出せる思考回路が脳内に構築されてしまうのですよ。

 

ネガティブなことをグルグル考える機能があるのですから、「ワクワク」することをグルグル考えて「いい気分」になることにも使えるわけです。

 

そして、「サラとソロモン」のソロモンのいつものセリフ「いい気分になること以上に大切なことはない」のです。

「いい気分」の波動が森羅万象・万物に共鳴して幸せな現実を創造していくのですから。

 

 

次回は「パスワーク」の解説の続きを、次々回は「パラマハンサ・ヨガナンダのホロスコープ」を、その後にティール・スワン著「自分を愛せなくなってしまった人へ」の解説の続きを予定しています。

 

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最後まで読んでくださり、ありがとうございます。