こんにちは、リブラです。今回は、閃めく経絡の解説です。

 

26.太陰肺経-脾臓-奇妙な臓器

中医学では

「脾は意を蔵す」「脾は、血をつつむことをつかさどる」「脾は食物の変換と輸送を制御する」とされている。

 

西洋医学では、12.5×7.5×2.5cm、200gの臓器で、

消化管から生じ、消化管と同じ所から血液供給を受ける。

消化に関与していない血液が肝臓に流れる唯一の臓器。

 

胎児期は造血。誕生してからは、赤血球・白血球・血小板の寿命を見分けて、古いものは破壊し、細菌をマクロファージ(貪食細胞)に食べさせて除去する。

 

西洋医学で脾臓は、消化に関与しない。膵臓は、尾部で脾臓と隣接し消化に関与する。

 

中医学では脾が「食物の変換と輸送を制御」し、膵臓は存在しないことになっている。

 

中医学では、脾臓と膵臓がひとつの臓器として扱われているようだ。とキーオン医師は言っています。

 

キーオン氏は、脾臓が消化管から発生しているのに消化に関与せず、脾臓を摘出しても大きな害がすぐ起きない臓器である点を「奇妙な臓器」と言っているようです。

 

わたしが脾臓のことを初めて知った学生のとき、奇妙に感じたのは、胎児のときは造血という大きな役割を果たしながら、誕生した後は他の臓器ほど必要不可欠な存在でなくなり、それにも関わらず、癌が原発しない唯一の臓器である点でした。

 

摘出しても大きな害が及ばない臓器なのに、癌が発生しないなんて、なんとも皮肉な話だと思ったのです。

 

その種明かしは、この臓器が血液の関所のような場所だからです。

脾臓に流れ込むと、赤血球も白血球も血小板も、通してもらえるか緊張するのだろうなと思います。

 

もう、寿命でお払い箱の烙印を押されると、ただちに破壊されてしまうのです。

貪食細胞のマクロファージも、ゴミや細菌が血液に流れ込まないように全部食べてしまおうと、虎視眈々狙っているのです。

たぶん、身体の中でも通過審査が厳しい場所で、審査に引っかかることはその細胞の死を意味するのでしょう。

 

わたしがこの本で中医学と西洋医学の違いを読んで、違和感を覚えたのは、「脾は重要で、膵臓は存在しない」という点です。

 

西洋医学は、脾臓の摘出の害は少ないとされ、急性膵炎は死のリスクが極めて高い病気だからです。

 

膵臓は消化酵素をつくる要の臓器であり、血糖値上げるグルカゴン、血糖値下げるインスリン、などの血液や細胞の糖の取り込みに必要なホルモンをつくり出す大切な臓器なのです。

 

消化酵素をつくる臓器なので、急性膵炎では、つくり過ぎた消化酵素で膵臓自身が溶けてしまうこともあります。

 

たった70gぐらいだけれども、存在感ばっちりの臓器です。

その膵臓がないことにされてしまうなんて、変だぞ!と思いました。

 

でも、発生学から見ると、ことごとく一致する中医学なので、消化管から脾臓は発生し、膵尾部を隣接していることからも、別臓器とみなさないで、ひとつと考えれば、納得がいきます。

 

中医学を最初に考えた賢人は、解剖学的な身体の見方をしていないのです。

 

どうやって知ったかはわかりませんが、胎児の身体がつくられるプロセスに従って、身体と臓器のつながりを考え、氣の流れもそれに従っていることを見つけていたのです。

 

膵臓と胃がある場所は外側から見るとみぞうちのあたりで、太陽神経叢チャクラがある場所でもあります。

身体のエネルギーが生まれる所という点では、太陽神経叢チャクラも中医学の脾も一致しているようです。

 

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