こんにちは、リブラです。

今回は、ノストラダムスの1室(本人のハウス)の解説です。

 

https://www.astrotheme.com/

このサイトの「celebrty search」欄に「nostradamus」で検索をすると、ノストラダムスのホロスコープを見ることができます。

 

ノストラダムスの1室(本人のハウス)は、おひつじ座3度で始まり、おうし座15度で終わります。

このハウスには主要な星の存在はありません

 

1室(本人のハウス)の始まりの点は、アセンダント(Asc)と呼ばれています。

このアセンダントの点がある星座を読むことで、その人のキャラクターがどんなものかわかると言われています。

 

よく占星術の本で、星座のイメージの容姿を当てはめているものがありますが、すごくそれらしい人もいれば、ぜんぜんそんな感じのしない人もいます。

 

わたしの末の弟と妹は、二卵性双生児でホロスコープはうり二つですが、容姿はまったく似ていません。

ただ、キャラクターは似ている所が多々あります。

 

生まれた時間と場所で、アセンダントが決まることから、わたしは先天的に授かるエゴマインドのキャラクターだと推察しています。

 

エゴは、未熟なところからスタートし、魂意識に抵抗したり、導かれたりしながら、その人生の一番の高みであるハイヤーマインドMC(10室の始点)を目指します。1~9室までの分野を経て、社会的舞台で活躍できるまでに成長させるのです。

 

どんなに成熟しても生まれ持ったキャラクターは、生涯変わりません。その成熟度に合わせたエゴマインドに進化していくのです。

 

わたしは年齢によって変わっていく容姿をアセンダントでみるよりも、先天的に授かったエゴマインドが、どんな進化成長を遂げているかな?と思ってアセンダント星座のキャラクターを読むことに興味があります。

 

医師であり、占星術師であり、詩人であるミシェル・ノストラダムスは、1503年12月14日(ユリウス暦)、フランスのプロバンスで生まれました。

 

日本では、「1999年に恐怖の大魔王が降ってくる・・・」という五島勉著「ノストラダムスの大予言」で、「ノストラダムス」という名前がすっかり有名になりました(ノストラダムスの予言本が20世紀の日本で旋風を巻き起こすなんて、彼自身、予想もしていなかったことでしょう)。

 

この「ノストラダムス」という姓の由来になった「ノートルダム」は、「聖母マリア」を意味します。

ノストラダムスの父方の曽祖父が、ユダヤ教からキリスト教に改宗する際、意図的にこの姓を名乗るようになったのです。

 

勢力を増すキリスト教のパワーの下で、彼の曽祖父は、ユダヤ人としての素性を隠すために改宗をして、姓もキリスト教徒が好む名前に変えて隠れ蓑としたのです。

 

そんな背景でこの世に生を受けたノストラダムスは、宗教戦争暗黒時代の中、ユダヤ教徒でもなければキリスト教徒でもない、自由な発想の持ち主だったように思います

 

自由奔放で恐れを知らないチャレンジャーのおひつじ座のエゴマインドを持ち、逆境から頂点を目指す「下克上スイッチ」搭載のやぎ座太陽と水星とMC(10室始点)が重なり合う位置のホロスコープ。

 

型破りでやんちゃなチャレンジや冒険を望むエゴマインドが、用意周到に着実に権力の階段を登り、フランス王妃カトリーヌ・ド・メディシスと王の愛妾ディアーヌの両方のお抱え占星術師にまでなったのか、と思うと、おひつじ座のチャレンジ精神が、やぎ座の下克上精神に育てられ、無謀な冒険でエネルギーの無駄遣いをせずに、王室御用達占星術師の座を手に入れたプロセスが見えてきます。

 

ユダヤの血筋が混じっていることを隠さなければならないご時世の中、わざわざ国家の中枢まで乗り込んで、見事に王妃と王の愛妾の心を掴み、アンリ2世の信用を勝ち取ってしまうところは、やぎ座MCがおひつじ座エゴマインドに、策士教育をしながら目的意識を持たせ、王室という未知の世界への冒険をサポートしたのでしょう。

 

素性がバレたら抹殺されるかもしれないスリルが、おひつじ座のエゴマインドを活気づかせ、おひつじ座には興味の湧かない王室入りの行動に駆り立てたはずです。

 

ペストが流行したとき、当時の医師たちが尻込みした現場に、率先して治療に向かったのも、進化したおひつじ座のエゴマインドが駆り立てた行動とすると、頷けるのです。

 

おひつじ座は、みんなが怖くてできないことを奇跡的にやり遂げてしまう星座キャラクターを持っています。

 

神々にもできない速さで火炙り寸前の子どもたちを救出し、神さまに最も愛されて、筆頭に天に上げられた唯一無二の金毛羊が、おひつじ座のイメージキャラクターです。

 

そして、おひつじ座の支配星は火星(男性性、モチベーション)です。モチベーションが上がるものに、一足飛びに向かいます。

 

ノストラダムスのアセンダント星座おひつじ座の支配星火星があるのは、4室(基盤のハウス)で、かに座火星です。

 

かに座は自身の蟹の甲羅の内側と認定する人・物・環境を、自分の身と同じように愛します。

ノストラダムスにとっては、診療に当たる患者や占星術のクライエントや自身の家族のためなら、たとえ火の中・水の中でもという情熱の持ち主だったことでしょう。

 

ノストラダムスが王室の仕事を引き受けたのは、あまり王室から大切にされていない地域(宗教弾圧にさらされいる地域)に住んでいたため、そこの住人たちの生命を守りたくて、危険を承知でお抱え占星術師になったという説もあります。

 

そんな話を踏まえて、おひつじ座アセンダントを眺めると、やんちゃで好戦的なおひつじ座の未熟キャラ~危険を顧みず絆あるものを守ろうとする行動力のある医師キャラまで、その人によってバリエーションの広がり・進化度が、様々だなと思います。

 

次回は「悟りをひらくと~」の解説の続きを、次々回は「閃めく経絡」の解説の続きを予定しています。その後、「ノストラダムスのホロスコープリーディング」を予定しています。

 

わたしのサロン、リブラライブラリーではあなたの心のしくみをホロスコープで解説し、心の制限、葛藤が引き寄せる現実問題にセルフヘルプで立ち向かえるようサポートします。

 

詳しくはこちら をご覧ください。

 

新メニュー(月の欲求・土星の制限の観念書き換えワーク、

キローンの苦手意識を強味に変えるワーク)が加わりました。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。