こんにちは、リブラです。

今回は「さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる」の解説の続きです。

 

第6章 「インナーボディ」内なる身体

第5節 さとりは身体を通してひらくもの

 

問い;ほとんどの宗教が肉体を悪しきものとみなしたりするのはなぜでしょう?「魂の道」を求める人は、みな「肉体」を邪魔もの扱いし、ときに罪の根源とさえする向きがあるようですが。

 

答え(エックハルト・トール);なぜ「求める人」は山ほどいるのに、「発見する人」は、ごくわずかしかいないのでしょう?

身体のレベルでは、人間は動物に近い生き物です。ずいぶん前に、人類は思考とひとつになり、「ほんとうの自分」を見失ってしまいました。そのため、自分が動物的に感じられたのです。

 

「人間は動物の仲間なんだ」ということが真実のように思うけれど、受け入れるには耐え難いものでした。

 

動物的な性質の根底にある「神性」という真実を見つけることはおろか、動物的性質を楽しめるほど、人間は強くなかったのです。

 

それで人間は「わたしは身体である」のではなく、「わたしは身体を所有している」と、考えることにしました。

 

宗教が普及するようになると、肉体を否定することで「神」「さとり」を見出そうと、心血を注いできました。

あのブッダでさえ、6年間にわたる断食や極端な行を通して、肉体の否定を実践したといわれています。

しかし、彼がさとりをひらいたのは、このような苦行をやめたあとです。とエックハルト・トール氏は言っています。

 

この地球上には、わたしたちより身体機能に優れた生物がたくさんいます。

今でこそ、飛行機で海外へ行くのはふつうのことになりましたが、200年ぐらい前までは「渡り鳥は空を飛んで外国に行けていいなあ」なんて見上げていたことでしょう。

 

何も持たずに山へ入って、水や食べ物を見つけ、ひとりで生きていける人はどれくらいいるでしょうか?

クマと素手で戦って勝てるでしょうか?

食べられるものと食べられないものを見分ける力はあるでしょうか?

雪山で野宿して体温を保てるでしょうか?

 

これらを野生の生き物なら当然のようにして、命をつないで生き残ってきました。

人間は持って生まれたものだけで自然界を生き抜くには、あまりに脆弱な生き物なのです。

 

それなのに、この地球上の食物連鎖のトップに君臨しています。人間を餌にする天敵はいません。

そればかりか、人間は、遊びや癒しのために生き物を捕まえて、観賞したり飼い慣らしたりします。

人間にとって住みやすくするために、自然界を大きく破壊することもあります。

この地球の王様として君臨しているのが、わたしたち人間です。

 

人間以外の生き物は、弱肉強食で勝ち抜いたものが生き残れますが、人間は生き残りに強い身体機能を持たないのに、地球の王様に君臨できたのです。なぜでしょう?

 

知性が優れていたからです。この地球の万物を使って望むものを創造し、水や食べ物の確保にも、体温調節にも、病気にも、外敵からの攻撃にも備えることができたからです。

 

人間は「知性」が武器で、それだけで地球上に君臨する王様になれたのです。どんなに力の強い動物も、「知性」という武器には勝てず、駆逐されていったのです。

人間の文化は、地球環境を「知性」で快適に生活できるように発達したのです。

 

だから、人間の「知性」対する信奉が高まるのも必須です。人間の支配下にある生き物を下等なものと馬鹿にする考えに至るのも、自然な成り行きです。

 

しかし、地球に君臨する王様(人間)にも悩みはあります。

むしろ「知性」が優れている分だけ、悩みも深いのです。動物だったら気にしないようなことで悩み苦しみ、自ら命を断とうさえする不思議な生き物が人間だからです。

 

動物なのに自身の獣性を否定し、嫌悪し、自分たちで作った時間や経済のシステムに心を煩わせ、その身を削って生きているのです。

生きているうちのほとんどは「時間」や「お金」や「人間関係」の心配事でいっぱいにしならがら苦しみます。

 

もし、動物としての自らの身体と対話ができたら、「そんな悩み事、バカバカしいよね。人生はいつ終わるかわからないのだから、毎日をもっと楽しく生きよう!いま、ここ、この瞬間、生きている至福を五感で存分に味わおう!」とエックハルト・トール氏が言いそうなことを、さらっと、言い出すでしょう。

 

動物としての身体は、ほんとうはとても「知性」があるのです。全知全能の創造主が自らの分霊の乗り物として創造したのですから。

その身体を管理するエゴ(生存本能)は、わたしたち(魂意識)をキリキリ舞させて人生を翻弄するくらい優秀です。

 

自分の感情や自分の身体が自在に操れたら、快適なのにと考える人は、たくさんいますよね?

それは、下等と思っている自らの動物性に、実際のところ振り回されている証拠です。

 

自らの動物性を否定すると、直感は冴えないし、健康に良いものや自身の個性(強み)に疎くなります。

モチベーションも行動力も、動物性がカギを握っています。

だから、自分の身体を否定しても、身体にそっぽを向かれるだけでいいことはありません。

 

それより、ひとりの時間に身体に話しかけたり、労をねぎらったり、感謝したりする方が、ずっと、気持ちよく働いてくれます。

身体は人生を一緒に生きる優秀な相棒です。敵に回すよりも、味方につける方法が、幸せな人生を送れます。身体にしても、そこに宿るわたしたち(魂意識)も、幸せな人生にしようという目的は、一致しているのですから。

 

次回は、「閃く経絡」の解説を、次々回はアレイスター・クロウリーのホロスコープを、その後に「さとりを~」の続きのお話を予定しています。
 

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最後まで読んでくださり、ありがとうございます