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閃めく経絡(ひらめくけいらく)―現代医学のミステリーに鍼灸の“サイエンス”が挑む!
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こんにちは、リブラです。今回は、閃めく経絡の解説です。
25.手少陰経―心の経絡ー大動脈から始まる経絡
氣は血液と同じ方向に動く。大動脈から、肺を通って、大動脈へと動く。
心臓からの経絡は、腋窩動脈へ走行する。ここから上腕動脈に沿って肘まで行き、そこから尺骨動脈に接して前腕の内側に続き、小指で終わる。
2番目の経絡は、心臓から頚動脈に沿って上に走り、顔面動脈に続いていき、顔面動脈と内頚動脈が眼のところで「吻合」する部分で終わる。
鍼灸のツボに関する金字塔『A Manual of Acupunctuer』にある「極泉」と名付けられたツボには、「腋窩動脈を穿刺しないようにする(そのツボは腋窩動脈のすぐとなりにある)」という説明がある。
「青霊」というツボには、「多くの古典で刺すことを禁忌とされる。おそらく、上腕動脈に損傷を与えるため」という説明がある。
「少海」は上腕動脈が尺骨動脈と橈(トウ)骨動脈に分かれるところにある。「霊道」から「神門」まではすべて尺骨動脈側に沿っている。
氣は最も大きな動脈に沿って最も外側へ流れようとする。
「心経のツボの心とつながる力の強さを、わたしは救急医として働いていたとき、悲劇的な形で思い知らされた。
末期の衰弱した肺癌患者のことを、ちょうど後輩の医師から相談されたとき、それは起こった。
後輩の医師は、その患者の動脈血ガス分析(酸素飽和度や二酸化炭素の量や血液PHを測る検査)をしようとして、手関節と前腕の接合部の橈骨動脈から採血できた瞬間、心電図が平坦に(心臓停止に)なり、死亡してしまったのだ。
これは『医原性死亡』(医療が原因の死亡)なのだが、西洋医学はその理由に気づかない。
不運な後輩医師は、知らずに、心臓と強いつながりのある橈骨動脈沿いの「太淵(血脈の重要なツボ)」を刺し、わずかな血液を採取するつもりが、心と肺の経絡から氣のエネルギーを抜いてしまったのだ。
既に消耗状態にあった患者は、それに耐えられなかった。
動脈に近いつながりを持つすべてのツボは、心臓に対して強力な作用を及ぼす。
わたしも、心電図のモニターを見ながらツボをマッサージして、心房細動を回復させたことがある」とキーオン医師は言っています。
通常の検査の採血は静脈なのでナースや検査技師がするのですが、血液ガスの採血は医師がすることになっていて、動脈採血は難しそうでたいへんだなと、傍から眺めていたものです。
25年間、主に急性期病院や救急病院に勤務していましたが、動脈血採血で死亡する患者さんには遭遇したことはありません。
キーオン氏の後輩の医師は、たいへん稀なケースに運悪く遭遇したのでしょう。
酸素を吸入していても酸素飽和度が上がらなかったり、血液の酸塩基平衡を保つ力さえおぼつかないときに測定がオーダーされる検査なので、この例の患者さんの命が風前の灯のような状態だったことは想像できます。
それでも、動脈沿いのツボが、いかに強力に作用するのかが、わかるケースだと思います。
氣とは「電氣」だと、キーオン氏はこの本で説明していましたが、氣が抜けてしまうと電氣のスイッチが押されて消えるように、心電図がフラットになってしまうなんて、知らないことって怖いな、と思いました。
身体はもしかしたら、いろいろなスイッチがあるのかもしれません。
C・Gユングが潜在意識の発見をしたら、人間の意識(思考・感情)の世界が紐解けて、自分の心に対する扱いが少しづつわかってきたように、経絡のことがもっと明らかになってくると、身体を「電氣」の通り道を刺激することで治療していく中医学と薬で治療していこうとする西洋医学が、相補的な関係で手を組んで、もっと効果的な医療に変わっていくのでしょう。
腕や手の動脈沿いに、心臓や肺とつながる「電氣」の配線が通っていると思うと、なんだか不思議な感じがします。
ヒーリングとかで手を当てるのは、遠赤外線効果の他に、「心」から経絡伝いに流れて手に至る「氣」のエネルギーも入っているからでしょう。
指の先から強く放射されて出てくる金色に光るエネルギーも、「氣」を帯びている感じがします。
心臓から始まり、手に至るのが、心の経絡の通り道ですから。
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