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自分を愛せなくなってしまった人へ―自らに光をともす29の方法
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こんにちは、リブラです。今回は、ティール・スワン著「自分を愛せなくなってしまった人へ」の解説の続きです。
・あらゆるものが「波動」で見える世界
ティールは自身のサイキックな能力が、孤立を生み、不運な出来事を引き寄せたと思って避けてきました。
生まれながらに持ったその能力が、両親に理解不能な印象を与え、虐待者<ドック>をメンターにさせてしまうきっかけになったと、彼女は思い込んでいました。
ティールは、生まれ持った自身の能力とその自分を嫌い、愛せなかったのです。
ティールの目には、いったいどんな世界が映っていたのでしょうか。
ティールにとってこの物質世界は、確かな「波動」として認識され、「個体」の方が幻影に見えていたのです。
一般的には、「個体」を五感で感じられるとき確かものとして認識しますが、ティールにとって1番自然にダイレクトに感じる情報は、「波動」だったのです。
だから、両親が我が子としてティールを愛しているのを感じていても、彼女の反応に困惑している感情(波動)の方を強く感じてしまったのです。
両親が理解できるふつうの子として弟が生まれ、両親が心底喜んでいる波動を感じて、ティールは子どもらしい嫉妬心さえ湧かず、<ドック>の恐怖の虜になるのを自分に許してしまったのです。
通常では忘れられてしまいますが、ティールが感じるこの感覚(波動の方が、物質よりもダイレクトに感じる感覚)は、誰でも日常で体験しています。
例えば、どんなに大好きな食事を出されても、心配事でいっぱいのときは、食事の味よりも心配事のイメージに引き込まれ、その感情をリアルに体感します。そのとき食べたものの味は、覚えていないか、まずい、と感じることでしょう。
ほんとうは、わたしたちもティールと同じように、感情の「波動」を強く感じているのです。
ところが、「波動」は見えません。物質次元に長く同じ形で残りません。
だから、家族や社会の共通認識の情報としては、「個体」で存在するものが1番確かなものとして、重要視されるようになったのです。
幼いティールは、これがわからず、混乱していました。
そして、虐待者<ドック>から逃れて成人になると、そのトラウマだけが癒されずに残り、わからないのに無理して「形ある幸せ」を求めました。
「形ある幸せ」を手に入れても幸せを感じられないのは、他の「形ある幸せ」が必要なのだと、また探すことに奔走してしまったからでした。ティールは「形ある幸せ」を探すたび、「不幸」な感覚と欠乏感でいっぱいになっていきました。
ほんとうは、ティールに疎まれた「サイキックな能力にトラウマを持つ幼いティール」が、愛(共感)を求めて叫んでいただけだったのです。
1番避けていたサイキックな能力を自分のものとして承認しなければ、けしてたどり着かない「幸せ」を求めていたのです。
あらゆるものは、宇宙は、この「波動」でできていて、「波動」がエネルギーの現れる形態を決定すると、ティールは考えます。
物体は単にエネルギーの表現で、個体は多かれ少なかれ幻影であり、彼女には確かな個体として見えません。
また、身体から発しているオーラの、形・色・手触りだけでなく、音やパターンや光も感じとります。
子どもの頃、ティールは、みんなもオーラを五感で感じているものと思っていました。
彼女は潮の満ち干きや地球内部のプレートが動く音も聞こえ、満月の日はうるさく聞こえるのです。
「空気」と呼ぶ空白の空間は、ティールには見えません。
彼女にとっては、すべてがエネルギーで、その間に空間は存在しないのです。
その空間―エネルギーフィールドは、互いに溶け込み合い、互いにつながった1つの大きな存在として創造を続けるのが、ティールには見えるのです。
ティールは、こうした世界が見える自分を封印し、両親や周囲の人々と共通認識を持とうとして喘いでいまいたが、彼女が封印した子ども意識の方は、どこにも属さない孤独に苛まれました。
この孤独は、結婚でも、出産でも癒されず、ティールが「サイキックな自分」を認めることで、解消の糸口を掴むことができたのです。
わたしたちが苦しむとき、その苦しみの原因は、人間関係や経済や病気など、すでに物質世界に現れた現象として認識します。
そして、わたしたちが試みるのは、物質世界で起きたことを物質世界レベルで解消するという方法です。
これは、「いま、ここに在る自分」が手の届く範囲のものであるならば、即効性があり、有効な手段です。
しかし、それ以外のこと、自分の手の及ばない外側のことや未来のことには、物質次元に現れた苦しみを物質次元のみで解消することは、効力の乏しい手段なのです。
(物質次元を基準とする)社会のルールがわからず混乱した幼いティールと同様に、わたしたちは大人になってから、エネルギーフィールドに生きる問題に直面し、物質次元で解決しようとして失敗し、混乱するのです。
わたしたちは物質次元だけが現実だと錯覚していますが、実は、エネルギーフィールドの中で生きているのです。
物質次元を基準とする社会のルールを優先して守っていたら、必ず人間社会で幸せになれるかというと、そうではない理由がここにあります。
なぜなら、わたしたちの本質は、身体という物体ではなく、その身体に宿る魂意識だからです。
本質はエネルギーフィールドにあり、そのルールに従えば、魂意識とエゴと身体は、三位一体で「幸せ」を感じるようにデザインされているのです。
魂意識とエゴと身体の三位一体の「幸せ」でないと、わたしたちの欠乏感は埋まらないのです。
満足せずに、永遠に「幸せ」をどこかに探し続けて生きることになるのです。
魂意識は「感情」という波動を介して意識界所属のエゴとつながり、エゴも「思考」で「感情」を操って身体につながります。精神世界(魂意識)と意識界(思考・感情・エゴ)と物質界(身体)をつなぐコミュニケーションの言語は、「感情」の波動なのです。
脳科学者のジル・ボルト・テイラー博士の著書「奇跡の脳」では、脳卒中で左脳の機能を失ったときのことが、こんなふうに書かれています。
「わたしは、左脳の死に、悲しみはしましたが、同時に救われた気がしました。
瞬間を壊して連続した短い時間につないでくれる脳内時計を失い、瞬間は泡のように消えるものでなくなり、端っこのないものになったのです。ですから、そんなに急いでする必要がないと感じるようになりました。
左の脳の「やる」意識から、右の脳の「いる」意識へと変わったのです。
小さく孤立した感じから、大きく拡がるのものへとわたしの意識は変身しました。
わたしが知覚できるすべてのものは、今、ここにあるもの。それは、とっても美しい。
周囲と自分を隔てる境界を持つ個体のような存在としては、自己を認識できません。
自分が流体のように、わたしは流れている!と感じるのです。
わたしたちの間の全てのものは、空間の中で振動する原子と分子からできているわけですから。
わたしの目はもはや、あらゆるエネルギーが一緒に混ざり合っているように見えたのです」
ティールが感じている世界は、左脳の機能を失ったときのテイラー博士の体験と酷似しています。
そうだとすると、わたしたちがティールのような世界を感じられないのは、その能力がないのではなく、左脳が阻止しているせいだと言えるでしょう。
テイラー博士は、左脳の機能がないと、幸福で、焦りもなく、煩わしいことも感じなかったといいます。
左脳が死んで「いま、ここ」しか認識できないと幸福を感じ、左脳が正常に機能すると心配事や不幸な感覚で悩むことになるならば、左脳の思考が悩みをこしらえているということが明らかになります。幸せは右脳思考にあるということです。
誰しも自身の右脳に、幸福の根源を持っているのです。この機能を使わなかったら、もったいないですよね。
ティールが自分を愛するプロセスで実践し見つけてきた方法も、このエネルギーフィールドに働きかける目的のものですが、基本的には左脳の刷り込みを外してほんとうの自分を解放する―左脳思考脱却のワークです。次回から、少しずつ紹介していこうと思います。
次回は「閃く経絡」の解説の続きを、次々回は「ジョン・レノンのホロスコープリーディング」を、その後にティール・スワン著「自分を愛せなくなってしまった人へ」の解説の続きを予定しています。
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最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
