こんにちは、リブラです。

来月にはいて座入りするトランシットの木星についてのお話、第2弾です。

 

前回のお話で、トランシットの木星の幸運を受け取るには、木星が滞在する星座の性質に合わせて選択・行動をするといい、と言いました。

 

それでは今度木星が滞在することになるいて座とは、どんな星座だったかをおさらいしてみましょう。

 

いて座神話の主人公ケンタウロス族のキローンは、この世に生まれて来るなり、親でもないアポロンやアルテミスがこぞって教師役を申し出るほど、優秀で心優しいパーフェクトな人物になるであろうと育てられます。

神々の期待どおり、キローンは知力・体力・芸術性に優れ、医術・武芸・音楽でその才能を発揮し、痛みのわかる最高の医師として、多くの弟子を導く教師として活躍します(ここまでは非の打ち所がない人生です)。

 

キローンの悲劇は、弟子のヘラクレスの放った毒矢が間違って当たってしまうことで始まります。

身体中に毒が回って苦痛に喘ぐのですが、神の血を半分受け継ぐ半神の身なので死のやすらぎを得ることはできません。

絶望したキローンがした選択は、不死の命を巨人のプロメテウスにあげてしまうことでした。

自ら望んで死を迎えたキローンでしたが、多くの優秀な弟子を育てたことや医師としての功績が称えられ天に上げられ星座となりました。

 

優秀で神々に愛され大事にされてきた不死の存在が、苦痛によって絶望し、命を投げ出すことを選択する、というストーリーです。

 

キローンは「医師」で、「弟子がたくさん」いて、「不死」なのです。

プロメテウスに命をあげてしまう選択の他に、毒矢の解毒薬を探す実験台として弟子と組んで医療に貢献

する選択もあったはずです。

たぶん、キローンが絶望していなければ、心優しい医師ですからそちら選択したことでしょう。

 

しかし、この神話でそういうストーリー展開にならなかったのは、それがいて座のキャラクターだからです。

 

いて座の支配星は幸運の木星です。だから12星座で1番ツイテいる星座です。

その証拠に12星座のシンボルの中で唯一飛び道具(弓矢)を持っています。

しゃかりきに走って獲物を追わなくても、楽チンに獲物を仕留めることができるのです。

知恵と努力と忍耐でほしいものを手に入れる、やぎ座からは「ずるい」と言われそうな優遇措置です。

 

こんなふうに優遇されてしまうと、育たなくなるものがありますよね?

それは、逆境から這い上がる能力です。

いて座は逆境に陥るとネガティブスパイラルにハマりやすいのです。

 

逆境に立ち向かうよりも、逃れる道を探してさらにドツボにハマりやすいのです。

前向きになりさえすれば12星座で1番幸運になれるのに、後ろ向きな気分に駆られてしまうと次々とネガテイブな展開を想定して、絶望してしまいます。毒矢の苦痛に絶望して死を選んだキローンのように。

 

12星座で1番現実に強く、逆境から這い上がる下克上スイッチを持っているのが、やぎ座です。

やぎ座神話の主人公パーンも半神半獣なのですが、生まれた瞬間に産みの母親が驚いて逃げ去るほどの醜い不気味な容姿です。

母親に捨てられたパーンを父親のヘルメスは天界に連れていきますが、それから先、目をかけてくれたのは大神ゼウスでした。

ただし、その理由は「パーンの容姿がおもしろいから」です。

 

ゼウスは神々の酒宴で笑いを取るためパーンを利用したのでした。

それでもパーンは、自身の容姿に落ち込むどころか、それもひとつの才能と捉え、神々の国では笑いを取って人気者になり、下界の森では人間を追い払うために不気味な化け物としてその容姿を利用しました。

 

醜い容姿では恋愛は無理と人間なら思うのでしょうが、パーンはけして諦めず、全力疾走で好きな妖精を捕まえます。

パーンに捕まるくらいなら葦になった方がマシと、手中に収めた妖精が葦に化けてしまうと、その葦でパーンフルートを創り、失恋の曲を奏でます。

その音色が妖精たちを魅了して、今度は追いかけなくても、パーンの周りにいつでも妖精がいるようになりました。

このようにパーンは、逆境をバネにして、不可能を可能に塗り替えていったのでした。

 

いて座の主人公のキローンとやぎ座の主人公パーンのキャラクターは対象的ですよね。

いて座に木星が滞在中、ネガテイブな気分に陥りそうになったら「前向き」になることがどれだけ大切か、わかっていただけたかと思います。

 

いて座に滞在中の木星は「前向き」にさえなっていれば、明るい未来を想定する力をつらい現実の向こう側から木漏れ日のごとく放射してくれます。

 

いて座に木星が入るなら、自然に脳天気になれるんじゃない?と思われるかもしれませんが、そうもいかないのが難しいところです。

 

現実に強く作用する土星も、潜在的エネルギーを「惜しみなく奪い、惜しみなく与える」冥王星も、やぎ座に滞在中で睨みを効かせているときのいて座木星到来なのです。

 

厳しい現実にさらされても、心の目は避けず前を向き、その向こうの明るい未来を目指して矢を構える、そんな姿勢が、これからの時代求められているのです。

 

次回もこの続き、いて座木星時代の攻略法についてお話したいと思います。

 

やぎ座の性質を知りたい方は、こちらの過去記事を参考にしてください。

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詳しくはこちら をご覧ください。

 

新メニュー(月の欲求・土星の制限の観念書き換えワーク、

キローンの苦手意識を強味に変えるワーク)が加わりました。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。