こんにちは、リブラです。
今回は、ウォルト・ディズニーの8室(共感のハウス)の解説です。
このサイトの「celebrty search」欄に「Walt Disney」で検索をすると、ウォルト・ディズニーのホロスコープを見ることができます。
ウォルト・ディズニーの8室は、おひつじ座21度で始まりおうし座21度で終わります。
このハウスには、主要な星の存在はありません。
8室は「共感・信頼構築」を表すハウスです。
占星術の教科書的な本では、「遺産」とか「セクシャリティ」とか「死と再生」とか書いてあることが多いのですが、ふつうに個人のホロスコープを読むならば「共感・信頼構築」管轄として扱うと、8室の意味するところが簡単に掴めてきます。
「遺産」も「セクシャリティ」も「死と再生」も、けして8室のテーマとして間違ってはいませんが、日常茶飯事に遭遇するテーマではありませんよね。
「共感・信頼構築」は毎日遭遇するテーマです。だからこういうものから読んでいった方が、イメージが湧いて8室の理解につながるのです。
わたし自身、8室に月・水星・太陽が集結しているのにもかかわらず、インターセプトハウス(おとめ座に始まりてんびん座の月・水星・太陽が挟まれさそり座で終わる、サンドウィッチのようなハウス。サンドウィッチの中身になっている星座の天体は、意識しにくい傾向があります)なので、長年、8室が謎のハウスで、てんびん座の月・水星・太陽を、どうやって使ったらよいのか不明でした。
Kay Snow Davis の個人セッションを受けたときに、「シークレットなことを安心して話せる信頼関係のハウス」という説明を受け、このハウスは「感情」をメインで捉えるとわかりやすいことに気づきました。
個である人間同士が同じ瞬間・同じ気持ちになるとき、心は信頼関係を構築します。
この信頼があるから、身体をひとつにすることや財産をひとつにすることに喜びや豊かさを感じるのです。個である枠を超えられるのです。
その代わり、一度信頼構築をすると、信頼を結ぶ以前の状態には戻れません。
それ以前の個である自分は一回死んで、他者と心をひとつにして変容した自分が再生するのです。
知ってしまったら、知る前に戻れない記憶と一緒です。
信頼してひとつになるか、ならないかのオールオアナッシング。ひとつになれないのなら、7室止まりで8室には入れてもらえません。とても深くて重くて真剣な関わりのハウス。
このハウスのはじまりのエネルギーが「共感」であることに気づいたわたしは、やっとてんびん座の月・水星・太陽を意識できるようになりました。
てんびん座の水星の知性と月の感情で、相手との共感ポイントを探り当て、てんびん座の太陽でその共感の増幅をすると、その相手は投影された自身の美しい本質に気がつくのです。
わたしの8室の月・水星・太陽は、共感でつながる他者の本質を映す鏡のような働きがあることがわかったのです。それで、同じくインターセプトハウスの2室のおひつじ座木星に、トランシットの天王星と木星がやってきた2011年から占い師になったのでした。
数秘8は、1つ前の7(自己探求の数)を内包した、個別の意味ある数字では最後の数です。7で個の個性を探究するからこそ、他者と融合しても自分を失くす心配はありません。他者と関わり変容し、個である枠を超えて発展していく数字です。そして次の9では1~8までの全部の数がひとつに入った意味になります。
ウォルトの8室はおひつじ座なので、一度信頼構築をした相手にかなり気を許し過ぎて、わがままが出たり、支配的になることがあるようでした。
19歳で最初に創始した会社では、「無給だけどアニメ映画を一緒につくろう!」と募集し、実際のところは、その無給で働いてくれる仲間が出資さえもしてくれて、会社経営を続けていた時期もありました。
その頃からの相棒、アイワークスはミッキーマウスを描いたアニメーターでした。
オズワルドシリーズで人気が出始め、やっと利益が出そうになったとき、ウォルトの会社のアイワークス以外のアニメーターたちは、反対勢力に付き会社乗っ取り側に加担しました。だから、ミッキーマウスはウォルトが発案し、アイワークスと共に極秘で制作に臨んだ動画でした。
ウォルトが描くミッキーマウスよりも、アイワークスが描くミッキーマウスの方がキャラクターイメージにピッタリだったので、初期の映画の中のミッキーマウスはアイワークスの手によって描かれたものです。
ところが、映画のクレジットタイトルは監督のウォルトの名前だけで、アイワークスの名前が載ることはありませんでした。
そればかりか、ミッキーファンからサインを求められたとき、ウォルトはアイワークスに色紙を渡してミッキーの絵だけ描かせ、そこに当然のように自分の記名をしてしまうことがあったそうです。
ウォルトはその行為がアイワークスとの信頼関係を損なっているとも気づかなかったのです。その後アイワークスは、ウォルトの会社を去っていきました。
ミッキーマウスの大成功以降、ウォルトはアニメ映画界の重鎮となったので、制作スタッフ希望者には事欠きませんでした。昔から苦楽を共にしたスタッフは血縁者以外残っていない状態で、1200人もの社員を抱えた1940年12月、ウォルトの会社でストライキが起きました。
1939年から始まった第二次世界大戦中で、経済情勢も不安定な時代でしたから、会社を存続させていくだけも大変なときでました。
経営者としてのウォルトも大変でしたが、そこに勤める社員たちも生活していくために必死だったのです。
会社創始の頃、お金がなくても共に苦境を乗り越えてくれた相棒が懐かしくなったのか、よほど社員ストライキが堪えたのか、去ってから10年も経つアイワークスとの関係を修復して、撮影スタッフに参加してもらうことになりました。
このとき、トランシットの木星と土星はおうし座7度と9度でウォルトの8室にあり、天王星も8室~9室の境界線付近の22~23度を運行していました。
ウォルトの11室(グループのハウス)には、トランシットのしし座4度冥王星も来ていて、トランシットのおうし座木星・土星の合と90度のハードアスペクトをとっているときでもありました。
「共感と信頼関係」の問題が、1対1の関係でだけでなく、グループ(社員)との関係にもクローズアップされるのが、見てとれるような配置です。
8室滞在中のトランシット木星・土星の合に関しては、ネイタルの(出生の)4室(基盤のハウス)やぎ座火星・土星と120度の協調アスペクトが働いたおかげか、昔の盟友アイワークスと関係修復ができて、ウォルトの精神基盤の安定に一役買ったようです。
過去の非礼を詫びる努力をしてはじめて手に入れられる信頼関係修復という結果は、いかにも木星(チャンス)・土星(努力が実る具現化)の合のトランシットがもたらした8室の出来事らしい感じがします。
また、天王星は変革の星ですから、8室滞在の木星や土星や11室滞在の冥王星とともに嵐を起こしながら「信頼関係」の学びと進化・成長を促したのでしょう。
このときの11室滞在の冥王星がしし座というのも、ウォルトのリーダーシップが、グループとの信頼関係をどう構築していくのか、問われていたように思います。
結局このときは銀行に追加融資を頼み、お金で解決していくことしか策はなかったようですが、一緒に働く才能豊かな仲間に支えられ、心をひとつにして会社が成り立つのだと痛感する出来事だったようです。
「わたしは偉大なアーティストでも、偉大なアニメーターでもない。わたしの周りには、いつもわたしより優れた技術をもった人たちが、わたしの代わりに働いている。
わたしの仕事は、新しいことを考え出すアイディアマンだ」ウォルト・ディズニー
ウォルトの8室の始まりはおひつじ座で、その守護星の火星は4室(基盤のハウス)に存在するので、ウォルトにとって8室で得られた「共感・信頼」は、根のような役目の4室の基盤にパワーを与えるのでしょう。だからウォルトは危機に遭遇する度に新しいアイディアを獲得して、起死回生をします。
ストライキ~戦争終結まで、新しいアイディアを求めてウォルトはさまよい探求を続け、トランシットの天王星が好奇心と遊び心いっぱいのふたご座に入ると、テーマパークというアイディアを思いつくのでした。
次回は、次回は、「悟りをひらくと~」の解説の続きです。次々回にウォルト・ディズニーの9室のリーディングを予定しています。
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