こんにちは、リブラです。今回は「パスワーク」の解説です。

 

第1章道とは何か

魂の未知の領域へ旅は、おとぎ話で語られる探求に似ています。

何も知らないヒーローやヒロインは、「限定された存在として平凡な仕事をこなすよりも、価値ある人生を見つけたいと熱望し、慣れ親しんだ日常から旅立ちます。

 

あらゆる試練が次々と待ち受けますが、試練に勝てば幸せを見つけられます。

内的な探求も、本気で取り組むなら勇気も要りますし、暗黒の領域を通ることもあれば、成熟に通じてもいます。

 

おとぎ話のヒーローは、ドラゴンと戦い、魔女からも逃げずに対峙して味方につけます。

 

あなたもまた、内面の破壊的な力と向き合い、折り合いをつけることで成熟し、賢くて愛に満ちた「内なる神の自己」という宝物と出会えるのです。ガイドはこのレクチャーで、そうした熱望に従って内面に眠っている力を解き放つ方法を説いています。

 

・より拡大され、満たされた意識状態への熱望

人は誰でも、深い熱望が内面にあるのを感じています。

その熱望は、より充実した意識状態や、もっと大きな潜在能力があるはず、と感じるために生じます

 

ところが、人間のマインドに常に存在する二元性のため、この「熱望」は混乱を招きます。

なぜなら、人間は現実を「あれかこれか、善か悪か、正か誤か、白か黒」に置き換えて見るからです。

 

このような二元的な見方では、現実の断片しか捉えられず、完全な真実を見い出せません。

二元的な見方が捉える以上のものを、真実は常に包含しているのです。

 

この混乱から抜け出す方法は、まず、現状を受け入れ、二元性を超える一歩を踏み出してはじめて見つかります。

「人生は完璧でなければならず、完全な状態で与えられなければならない」という要求が、問題を生んでいるのです。

 

その要求を探っていくと、「望まない体験を取り除いてくれる、愛に満ちた権威者がいない」と言って、怒ったり、恨んだりしている自分に気づくでしょう。

 

この本はローワーセルフ(低次元の自己=エゴ、インナーチャイルド)を進化・成長させて、「内なる神としての自己」に出会わせようというもくろみのもとに作られていますから、この記事を読んでる最中にも、エゴがざわざわし、インナーチャイルドがイライラや眠気を発生させているかもしれません。

 

ローワーセルフは、富や人生のパートナーがその探求の旅の報酬として与えられるならば、張り切って取り組もうと思うでしょう。

 

ところが、この本は冒頭からこの本で得られる宝物は、「内なる神としての自己」ですと表明しているのです。

 

「それにどんな価値があるのか?そんなものに出会って、なんかいいことがあるのかな?」とか、「試練なんか嫌だ。安全圏に留まっていよう!」というエゴの囁きが聞こえてきそうです。

 

それは「人生は完璧でなければならず、完全な状態で与えられなければならない」というスローガンを掲げ続けていたいローワーセルフ(エゴ、インナーチャイルド)の思いがあるからです。

 

そこでわたしたちは迷うのです。「富も人生のパートナーシップもほしいかもしれない。でも、もっと大切なものが待っている感じもする。だけど、それがなんだかわからない。どうしよう・・・」という感じで。

 

そして、「内なる神の自己」と反対側の外側の世界に、富やら人生のパートナーやらなんだかわからない自分を探しに出かけてしまうのです。この迷い道にハマると、ほんとうの熱望に気づくまで、苦しいパターンを繰り返し経験させられることになります。

 

そんなのゴメンだと思うかもしれませんが、これは「人間ゲーム」のルールなので従うしかありません。

少しこのゲームに慣れてくると、富もパートナーも外側の世界で見つけられそうな自分も、「内なる神としての自己」から巧妙に意識を反らせるためのトラップに過ぎないことがわかります。

そいう仕掛けがある方が、全知全能の神が自分を忘れて「人間ゲーム」に、ハラハラドキドキ夢中になれますからね。

 

外側の世界にほしいものを求めて探しにいくのも、それが楽しいうちはよいでしょう。

でも、それが虚しく感じられたら、そろそろ、ほんとうの宝物である「内なる神としての自己」を、内面の世界に探しにいく潮時です。

 

その第1歩を踏み出したいあなたは、まず、いまある現状を受け止めましょう。

「内なる神としての自己」探しを現実逃避の口実にすると、やはり、エゴに振り回されて、混乱します。

 

「道」に迷わないために、まず、「いま、ここ、現在の自分」にグラウディングすること自身の選択を信頼することは必須です。

 

自身の選択に不安が発生する場合は、「人生は完璧でなければならず、完全な状態で与えられなければならない」というスローガンに惑わされていることに気づきましょう。

これは、未熟なローワーセルフが「人間ゲーム」をノーリスクでやるため設定した、間違った思い込みなのです。

 

「人間ゲーム」に「完璧でなくてはいけない」とか「完全でなければいけない」とかの制限はありません。

こんな制限を足かせにしてしまうから、自分の選択に不安が出るのです。

ほんとうはもっとシンプルで、生き残ってさえいれば、「人間ゲーム」に参加し続けられます

死んでしまったらそこでゲームオーバーです。

 

未来を創造するのは、「いま、ここに在る自分」の選択です。

最低限生き残ることが攻略できたら、次の段階である「価値ある人生を見つけること」は、「内なる神の自分」に任せた方がうまくいきます

ローワーセルフは「生き残ること」に優れ、「内なる神の自分」は「価値ある人生を見つけること」に優れています

こちらは、ほんとうに「全知全能」ですから。

 

こうして見ると、ローワーセルフにそそのかされて外側の世界に富や人生のパートナー探しに奔走するよりも、「内なる神としての自分」との信頼構築を優先した方が、すべて手にできる戦略だとは思えませんか?

 

次回は「ジョン・レノンのホロスコープリーディング」を、次々回は「自分を愛せなくなってしまった人へ」の解説を、その後に「パスワーク」の解説を予定しています。

 

わたしのサロン、リブラライブラリーではあなたの心のしくみをホロスコープで解説し、心の制限、葛藤が引き寄せる現実問題にセルフヘルプで立ち向かえるようサポートします。

 

詳しくはこちら をご覧ください。

 

新メニュー(月の欲求・土星の制限の観念書き換えワーク、

キローンの苦手意識を強味に変えるワーク)が加わりました。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。