こんにちは、リブラです。

今回は「さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる」の解説の続きです。

 

第6章 「インナーボディ」内なる身体

第8節 「許す」ってなんだろう?

 

問い;インナーボディに意識を集中させようとしたら、とても不快になりました。感情がむしょうに高ぶり、胸がむかむかしてきたのです。どうしてなのでしょうか

 

答え(エックハルト・トール);あなたが感じたのは、意識を身体に向けるまで自分自身も気づかなかった、「感情のかす」です。それをしっかり観察することで処理しないかぎり、インナーボディにつながることはできません。インナーボディは、感情のさらに奥にあるからです。

 

ただし、感情を処理するというのは、感情について考えることではありません。感情をありままに受け入れられるように、ひたすら観察し、感じることです。

 

怒り、恐れ、悲しみなどの認識しやすい感情、「落ち着かない」「気が重い」「胸が締めつけられる」などの感情と身体的感覚の中間に位置する漠然とした感じも、「感情のかす」です。

 

大切なのは、その感情を分類することではなく、その感情をどれだけ意識の表層部に上らせることができるか、ということです。

「意識を向けること」が感情を変えるカギです。意識をすべて向けることは、ありのままに受け入れることを意味するからです。

凝縮された意識のビーム光線は、あらゆるものを純粋な意識へと変容させるのです。

 

感情に意識を集中させて、思考が悲嘆、自己憐憫、憤慨などの「愚痴こぼし」のパターンを描いていないか、チェックしてみましょう。

 

もし、これに当てはまるようなら、「なにか/誰か を許していないことを意味します。

許し」とは、一切の「不満」「心痛」を手放すことです。

許すこと、「人生に抵抗しないこと」「人生をあるがままに受け入れ、全身で受け止めて生きること」です。

 

思考は「許すこと」ができません。許すことができるのは、「ほんとうの自分」だけです。「許し」をおこなった時点で、「身体に住まう」ことができます。そうすれば、自然と「いまに在る」こともでき、「大いなる存在」の平和や、静けさを感じるようになります。とエックハルト・トール氏は言っています。

 

心の感情も身体の五感も、それを感じることは、とても自然なことです。わたしたちの大脳には様々な感情を誘発させる神経伝達物質があり、必要な場面でそれが分泌されるようになっています。

 

たとえば、不気味な未知の生物とバッタリ遭遇してしまったとしたら、わたしたちの大脳はそれを見て、ノルアドレナリンを分泌し、「怖い」という感情を起こします。

すると、思考は、「闘う」か「逃げるか」を即座に判断し、身体に命令します。そして、身体は攻撃か逃走か、思考の命じるとおりの行動をします。

 

この工程は、実際には目にも止まらぬ早さで実行されます。そうでないと、その個体の生存を危うくするからです。瞬時に闘うか逃げるかの行動をしてもらうためには、駆り立てるものが必要ですね。

それが「感情」です。わたしたちの行動へのモチベーションとなります。

 

平和で心地よくくつろげる環境にいると、セロトニンという穏やかになる神経伝達物質が分泌されて、ウトウトしてきます。そのとき、欲しいと思っていたものが視界に飛び込ん来るとドーパミンが分泌されて、脳は興奮して欲しいものを得るための行動に駆り立てるのです。

 

闘うにしても逃げるにしてもチャンスを掴み取る行動にしても、瞬時に行動しなければ意味がないので、過去のデータに基づいて、敵らしいもの、好物っぽいものが視界に入ると(イメージに浮かぶと)自動設定で、思考や感情に作用して行動を促すのです。

 

つまり、自動設定で早とちりに神経伝達物質が分泌されて、理由もよくわからないモヤモヤした感情やザワザワした不安を感じたりするのです

 

思考を牛耳っているのはエゴで、感情の支配権を握っているのはインナーチャイルド(こども意識)です。

早とちり情報で感情にさざ波が立つと、いくら頭で安全と思っていてもパニックに陥ったりするのは、思考で感情を制御できないことの証です。

 

だから、感情を観察するときは、思考は脇に置いておく方がよいのです。そして、自身の感情に向かい合うときは、言葉でうまく思いを伝えられない小さな子どもをあやすような気持ちを持ちましょう。

 

その子はあなたが気がづいてあげなければ、誰にも理解してもらえません。共感してもらえるのは、あなただけです。

その子は、かつてのあなた自身なので、「いま、ここ」では肉体も持っていません。あなたは、その子が「こわいよ、ふあんだよ!」と叫ぶと、わけもなく不安に駆られてソワソワし、もっと給料のよい所で働いて、安心できるように貯金をせねば、という思考や行動に駆り立てられたりするのです。

 

ほんとうの安心を得るためには、「こわいよ、ふあんだよ!」と言っているインナーチャイルドの気持ちを一緒に感じてあげるだけでいいのです。

インナーチャイルドは物質次元に存在せず、意識界に存在しているので、貯金通帳の残高が増えるのを見せても、安心するのは思考(エゴ)の方だけです。

 

だから、インナーボディ(感情)に純粋な意識を向けて、暗闇の中でひとりぼっちで震えているインナーチャイルドに、光を当ててあげるだけでいいのです。

 

就寝前のほんの5分とか、ひとりになれるリラックスタイムに、「いま、どんな気持ち?」と、インナーチャイルドに尋ねてあげるだけでいいのです。

 

モヤモヤや息苦しいを感じたら、「モヤモヤするのも、息苦しいのも、ここで一緒に感じているからね。ひとりじゃないよ」と心の中で声をかけてあげるだけでいいのです。

 

その繰り返しが毎日続くと、不平不満や自己憐憫や自己嫌悪や不安な気持ちから、解放されます。

 

それがない日常はどんなに素晴らしい気分か体験すると、インナーチャイルド(感情)に向かい合うのが楽しくなってくるでしょう。

 

次回は、「閃く経絡」の解説を、次々回はアレイスター・クロウリーのホロスコープを、その後に「さとりを~」の続きのお話を予定しています。
 

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最後まで読んでくださり、ありがとうございます