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閃めく経絡(ひらめくけいらく)―現代医学のミステリーに鍼灸の“サイエンス”が挑む!
3,024円
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こんにちは、リブラです。今回は、閃めく経絡の解説です。
25.少陰経―副腎と腎―アドレナリン
「腎の神(志)は、意志力と生存本能を支配する」―『黄帝内経素問』第5章、紀元前200年
腎は、ホルモンの源と体内の液体の制御者というだけでなく、恐怖が生じる最初の場所でもある。
すべてのホルモンは、感情的及び心理的健康状態と深くつながる。
ホルモンは我々の脳の延長のように働く。
神経は臓器に何をするべきかを伝え、同じように、臓器は神経に影響するホルモンを産生する。脳と身体、精神と身体の区別は、我々が生み出したものであり、現実にはそのような区別はない。
アドレナリンはその最たるものだ。
それは心臓を早く鼓動させるだけでなく、精神的に警戒させ、たやすく攻撃またはパニックへと駆り立てる。
「闘争・逃走反応」の間、身体にあるほとんどすべてのアドレナリンが副腎髄質から生じている。
パニックの感情は脳にあるのか、それとも身体にあるのか?
パニック発作では、発汗や動悸や動揺が先で、怖いと意識で自覚するのは、それらの症状が身体に現れるからである。
問題がすべて頭の中にあるというわけではない。
リスクに立ち向かい、意志力を調整するドーパミンのほとんどは、副腎髄質で作られる。
中医学では恐怖は、「腎」によって生み出され、扱われる感情であるとされる。とキーオン医師は言っています。
大昔だったら、感情という目に見えないものの在り処はわからず、制御不能なものだったでしょう。
でも、現代では、それはホルモンや神経伝達物質のやり取りで発生していることが、わかってしまいました。
だから、感情は制御不能なものなのではなく、慣れてくれば切り替え可能なのです。
こんなことを言うと、「人間は感情の動物」と思っている人々をがっかりさせそうですが・・・。
麻薬で一時的な幸福感を得ることもあります。
過去を思い出して、幸せを懐かしむことあります。
現実には体験しないようなことを夢の中で見て、幸せな気分になることもあります。
わたしたちの脳は、現実ではないことでも幸せやその反対の不幸な感情を感じたりして、結構、かく乱させやすい臓器なのかもしれません。
わたしは、アドレナリンやノルアドレナリンの「闘争・逃走反応」で、怒りや不安に掻き立てられることやドーパミンで興奮ややる気が起きること、セロトニンはノルアドレナリンに拮抗して安らかに・穏やかにさせて眠りに導くことを知ってしまったら、感情に振り回されるのがバカバカしくなりました。
ある意味、これらの神経伝達物質は、映画の効果音やバックグランドミユージックみたいなのです。
過去に怖い目に会ったとき見たものや状況が似ているものが目の前に現れると、勝手に心臓が波打ち、冷や汗がでて、不安な気持ちを演出するのです。
安全で落ちる心配のない展望台に、高所恐怖症の人が上がったとしたら、頭では安全だと思っていても、アドレナリンやノルアドレナリンの分泌のせいで、動悸や震えが身体に出て、さらに恐怖の感情の暴走が続いてしまいます。
まるで、自分で感情を煽って苦しんでいるみたいです。
ほんとうは、あらゆる危険から守るために、恐怖で知らせて「闘争か、逃走」のどちらかの行動を、素早く行うためのシステムだったのです。
それがいまでは、人目や評価や失敗や損失など、直接生命の危機に関係ないもので、1日中警報を鳴らしているようになってしまったのです。襲いかかる猛獣も、狩りをしなければ飢える状況にも会わないのに。
だからと言って、感情を抑えつけて感じないようにするのは、得策ではありません。
感情は一種のエネルギーですから、抑えて溜めた分だけどこかで爆発することもあります。
感情を抑えると喜びの感情も失せてしまい、生きる意欲も落ちていきます。
喜怒哀楽の感情を演出する物質が身体に備わっているということは、それを感じるのは自然なことなのです。
大切なのは「身体の主人は自分なのだという自覚です。
自分が不愉快だと思う感情に振り回されることはないのです。
不安な感情は「いま、怖い感じしていますが、何か危機が迫っていますか?それから逃げますか?闘いますか?」と、主人に尋ねているだけなのです。
だから、安全確認してあげて「生命の危機はないから、警戒態勢は解いていいよ」と心の中で言ってあげればいいのです。
さらに、ゆっくり深呼吸したり、ゆっくり水でも飲んで見せれば、「闘争・逃走反応」対策は万全です。
不安にさせたままにすると、見えない仮想敵に向かって「闘争・逃走反応」を続けるので、ストレスを身体に与えることになってしまうのです。
わたしたちは、だれしも、小宇宙を1つ任されている創造主みたいな存在です。
その小宇宙をよいリズムで動かすも、乱してしまうも、主人のコマンドにかかっています。
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