こんにちは、リブラです。
今回も、トートタロットの考案者アレイスター・クロウリーの12室(潜在意識~集合意識のハウス)の解説です。
このサイトの「celebrty search」欄に「Aleister・Crowley」で検索をすると、アレイスター・クロウリーのホロスコープを見ることができます。
クロウリーの12室(潜在意識~集合意識のハウス)は、かに座7度で始まり、しし座8度で終わります。このハウスには天体の存在はありません。
12室は多くの占星術ファンにとって、神秘的な不可解なハウスなのでしょう。
わたしは12室に天体は持っていませんが、パート・オブ・フォーチュン(POF=アセンダント+月-太陽のアラビックパーツの公式で算出される感受点)がこのハウスにあるので、ホロスコープをかじり始めた小学生の頃から関心を寄せたハウスです。
C・G・ユング博士が潜在意識や集合意識のことを世間に広めて、やっと理解の進んだハウスになったと思います。
9室(探求のハウス)とも似て非なる部分がありますが、大きな違いは「知的探求」で入り込めない領域があり、無限に続き、個人の潜在意識から始まって、(人類を含めた)森羅万象・万物の集合意識につながっていることです。
12室は、ワンネス(集合意識)の入り口なのです。
ユング博士も晩年に取り組んでいたのは、個人の潜在意識の奥にある集合意識とのつながりでした。
共時性の一致(シンクロニシティー)は、個人と外側の世界(森羅万象・万物)を切り離してしまっては、説明不可能です。
でも、すべてが集合意識とつながっているならば、なぜ、船も飛行機もない時代から、言語も通じない離れた場所にあるにもかかわらず、似たようなストーリーの神話があり、似たような形のマンダラやシンボルが描かれたりするのかといえば、人類共通の元型がわたしたちの心の奥底に存在しているからだと、言われています。
12室は12番目の星座であるうお座をイメージしたハウスですが、うお座の象徴する海も、アナザーワールドのイメージも、ワンネスの意識も、ことごとく「集合意識」を指し示しているようにわたしは思います。
ですから、わたしがホロスコープリーディングするときは、個人の潜在意識の在り方を読み、その人の顕在意識との関係を読み、それを踏まえた上で、どう集合意識とつながっていくかな?とみていきます。
このハウスに天体がある人は、潜在意識~集合意識の分野で活躍する能力を備えていることになりますし、天体がない人はそのハウスに関心を寄せれば、自然に12室の支配星座の流儀で使いこなすことができるということです。
個人ホロスコープとして簡単に読むのなら、このハウスは「自身の潜在意識」との関わりとして読むと自身の心の内を探るヒントがもらえます。
例えば、12室がおひつじ座なら、未開の地へ冒険に挑むような新鮮な感覚で、自身の潜在意識やその奥の集合意識と関わってみましょう。自身の潜在意識を味方にできれば、集合意識の無限の可能性とつながることに気づいて、12室は心の自由を得られるハウスになるでしょう。
12室がおうし座なら、豊かで美しいイマジネーションをこの物質次元で再現することをしてみると、不可視の世界の力が働くものを創造することができるでしょう。出来上がったものを見て、神がかっていると感じたら、それはあなたの潜在意識のパワーが共同創造してくれたと感謝しましょう。そんなつながりが自身の潜在意識とできると、その奥にある集合意識ともワンネス状態になっていきます。
12室がふたご座なら、不思議な世界に遊びに行くつもりで、小さな子どもの気分になって自身の潜在意識の世界に出かけてみましょう。ネガティブな感情(被害者意識)に囚われていなければ、潜在意識とイマジネーションの中でコンタクトする度に、創造性が豊かになり、不可視の情報を受けとるキャパシティも上がってきます。完全にニュートラルな意識でこのハウスに参入できれば、アカシックレコードの情報を読むことも、高次元存在とつながることも可能です。
12室がかに座なら、安心して自分自身の潜在意識と向き合える時間やテリトリーが必要です。リラックスと安心感が揃えば、自身の潜在意識の世界に、無理なく入って行けるでしょう。信頼できるヒプノセラピストがいれば、退行催眠で自身のインナーチャイルドと向き合うのもひとつの方法です。インナーチャイルドを味方につければ、12ハウスは自由自在になるでしょう。
12室がしし座なら、あなたの可能性を阻むものと可能性そのものが潜在意識に同居していると思いましょう。可能性を阻むものと対面する勇気が出ないうちは、12ハウスは関わらない方がよいでしょう。ネガティブな自分を受け止められる余裕があるとき、傷ついてやさぐれたインナーチャイルドたちと遊んであげる準備ができたとき潜在意識に出かければ、足を引っ張る内側の敵を全部味方につけることができるでしょう。それができれば、集合意識ですら味方につけることができるでしょう。
12室がおとめ座なら、潜在意識や集合意識がどんなものか、見える次元で情報収集し、予備知識を入れておくことで安心感を得られます。自身の潜在意識に関わるにしても、どんな状態でどんなプロセスにあるのかを知って心を落ち着けた後の方が、心で感じるままに不可視の世界が楽しめるのです。自分自身の潜在意識と関わった後記録をとって、パターンや傾向が紐解けてくると12ハウスへの扉を毎日開けて覗いて見たくなることでしょう。
12室がてんびん座なら、独自の美意識やバランス感覚がどこから湧いて出てくるのか?知りたくなったら瞑想を習慣にしてみましょう。心が静かになり、誰からも刺激を受けないスペースをつくると、自身の潜在意識がその答えを示してくれます。ニュートラルな意識を維持できれば、集合意識ともつながり、人類共通の美意識に触れることも可能です。
12室がさそり座なら、神秘的な気分になるもの(音楽やお香やカードやクリスタルなど)をアイテムにして不可視の世界に参入すると、求めていた叡智に触れることができるでしょう。その体験を軽々しく扱えば低次元の存在が、厳粛に真剣に扱えば、高次元の存在が関わってくるので、常に潜在意識の状態をニュートラルにしておくことが必須です。感情的に揺れているときは、12ハウスの扉を開けない方がよいでしょう。
12室がいて座なら、明るい未来の可能性が欲しくなったら、明るい未来の兆しに向かって無心になれることをしてみましょう。無心で行動しているときに、ひらめきや直感が降りてきたら、それを周囲の人々に話してみましょう。明るい兆しを伴って降りてくるひらめきや直感のイメージは、あなたの12ハウスが受信しています。それを明るい気持ちで拡散していくと、集合意識のサポートが入り、具現化のエネルギーが加速し、運も味方してくれます。
12室がやぎ座なら、人生が苦しくなったとき、ピンチをチャンスに変えるハウスだと思って、この12ハウスと関わりましょう。手始めは、自分自身の挫折と子ども時代の因果関係の検証。それが解明できたら、コンプレックスに傷ついたインナーチャイルドがいることを認めてあげましょう。誰のせいでもなく、そういうキャラ設定がなされた人生を生きていると思ってください。後はやぎ座パワーを活かして、そのインナーチャイルドのネガ材料をポジ資源にいかに変えていくかのチャレンジになります。そこまでたどり着けば、集合意識は自然にサポートに動きます。
12室がみずがめ座なら、アイディアやひらめきに行き詰まったら、新鮮さを感じる環境や誰にも邪魔されない自分の世界を感じられる場所で、常識に囚われない空想やイマジネーションを膨らませてみましょう。あるいは、異文化や異業種の人々と交流してみましょう。それらの刺激で12ハウスの扉が開き、新しいアイディアやひらめきが降りてきます。
12室がうお座なら、物質次元にはないスピリチュアルな世界やファンタジーの世界を空想して遊んでみましょう。そちらの世界がリアルに感じられたときには、自由に不可視の世界に参入しています。現実逃避にそこに出かけると低次元存在に関わってしまうこともあります。12ハウスの分野に関わるときは、「わたしがこの人生の主人である」という意識を持ちましょう。その意識を持てれば、森羅万象・万物の意識は下僕としてサポートに回ります。
クロウリーの12室はかに座で、その支配星の月は9室(探求のハウス)にあります。
クロウリーにとって求めて止まない探求の動機は、やはり見えないサイキックな世界への参入だったのでしょう。
月は9室だから未知の世界を知ることを求め、その知的探求を手がかりに、12室の集合意識へのダイビングを試みたようです。
かに座の12室らしく、高次存在を召喚する儀式を学び、それを再現することで不可視の世界の情報と接触していたようです。
しかし、1番太いパイプとなった高次存在エイワスとのつながりは、魔術の形式に則た召喚儀式のときではなく、新婚旅行中に妻ローズの口を借りて降りてくることになったのです。
「甲羅の内側で守りたい親しい人々」が、かに座にとって最も大切な存在ですから、そのとき1番気持ちを通わせていた妻を通して、異世界存在と関わるようになったのも、なんとなく頷けるはエピソードです。
その後、クロウリーは高次元存在のエイワスの力を借りてトートの情報を降ろし、「トートの書」を記しました。
トートタロットの作画はクロウリーの弟子で、ハリス卿の令夫人でもあるレディ・フリーダ・ハリスが5年の歳月を費やして完成させました。
しかし、トートタロットの出版は、クロウリーの死1947年の22年後の1969年となりました。
サイキックな力を借りて不可視の世界の情報を降ろし、それを元に創られたカードがトートタロットなので、トートタロットをリーディングすること自体、12室の扉の向こう側へ出かけていくことになるのでしょう。いつも、とても不思議な感動をもたらしてくれるカードです。
トートタロットⅩⅡ番のハングドマン(吊るされた男)です。この絵札は、一見、苦しんでいる人に見えるかもしれませんが、瞑想でこのカードの世界に入ると、ハングドマンは「頭にエネルギーを集中させたいから、わざと釘で貼り付けてもらったのだよ」と答えます。
ハングドマンによると、「天(白い太陽)にグラウンディングしたら使命を受けて、物質次元(身体の存在する世界)を超えることを考え出さなければいけなくなった。だから頭の中だけでも物質次元の常識から自由にするために、逆さになって吊るされている。おかげで、脱皮を繰り返して成長する大蛇のごとく、進化したアイディアが育ってくるよ」と言ってました。
「12」のエネルギーは、「1」+「2」=「3」になりますが、純粋な「3」の子ども無邪気さのようなエネルギーに加えて、「大いなる存在」との三位一体の意識も強く感じられる数字です。
次回は「悟りをひらくと~」の解説の続きを、次々回は「閃めく経絡」の解説の続きを予定しています。
わたしのサロン、リブラライブラリーではあなたの心のしくみをホロスコープで解説し、心の制限、葛藤が引き寄せる現実問題にセルフヘルプで立ち向かえるようサポートします。
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新メニュー(月の欲求・土星の制限の観念書き換えワーク、
キローンの苦手意識を強味に変えるワーク)が加わりました。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
