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閃めく経絡(ひらめくけいらく)―現代医学のミステリーに鍼灸の“サイエンス”が挑む!
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こんにちは、リブラです。今回は、閃めく経絡の解説です。
26.太陰経-足太陰脾経
足太陰脾経は、足の第1指の内側端から起こる(隠白⇒大都⇒太白⇒公孫)。
内くるぶしの前を通り、脛骨の後ろに沿って下腿を上がる(三陰交⇒陰稜線)。
膝から大腿前内側を経て腹部に入り、脾に属し、胃に入る(血海⇒箕門⇒衝門)。
衝門は大腿動脈の拍動が感じられるところにあり、ここから腹部に入っていく。
脾・膵経の治療のケースでは、4週間性器出血が止まらない、閉経後の女性の症例がある。
患者の顔色は土色で、弱々しく、やたら要求が多いたちであった。
精密検査はすべて正常で、婦人科医はホルモンの注射を打って、家に帰すように言っていた。
しかし、この婦人は鍼灸治療に喜んで同意したので、「足三里」と「三陰交」への鍼を施したところ、4週間ぶりに出血が止まった。
このケースは、西洋医学では原因不明の出血であったが、中医学にすべての答えがあった。
「脾臓の虚」による異常なセロトニン代謝が現れていた(⇒セロトニン不均衡が原因の精神不安からくる要求の多さ)。
土色の顔色は弱った微小循環が原因で、出血は「トーヌス(血管の収縮)」が保てないために、血管内皮細胞が血小板機能を抑えたのが原因だった。とキーオン医師は言っています。
病気の原因を突き止めるのは、推理小説の犯人探しのようです。
症状が特徴的な病気よりも、圧倒的になんだかよくわからないものの方が多いのです。
だから検査をして手がかりを得るのですが、これにも制限があり、疑わしいもの全部を1度に検査できないしくみになっています。
この病名だったら、この検査をしてもいいけど、他のはダメとか、保険点数が低いのはOKだけど、高いのから検査してはダメとか、色々縛りがあるのです。医療費が高くならないように。
ときどき、意味不明に、保険が通らないこともあるようです。
アルコール依存症の診断名がついているにも関わらず、膵炎検査の保険請求が通らなかったり(酔っ払いが、保険を使って検査するのが、けしからんということですかね)、内視鏡患者に使う新製品の腸洗浄の下剤の保険が通らなかったり(新製品に保険点数がついているのを審査する側が知らなかったのでしょうかね)。
できる検査も限られているし、患者さんの症状を聞いたり、外側から診ただけで病気を的確に見定めるのは、西洋医学ではなかなか困難なことなのかもしれません。
病名がはっきりするころには、自然治癒で治ってしまうケースも、けっこうありそうです。
抗生剤なども、抗菌スペクトルが広い薬剤が多いので、なんの菌なのかわからなくても、ほとんどの菌に効くようにできています。
医師を悩ませるのは、どのカテゴリーに当てはまらない症状を訴え、どの薬を処方しても改善見られず、検査は異常なしの、今回キーオン氏が関わったようなケースでしょう。
患者さんの訴える症状の緩和を目的として、自然治癒を待つ方法を対症療法といいますが、これを姑息的療法と言うそうです。なんだかズルい感じのする言葉ですね。
でも、訴えのある症状に対する治療というのは、西洋医学がずっと取ってきたやり方です。
緊急性や即効性が要求される病状だったら、西洋医学が1番適していると思います。
けれども、長い視野で体質改善から病気を治すことを考えるときは、中医学に軍配が上がるでしょう。
西洋医学と東洋医学がそれぞれ相補的に融合して、治療の現場で信頼して使われたら、理想的ですね。
そんな未来が早く来るといいな、と思います。
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