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閃めく経絡(ひらめくけいらく)―現代医学のミステリーに鍼灸の“サイエンス”が挑む!
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こんにちは、リブラです。今回は、閃めく経絡の解説です。
29.陽明経-消化管の経絡
陽明胃経は、鼻翼の外側に起こり、口、下顎、耳の前などを通って額中央に至る(承泣・地倉・頬車・下関・頭維)。支脈は鎖骨のくぼみ(欠盆)に入り、横隔膜を貫いて胃に属し、脾に入る(乳中・乳根・不容)。下降する脈は胸部、腹部から大腿、下腿の全面を通って足の第2指外側に至る(天枢・髀関・足三里・豊隆・厲兌)。
中医学で胃は、「食物の腐熟を制御し、体液の源」と呼ばれ、西洋医学の胃と一致させるのはやや難しい。
胃は食物を消化液と混ぜ合わせるタンクのような場所で、消化を促進し滞留した食物がバイ菌で腐敗しないように酸が注入される。
このため胃の表面には粘膜でコーティングされ、保護されている。
小腸は腐熟作用の最前線となる。食物が十二指腸に入ると、膵臓から消化酵素と胆嚢からは脂肪を乳化作用する胆汁が分泌される。
最終的に食物は、曲がりくねった小腸を9メートルほど進むころは、薄いスープのようになり、ミネラル、ビタミン、糖、タンパク質、脂肪などがあらかた吸収される。
そして残るは「水分と腸内細菌」という状態で大腸に流れ込む。
この細菌は吸収の終わった食物を分解する機能だけでなく、ビタミンKを作り出す。
ビタミンKは、肝臓で生成される凝固因子には欠かせないビタミンである。
大腸の主な働きは、腸内細菌に促されてセロトニンなどのホルモンをつくることや、消化管に放出された水分を吸収して糞便へと腐熟していくことである。とキーオン氏は言っています。
消化管は食べ物がベルトコンベアーのように流れる化学工場みたいですよね。
胃液の主成分はタンパク分解酵素のペプシンと塩酸で、それもPH1.5~2.5。
これはどくらの酸性度かというと、雑巾にポトリと落とすと穴が空くようなレベルです。
こんな危険な液体を厚さわずか1mmの粘膜とその表面を覆う粘液が守っているのですから、驚きです。
ちょっとした胃の炎症で、激しい痛みが襲ってくるのも当然ですよね。
炎症で爛れた傷口に、タンパク分解酵素のペプシンやら塩酸がしみ込んでしまうのですから。
意外と知られていませんが、タバコが胃酸を増やしてしまうのはご存知でしょうか?
空腹時にコーヒーとタバコという最悪なコンビを摂取してしまうと、わずか1mmの粘膜は、かなりダメージを受けることでしょう。
ヨーグルトでもいいし、牛乳でもいいので、乳製品で胃液の酸度を下げやペプシンを消費させてから、コーヒーやタバコをとると、粘膜が守られます。
十二指腸で分泌される胆汁や膵液は、アルカリ性なのでちょうどよく胃液の絡んだ消化物を中和してくれます。
たった70gくらいしかない膵臓がつくりだす消化酵素は、消化の要です。
糖質分解酵素のアミラーゼ、タンパク分解酵素のトリプシン、キモトリプシン、エンテロキナーゼ、カルボキシラーゼ、脂肪分解酵素のリパーゼ、核酸分解酵素のヌクレアーゼ。これらの膵液の主成分が食物を分解して、小腸で吸収しやすくしてくれるのです。
そして、小腸(空腸・回腸)の絨毛上皮がタンパクはアミノ酸にして、炭水化物はブドウ糖やガラクトースや果糖として、脂肪はモノグリセリド、脂肪酸、コレステロールなどに分解しながら吸収します。
これらの栄養は、小腸の静脈に入り、門脈を通って肝臓に送り届けられます。
吸収が終わった消化物は、回盲弁を通って大腸(盲腸)に流れ込み、上行結腸⇒横行結腸⇒下行結腸⇒S状結腸⇒直腸⇒肛門というルートで、徐々に水分を吸収されて糞便として排泄されます。
消化と吸収だけでも、これだけのことが身体の中で毎日休まず行われているのです。
わたしたちの身体の細胞たちは、勤勉に黙々と働く素晴らしいチームではないでしょうか?
わたしたち人間は、小宇宙とも呼ばれる身体の細胞たちの主人なのです。
本来ならば、誰しも小宇宙の主人たる自覚を持ってリーダーシップを取り、この細胞たちの運命を引き受けて、自分らしい幸せな生き方をして応えるようにデザインされているのでしょう。
細胞たちの献身的な働きに応えてあげられるような、素敵な人生を歩みたいとわたしは思います。
次回は「しし座キローンのヴォイス・ダイアローグ」を、次々回は「さとりをひらくと~」を、その後「閃めく経絡」のお話しの続きを予定しています。
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