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閃めく経絡(ひらめくけいらく)―現代医学のミステリーに鍼灸の“サイエンス”が挑む!
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こんにちは、リブラです。今回は、閃めく経絡の解説です。
26.太陰肺経-脾陽-膵臓
膵臓と脾臓十二指腸から生じる。膵臓が先に生じ、脾臓が帽子のように覆う。
膵臓は、前腎傍腔(太陰)に位置し、その先端は腹膜腔(厥陰)に位置する。
膵臓と脾臓は、動脈の血液供給である脾動脈を共有し、同じ静脈へ排出する。
脾臓は膵臓の幹細胞を含み、膵臓内部で別の脾臓「副脾」が見つかることがある。
膵臓の線に沿って脾臓は伸びていくからだ。
中医学の脾は混乱を招く(膵臓が存在しないので)。
脾臓と膵臓をひとつに捉えているのなら、脾膵と呼ばれるべきだろう。
しかし、わたしは膵臓が間違いなく脾陽であると考えている(脾の「陽=火」の働き)ので、そう呼ぼう。
膵臓には2つの機能がある。
1つは酵素(消化性の火)を提供し、食物を分解すること。
もうひとつの機能は、食物の糖を「輸送」させるためにホルモン(インスリンとグルカゴン)を提供することである。
とくに、インスリンの働きである細胞に糖を取り込む作用は重要で、いくら血液に糖が溢れていても、このインスリンがなければ、細胞はこの糖を利用できず、尿に排泄されてしまう(糖尿病)。
膵臓の2つの機能を制御する最も重要なホルモンがセロトニンで、セロトニンは脾臓、脾(中医学の脾臓)、膵臓をつなげる。とキーオン医師は言っています。
脾臓は古くなった血球や細菌を捕縛して破壊する所で、摘出されても大きな障害が出ない臓器と呼ばれています。
胎児期は造血を担っていましたが、誕生すると何かをつくることはなくなり、破壊のみが働きになるのです。
それに対し、膵臓は、インスリンを生産できる唯一の臓器であり、糖やタンパクや脂肪の分解酵素も生産しているのです。
膵臓の機能なしでは、食物から栄養を取り込めないので、生きていくことができません。
このようなアクティブな働きから、キーオン氏は膵臓を脾陽と呼び、脾臓を脾陰と呼んだのでしょう。
学生の頃、膵臓の組織標本を作って初めて顕微鏡で覗いたとき、ひどく失望したのを覚えています。
膵臓は重要な臓器なので、そこの「ランゲルハンス島」と呼ばれる細胞で、生産されるインスリンやグルカゴンのことは、耳にタコができるほど聞いていました。
膵臓の切片をホルマリン固定⇒パラフィン包埋⇒ミクロトームで薄切⇒染色⇒鏡検という工程を経て、やっと「ランゲルハンス島」を探しに行ける!と、ワクワクしたものです。
ですが、探しても探しても、顕微鏡下の世界にそれらしきものが見つかりません。
青紫のヘマトキシリンの色素で、細胞核はくっきり染まっているし、エオジンの色素で細胞質も華やかなピンク色に染まっているのに。
染色で失敗したように思えないのに、見つからない。
かの有名な「ランゲルハンス島」はどこ?
教えてもらって、拍子抜けしたのは、くっきりばっちり染まっている方の細胞ではなく、なんとなく薄ぼんやりと抜けたように染まっている細胞群が「ランゲルハンス島」だったのです。期待し過ぎてがっかりしました。
どうも、見た目と思い込みに振り回されるのは、人間の悲しい性です。
薄ぼんやり染まったミクロの「ランゲルハンス島」のおかげで、細胞に糖が供給され、エネルギーが回って生命活動ができるのです。
小さいけれどスゴイ島です。
消化管の蠕動運動とも関係が深いセロトニンは、脳内で分泌する方のセロトニンは、気持ちを穏やかにさせるホルモンで、セロトニンが欠乏すると眠れなくなり、うつ病になります。
精神科に勤務していた頃、うつ病の患者さんのほとんどが、カマ(酸化マグネシウム)と呼ばれる便秘薬を飲んでいたのは処方されている向精神薬のせいなのか、と思っていましたが、消化管に分泌されるセロトニンも足りないからなのかもしれません。
血糖を上げるグルカゴンや血糖から細胞に糖を取り込み血糖を下げるインスリン、糖・タンパク・脂質の分解酵素をつくり出す膵臓が、セロトニンに制御されているということは、穏やかでのほほんとくつろいだ気分で食事しないと、せっかく食べたものも、よいエネルギーに転換されにくいのかもしれません。
食べものを味わう喜びの時間を、ちゃんととってあげることも、心と身体に対する愛ですよね。
そんな日常のくり返しが、心と身体の信頼関係をつくるのでしょう。
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最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
