こんにちは、リブラです。今回は「閃めく経絡」の解説です。

 

5.生命のスパーク

ピエゾ(圧)電気によって、ライターの火花(スパーク)は発生する。

これは結晶を曲げることによって作られる静電気で、我々の身体で常に発生している。

 

コラーゲンの変形によって生じる小さな電流は、骨芽細胞と呼ばれる骨の細胞を刺激する。そして骨を成長させる。

例えば、あなたがジャンプして着地をするとき、あなたの脚の骨はショックを吸収するために微妙に曲がって対応する。この領域のコラーゲン繊維は最大限変形して、多くの電気を発生させる。

この電気は骨芽細胞によって検出され、コラーゲン繊維上に新たな結晶を配置し始める。

 

宇宙飛行士が宇宙空間にいるだけで1ヶ月で約1%もの骨量を失う理由は、このピエゾ効果を失うからに他ならない。骨に対する重力ストレスがない状態では、コラーゲンはいかなる発電もやめてしまう。

 

電気を発生させるという特性を持つのは、骨ではなくコラーゲンで、ファッシア(膜・筋膜)内のコラーゲンも同じである。ファッシアのコラーゲンは機械的ストレスの線に沿って存在し、伸ばされたり動いたりする度に小さな電気を発生させる。

 

全身を包み結合しているファッシア(膜・筋膜)は、生きた電気の網である。これは古代中国における経絡や氣の記述と非常に似ている。

 

また、コラーゲンは、電気伝導の特性もある半導体なのだ。この性質により、身体のすべてのものが電気的になる。

すべての細胞表面(生体膜)には、生命に不可欠となるポンブ(イオンチャンネル)が存在する。

このポンプは、2つのカリウムイオンを取り込むことと引換えに、3つのナトリウムを放出する。これによって細胞内は負の電荷を帯びる。その結果、細胞全体にわずがな電荷が生じる。

 

この帯電なしでは、細胞は機能しない。ポンプが数分間止まっただけでこの電荷はなくなり、細胞は死んでしまう。

体内の電気の効果を、神経伝達に、筋肉の収縮に、脳の思考活動に、心臓のリズムのペースメーカーに、眼の光量調節に使用している。

 

さらに、体内の電気は、このような機能として使われるばかりではなく、細胞がどのように形作られるかの管理面にも関わることが、近年、理解されつつある。

電気は幹細胞(各種の細胞に分化する前の元の細胞)の移動する場所を指示することが、発生学で重要な要素の1つであると示された。

 

コラーゲンは、あるときは(電気を伝導する)半導体として働き、またあるときはピエゾ(圧電気)を発電する生体らせん物質であり、体内の電気を保持し、それが流れる方向を導くことさえできる「スーパー伝導物質」とみなされるべきなのだ。とキーオン医師は言っています。

 

生体内の電気的活動は、皮膚に電極を装着し、そこに流れる電気の動きを機械に計測させて波形に変えて記録することが、だいぶ前から行われてきました。心電図や脳波や筋電図などが、よく知られています。

 

心電図や脳波に問題があることは、そう頻繁にあることではないので、一般の人々の検診の結果の関心は、血液検査のコレステロールや中性脂肪や血糖値が高いとか、肝機能をみるためのASTやALTやγGTPに行くのだろうと思います。

 

病人ではなく、健康な人を対象にする場合、電解質(ナトリウムやカリウムやクロールなど)は、検査項目に入っていないことが多いのです。

ふつうに歩いて検査に来られる人々が、電解質に異常があるはずがない、というのが検査項目に入れない理由です(昔は、重要な項目だからという理由で入っていた記憶があります)。

 

だから、入院患者さんの検査データで電解質が異常値を示すと、スタッフに緊張が走ります。早急に原因を突き止めないと、命に関わるからです。

 

命に関わる理由は、今回の記事のテーマでもある「生命のスパーク(電気)」が止まると、死んでしまうからです。電解質が狂うと、身体は簡単に機能を停止してしまうのです。

 

生体膜のイオンチャンネルの電解質の動きで、発電しているわけですから。

それほど重大な電気の発電・伝導をファッシアの主成分のコラーゲンは担っているのです。

今日から、デザートのゼリー(コラーゲン)を見る目が変わってしまうかもしれません。

 

そして、電解質の微調整は、1個約150グラムの腎臓2つで行っています。

腎臓が正常な限り、わたしたちが塩辛いものを食べ過ぎたり、汗や排泄や嘔吐で大量に電解質を失うことが起こっても、必ず一定の電解質が血中に保持されるように、恐ろしく厳密に調整が行われています。

神業としか言いようのないサジ加減で、電解質の恒常性の維持がなされているのです。

 

食物の消化・吸収・代謝・排泄、免疫システム、体温調節、肝臓の解毒システム、腎臓の濾過システム、大脳の思考回路・・・どれひとつとっても、人智を超えるシステムで、人体のシステムを完全に理解し説明できる人はいません。

わたしたち人類にとって、身体は、まだ、未知の小宇宙なのです。

 

見える臓器や病気の研究で明らかになった身体の領域は、人類の理解が進んでいますが、電気がどんなふうに流れて、どんなふうに伝わっていくかは、心臓や脳などの一部の臓器でしかわかっていません。

 

「生命のスパーク」の謎が解明されれば、たった1つの受精卵がいかにして、所定の位置に所定の細胞を形作ることになったのか、わかることにもなるでしょう。

 

たった1つの受精卵のファッシア(膜)から始まったものが、すべての細胞を包み網の目のようなネットワーク(ここに氣の流れがあるといわれています)をつくり、すべてと接続し、そこに「生命のスパーク」が流れ伝わっていく・・・それはもう、単なる電気の流れではなく、個々の細胞へ情報伝達の流れなのかもしれません。

 

わたしたちのDNAは、塩基配列で作りたいアミノ酸を表現し、そのアミノ酸の配列で作りたいタンパク質を表現するようなことをして、身体の細胞を作っていますから、電気の流れが細胞への指示やメッセージになっている可能性もあるのです。

 

次回はアレイスター・クロウリーのホロスコープを、次々回は「さとりを~」の続きのお話を、その後「閃めく経絡」の続きを予定しています。
 

わたしのサロン、リブラライブラリーではあなたの心のしくみをホロスコープで解説し、心の制限、葛藤が引き寄せる現実問題にセルフヘルプで立ち向かえるようサポートします。

 

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最後まで読んでくださり、ありがとうございます。