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閃めく経絡(ひらめくけいらく)―現代医学のミステリーに鍼灸の“サイエンス”が挑む!
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こんにちは、リブラです。今回は、閃めく経絡の解説です。
27.厥陰経-肝
中医学の『黄帝内経素問』で、肝は将軍とされ、すべての命令は「肝」から発せられる。
中医学では、「肝は血を貯蔵する」と言われている。
西洋医学でも、肝臓には全体の血液の10~15%が含まれていると言われ、出血や激しい運動で血液が必要なときは、約500mlを循環させる用意がある。
心臓からも、消化器系全体からも、肝臓に血液が流れ込むようになっている。
中医学では、筋肉がつりやすい人は血の不足(虚)であるとされる。
中医学では、「肝血は月経を調整する」と言われている。
西洋医学では、肝臓は凝固因子(止血に働く因子)の産生に関わることが知られている。
また、月経の前後のイライラは肝臓とヒスタミンが関わっているではないかと思われる(肝臓の病気で症状に出るかゆみは、ヒスタミンのせいだと言われていましたが、肝臓の病気に伴うかゆみは、抗ヒスタミン剤で治らないことから、別の要因(オピオイド)が絡んでいるといまは言われています)。
「肝は氣を円滑に流れさせる」「肝は感情を円滑に流れさせる」。
西洋医学では、氣を無視するため、氣については視点を比較することはできない。
しかし、ファッシア(膜・筋膜)にゆかりが深い臓器である(ファッシア伝いに氣は流れる)。
肝臓は「門脈系」を通じて腹部のあらゆる消化器に接続し、さらに靭帯を通じて横隔膜、食道、胃、膵臓につながる。
肝臓からも発生する5つの靭帯がある。
腸から門脈を通じて運ばれてくる栄養を含んだ血液を、まず、肝臓でチェックをし、毒は無毒化され、栄養はこなれた使いやすい形に合成される。これは、血液が次に向かう心臓を守るための厥陰機能(陰を陽に戻す機能)の一部である。
肝氣が滞ると下痢になりやすく、滞りが悪化すると腹水が貯留する。
精神症状は、抑うつ状態になったり、怒りっぽくなると言われている。とキーオン氏は言っています。
病院では、肝臓は沈黙の臓器と呼ばれています。1.2~1.5kgもあって、首から下の臓器の中では最大です。
ですから、少しくらいダメージがあったとしても、通常通りの働きには支障をきたさず、痛みもないため、身体の主は肝臓の病気に気がつかないことが多いのです。
いや、健康診断の数値に異常が出ていることに気づいたとしても、痛みや不都合がないため、放っておかれ、気遣ってもらえないことが多いのです。
健康診断のとき、肝機能が異常を示していますよと、ALT(アラニン アミノトランスフェラーゼ)とか、AST(アスパテイト アミノトランスフェラーゼ)とか、γGTP(ガンマーグルタミルトランスペプチターゼ)とかが高くなっているのを見せられても、へっちゃらで、お酒を飲んだり、脂肪の多いものを過剰に摂る習慣を改めない人が、たくさんいます。
これらの検査項目は、逸脱酵素で、細胞が壊れて中身が出てきてしまったときに、高値を示すのです。
簡単に言えば、その生活習慣で、これだけの細胞が壊れていますという指標なのです。
ところが、肝臓という臓器は、大きいだけでなく、再生能力もピカイチで、壊されても壊されても新しく再生するタフなヤツなのです。
中医学で将軍というニックネームをもらうのに相応しい、強い臓器です。
だから、身体の主にまったく省みてもらえないことが多いのでしょう。
そして、徹底的なダメージを受けると、肝炎を起こし、解毒機能が低下し、代謝機能が低下して、食べたものを栄養にして使うことができなくなったりします。
肝硬変までいってしまった患者さんが、お酒を飲んでも酔わなくなったと言うのを聞いたことがあります。
これは、飲んだアルコールをほとんど分解できなくなっているのではないかと思います。
肝硬変になると、血液検査のALTやASTやγGTPが正常値になってしまうという、不思議な現象が起きます。
ほんとうは不思議でもなんでもなくて、もう、壊れて中身の酵素が出てくるような生きた肝臓の細胞が、ほとんど存在しないから、低め安定の数値になっているだけなのです。
そんなときは、ChE(コリンエステラーゼ)という検査項目のデータを見ると、一目瞭然です。
コリンエステラーゼは、肝臓でのみ作られる酵素なので、これが低下していたら、例え他の肝機能検査が正常値であったとしても、それは真の意味の正常ではなく、壊れることのできる細胞が激減したために正常値を示したに過ぎず、かなり深刻な病状なのです。
地下鉄サリン事件が起きたとき、事件の被害者の運び込まれた病院の医師が、たまたま、わたしが勤務していた職場にアルバイトに来ていて聞いたのですが、コリンエステラーゼが人間の値とも言えないほど低下していて、肝臓のダメージが著しい猛毒なのだということを知り、背筋が寒くなったのを覚えています。
肝臓は心臓や脳を守るために、危険な物質を捨て身で解毒処理します。
こんな健気な活躍を黙々としている肝臓さんに、良質のタンパク質摂取とアルコールのお休みの休肝日と十分な睡眠時間をとって、長く健やかに働いてもらいましょう。
次回は「ノストラダムスのホロスコープリーディング」を、次々回は「さとりをひらくと~」を、その後「閃めく経絡」のお話しの続きを予定しています。
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