こんにちは、リブラです。今回は「閃めく経絡」の解説です。

 

14.超高速の進化 

あなた独自のフラクタルは、1つの細胞から始まる。この最初の細胞が2個の同じ細胞に分かれ、分裂をくり返して8個になると、別々の胚を作ることができる。この後、細胞が役割を果たすようになる最初の分化が起きる。

内側の細胞は液体の核を作り、外側の細胞はより硬くなる。外胚葉・中胚葉・内胚葉に分かれて分化が進み、400種類に及ぶ細胞が、モルフォゲン(成長因子)の濃度勾配によって、正確に必要な場所に作られる。

 

身体は非常によく動く美しいフラクタルであり、DNAはプログラムの文字列である。

腎臓では、ヘンレ係蹄(近位尿細管の終末部から遠位尿細管の始まりのヘアピンカーブ部分;尿から水とイオンを再吸収する)の無限ループを作り、ミエリン鞘(=髄鞘;神経細胞の軸索を包むリン脂質の絶縁体)は神経を取り囲み、フラクタルの網の目が脳内に編み込まれ、肺ではフラクタルツリー状に肺胞が作られる。それらを作り出すのが、DNAだ。

 

DNAが巨大な複雑性を作り出しているものの、組織化のシステムなしでは何も生じない。正しい場所、正しい時間にDNAの情報が読み取られる必要がある。

それがモルフォゲン(成長因子)であり、それを放出する場所が「形成中心」で、細胞の組織化の背後には「氣」の働きがあり、その通路となるのが経絡であるとキーオン医師は言っています。

 

わたしたちのDNAは、計画どおり胎児の身体をつくりますが、あえて未完成のままにしてあるところもあります。

今回出てきた「ミエリン鞘(髄鞘)」がゆっくり、脳の発育とともに神経細胞につけていくところなどは、その例です。

全体性がわかる自然界のプロセスは、なんて完全なのだろうと思います。

 

脳では、インパルスによって電気が流れ、その刺激で脳細胞に興奮が伝わりします。

完成された大人の脳なら、伝えたい回路にしかそれが流れないようにできています。神経細胞は、髄鞘が絶縁体のカバーのように包んでいるので、そう簡単に反応しないようにできているのです。

この髄鞘のカバーのおかげで関係ないところに電気が流れないので、目的のところへ速く刺激を伝達することが可能です。

 

ところが、生まれたばかりの子どもは、この髄鞘がほとんど神経細胞についていないのです。

だから、脳が受けとる刺激は、どんなものであれ、ダイレクトに脳全体に広がります。漏電状態です。でも、全部の脳が何かあるごとに刺激を全体で受け止め、活性化した状態になるので、発育期の子どもにとっては好条件になるのです。

 

生まれたばかりの子どもは、とてもたくさんのことを1度に大量に覚えなくてはいけません。

とくに言語機能は、大人になってから外国語を学ぶことがたいへんなのがよく知られていますが、それを生後3年くらいで、日常生活に使えるくらいに子どもは覚えてしまうのです。

 

なぜ、大人にできないことが、子どもにはできるのかといえば、「丸暗記」が可能だからです。

「丸暗記」が可能なのは、頭の中で違う考えが浮上してこないからです。髄鞘がついていない神経細胞が、覚えようと思ったことを全脳で一致して丸呑みするように記憶に取り込むのでしょう。

 

大脳の髄鞘化は、14歳ぐらいまでには完了します。その年齢よりも幼い時代に外国で暮らすと、ネイティブなみの発音ができたりするのは、髄鞘化されていない「丸暗記」脳のなせる技なのだと思います。

 

仕事で小児脳波を測定していた経験がありますが、10歳以下の子どもは、覚醒時でもシータ波やデルタ波が出ていたりします。

子どもの頃見た、夕陽や海や入道雲や紅葉がやたらに美しく、大きなインパクトで感じられたのも、夢と現実の境目が曖昧に感じられたのも、ファンタジーの世界がほんとうにあるように感じたり、動物や花とコミュニケーション取れるように感じたのも、髄鞘化されていない脳細胞が、脳全体で興奮した結果なのでしょう。

 

ときどき、覚える量が多すぎて、オーバーヒートしてしまう症状は、「知恵熱」と呼ばれています。

 

脳細胞が髄鞘の絶縁体カバーによって保護されていないので、感情の興奮もダイレクトに脳に伝わります。

喜びも大きく感じられるけれど、怒りや悲しみの感情も、大人が感じるよりも子どもはずっと大きいのです。

 

その心の痛みがあるままでは、生きていけないほどです。

だから、心の防衛機構は、ひどい感情のダメージを受けた自分を別人格として記憶の中に隔離し、忘れ去ろうとします。

こうしてできるのが「インナーチャイルド」です。

 

「インナーチャイルド」はトラウマの数だけいることになります。

そして、本人が忘れた頃に「インナーチャイルド」が、感情を武器に浮上してきて人生のドラマを波乱万丈に脚色します。

 

脳細胞の髄鞘化を人格形成が整うまで遅らせるのは、言語能力を身につける意味でも、その後の人生のドラマの脚色のためにも、一役買っているのです。

 

ホロスコープだと、月やキローンの位置で、どんなトラウマを持ちそうなのか、ハードアスペクトの配置でどんな葛藤を発生し、人生に波乱を呼ぶことになりそうかが、予め設定されていることからも、感情に翻弄されて彩豊かな人生を生きることは、魂意識の意図なのかもしれません。

 

次回はアレイスター・クロウリーのホロスコープを、次々回は「さとりを~」の続きのお話を、その後「閃めく経絡」の続きを予定しています。
 

わたしのサロン、リブラライブラリーではあなたの心のしくみをホロスコープで解説し、心の制限、葛藤が引き寄せる現実問題にセルフヘルプで立ち向かえるようサポートします。

 

詳しくはこちら をご覧ください。

 

新メニュー(月の欲求・土星の制限の観念書き換えワーク、

キローンの苦手意識を強味に変えるワーク)が加わりました。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。