こんにちは、リブラです。
今回は、ヘレン・ケラーの9室(探求のハウス)の解説です。
このサイトの「celebrty search」欄に「Helen・keller」で検索をすると、ヘレン・ケラーのホロスコープを見ることができます。
ヘレン・ケラーの9室(探求のハウス)は、かに座29度で始まり、おとめ座5度で終わります。ここにはしし座0度の水星(思考)と15度の火星(モチベーション、男性性)があります。10室(天職のハウス)との境界線付近にはおとめ座5度の天王星(自己変革)があり、影響を与えます。このハウスは、かに座とおとめ座の間のしし座が挟まれたインターセプトハウスになっています。
しし座0度の水星は5室(至福のハウス)のおひつじ座27度の土星(現実性、観念)と90度で葛藤するアスペクトをとっています。
しし座15度の火星は6室(貢献のハウス)のおうし座13度の海王星(直感)と16度のキローン(苦手意識)のコンジャンクションと90度で葛藤するアスペクトをとっています。また、このしし座火星は、5室のおひつじ座16度の木星(チャンス、幸運)とは120度の協調するアスペクトをとっています。
9室は未知の世界を探求することをテーマにしたハウスです。人間をこの地球上の食物連鎖のトップに君臨させているのは、わたしたちの優秀な大脳の恩寵です。
この大脳が求めて止まないのが、「未知との遭遇」です。知的な新しい刺激をわたしたちの大脳は絶えず欲しているのです。だから、本でも、映像でも、音楽でも、同じもので何も新しさを感じないとすぐ飽きてしまいますよね。
「飽きっぽい」のは悪い癖のように言われていますが、大脳生理学からしたら、悪い癖ではなく自然で健康的な反応なのです。大脳にとっての物質的な栄養はブドウ糖ですが、見えない栄養は好奇心を刺激する新しい物事や情報との遭遇です。
「未知との遭遇」がある度に、わたしたちの大脳の神経細胞たちは、新しいネットワークを構築し、思考回路が巡る世界を広げさせ、意識を拡大させていきます。
9室は「未知との遭遇」の刺激によって、進化成長を誘うハウスなのです。
数秘で言えば、「9」は「1~8」までを統合する数字です。1~8室までの経験を全部使って、新たな世界の知的探求を試みる、そんなハウスだと思います。
9室星座別「好奇心をそそるもの」
9室おひつじ座なら、人間社会から離れて自然界に冒険に出る、と野生の本能が身体に目覚めます。その自分自身の変化に好奇心をそそられるでしょう。
9室おうし座なら、「上質の万物」「五感の喜び」を一緒に味わうとき、その中に潜む「本質」に好奇心をそそられるでしょう。
9室ふたご座なら、人が表現するもの、情報、会話、映像、音楽・・・フレッシュなものならなんでもが、好奇心の対象になるでしょう。
9室かに座なら、「共感が働くこと」、「自分自身と接点がどこかにあるもの」で、新しさが追加されると、好奇心をそそられるでしょう。
9室しし座なら、感動的で、驚きがあること。みんなの関心を集めているものに、好奇心をそそられるでしょう。
9室おとめ座なら、詳しく調べると、新しい何かを知ることができそうなものに、好奇心をそそられるでしょう。
9室てんびん座なら、美しいバランスが存在する新しいものに遭遇すると、好奇心をそそられるでしょう。
9室さそり座なら、神秘のベールの剥がしがいのありそうな秘密に遭遇するとき、好奇心をそそられるでしょう。
9室いて座なら、未来に対する可能性や夢のビジョンにときめくとき、その自分の変化に好奇心をそそられるでしょう。
9室やぎ座なら、過去の失敗と未来の野心を点と線でつなげ、具現化のストーリーを思案するとき、好奇心をそそられるでしょう。
9室みずがめ座なら、新しい情報によって新しいアイディアがひらめき、それを実験するとき、好奇心をそそられるでしょう。
9室うお座なら、新しい空想のイメージが降りてきたとき、そのアナザーワールドに対して、好奇心をそそられるでしょう。
ヘレン・ケラーの9室はかに座で始まります。かに座は「未知との遭遇」とは言っても、全く未知のものに出会うと警戒する気持ちが先に立ち、好奇心どころではなくなってしまいます。
だから、「未知とのものと既知のものの接点」があった方が、興味を湧くようです。
7歳のとき、サリヴァン先生がヘレンの手のひらに書く「water」という指文字で言葉に初めて出会ったとき、ヘレンは冷たい水のすでに知っている感触と、それに「water」という名前がついている新しい情報と遭遇し、探求のハウスの活性化が始まったことでしょう。
以降、ヘレンは急速に言葉を覚え、ろうあ学校で発声法も習い、ケンブリッジ女子学院、ラドクリフカレッジ(現ハーバード大学)卒業まで、ずっと学び続けることになりました。ラドクリフカレッジ卒業後は、執筆活動や講演活動に勤しむことになったので、ホロスコープどおり、ヘレンは知性の探求によって活動の力を身につけた形になります。
ヘレンがラドクリフカレッジに入学した1900年は、ヘレンの1室(本人のハウス)にいて座にトランシットの木星・土星・天王星が集結している年で、とくに、トランシットの天王星はいて座10度付近なので、5室(至福のハウス)の土星と9室の火星とは、グランドトラインを形成する恵まれた流れでした。
大学で学ぶことを楽しみながら知らない世界をどんどん吸収して、ヘレンは大きな意識変革をして、自分に自信をつけていったことが、この配置から伺えます。ヘレンが大学を卒業することや学士になることばかりを目標とすると、楽しみが犠牲になり5室のおひつじ座の木星や土星が葛藤を発生させますが、ヘレンは学ぶことにより新しい世界を知ることを楽しむことを優先したのでしょう。
だから、その結果として、大学卒業や文学士の称号を得ることになったのだと思います。聴覚や視覚の機能が失われた状態で、名門大学を卒業する努力は、並大抵のものではなかったと思います。
インターセプトハウスでしし座の水星・火星が挟まれて、思い通りに使えていない状態だったでしょうが、大学卒業後からは執筆や講演で思考能力や行動力をよく活用しているあたりは、楽しく学ぶことで自分の世界を広げて、火星や水星の使い方を覚えたのでしょう。
このようにインターセプトハウスの中に挟み込まれた天体は、遅咲の才能として発現します。
次回は「悟りをひらくと~」の解説の続きを、次々回は「のめく経絡」の解説の続きを予定しています。その後、「ヘレン・ケラーの3室」を予定しています。
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