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さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる
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こんにちは、リブラです。
今回は「さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる」の解説の続きです。
第3章 「いまに在る」生き方がさとりのカギ
第9節 さまざまな出来事の根底にある「人生」を見い出そう
問い;なにもかもが、めちゃくちゃなのに万事オーケーだと、自分に言い聞かせるなんて自己欺瞞もいいとこです!わたしにとって、「いま」はどん底なんです。さとりなんてひらけるわけがありません。
せめてもの救いはこの先いくらかは見通しが明るくなるだろうという、未来への希望だけなんです。
答え;エックハルト・トール
あなたは、自分が意識を「いま」に集中させている、と思い込んでいるようですが、実際は、まだ時間にとらわれています。
わたしたちは、完全に「いまに在り」、同時に不幸でいることなどできません。
あなたが人生と呼んでいるものは、厳密に言うと「人生の状況」なのです。
それは「過去」と「未来」という、心理的時間の中に存在しています。
過去に思い通りにならなかった出来事があり、あなたはその出来事に抵抗し、「すでにそうであるもの」に、いま目を背けています。
希望は確かにあなたを前に進ませるかもしれませんが、あなたの意識を未来に釘づけにしてしまいます。
問い;わたしが苦しんいるのは、過去の出来事がつくった「人生の状況」によるものだということは認めますが、いまの状況であることに変わりありません。
答え;エックハルト・トール
「人生の状況」のことは、ちょっと忘れて、「人生そのもの」に目を向けてみては、いかがですか?
問い;いったい、どこが違うんですか?
答え;エックハルト・トール
「人生の状況」は時間の中に存在します。
あなたの人生は「いま」です。
「人生の状況」は「思考の産物」です。
あなたの人生は「現実」です。
思考が問題にまみれているときには、アイディアやひらめきが入り込んでくる余地もありません。
自分が「いま」いるところに、完全に「在り」ましょう。
ちょっと周りを見渡してみましょう。
判断しないで、眺めるだけです。
光を形を色彩を、すべてのものに息づく、「大いなる存在」に気づきましょう。
内側のものも、外側のものも、すべてをあるがままに受け入れましょう。
さらに強烈に「いま」に在りましょう。
あなたは、蜃気楼のような思考と時間がつくる世界を後にします。
あなたは時間という夢から目覚め、「いま」を生きはじめるのです。
とエックハルト・トール氏は言っています。
「人生のどん底」の質問者とエックハルト・トール氏のかみ合わない問答ですね。
ネガティブ思考とネガティブ感情まみれになっている状態では、どんな素晴らしいアドバイスも導きも無効です。
頭の中で「どん底」の状況がリピートされている状態で、何かを聞いたり、観たり、読んだりしても、ネガティブフィルター越しにか届かず、すべてが真っ暗に見えてなんの助けにもなりません。
こんなときは、ネガティブ思考と感情で覆われた問題をちょっと脇に置き、心を落ち着かせる方を優先させましょう。
この質問者のように、「さとりなんかどうでもいい、いますぐこの問題をなんとかしなきゃ」というのが、ふつうの人間の心理ですが、このパニック状態で下す判断で動くとさらに苦しみの深みにハマり、絶望に打ちのめされる現実が待っています。
「いま」が苦しくて、意識が「過去」や「未来」に彷徨うとき、残念ながら「いま」にいないのでエゴのテリトリーで「怖れ」に支配されることになります。
「いま」を苦しくさせているのは、他でもない自分のネガティブ思考回路が作動し、それに相応しい感情を誘発する神経伝達物質を分泌しているからなのです。
問題は外の世界からやって来ても、それを「苦しみ」と受けとめているのは自分自身の思考と感情なのです。
だから、自分の扱い方(心のしくみ)がわかっていれば、ネガティブ思考回路の作動はオフにでき、誘発される感情も鎮めることが可能です。
思考がネガティブに働いて「苦しみ」を訴えると、それと戦うか、逃げるかするためにノルアドレナリンが脳内に分泌されます。
怒ったり、不安に駆られると心臓がバクバクしますよね?あれは、ほんとうに戦うか、逃げるかするために心臓が身体中の筋肉に血液を送っている状態です。
ネガティブな感情というのは、命の危険を感じさせるものと戦うか、逃げるかを素早く行動に駆り立てるための身体の警報システムなのです。
「オオカミが来るかも」と思考がつぶやくと、感情には「オオカミが来るって?たいへんだ!」と伝わり、心臓はバクバク動いて血液を送り、その鼓動の効果音に焦りを感じて思考はほんとうに「オオカミが襲って来る!」と思い込むようになってしまう。そして感情は恐怖のどん底を感じて・・・という状態が、わたしたちの体内で日常茶飯事に起きているのです。
「オオカミ」の部分を、「お金が・・・、時間が・・・足りない」に置き換えると、このシステムが日常的に作動しているのが、誰にとってもピンとくると思います。
でも、わたしたちは、ジャングルに生息する類人猿ではありません。突然、命の危険に曝されるような出来事には滅多に遭遇しません。
ネガティブ思考が日常的に警告する「危機情報」にしても、戦うべき敵は見えず、不安に苛まれて逃げ込む場所すらないのです。
戦うことも、逃げ込むこともできない「架空の危機」なら、危機回避のための行動に駆り立てる役割のネガティブ感情は、作動する必要はないのです。
ちなみに、心臓をバクバクさせる威力を持つノルアドレナリンは、劇薬です。だから、身体は危機ではないと察知すると、速やかにセロトニンでノルアドレナリンを中和します。
身体にしてみれば、ネガティブ思考回路が発令する「架空の危機情報」と、それに翻弄される感情の動きは、迷惑千万な茶番劇です。
本来、夜、安らかな睡眠のために用意しておいたセロトニンを、昼間の「架空の危機情報」に悲鳴をあげる感情の火消しに回すことになるのですから。
夜眠れない人は、昼間、ネガティブ思考回路に翻弄されて、貴重なセロトニンを無駄使いしている可能性があります。未来を憂いて心を苦しめるのはやめましょう。
「いま、この瞬間に在る自分」の心の平和にフォーカスしましょう。
「いま、この瞬間に在る自分」が未来を創るのです。
「いま、この瞬間に在る自分」が穏やかで幸せならば、未来はそれに相応しい出来事が現象化されます。
そして、小宇宙とも呼ばれるわたしたちの身体は、「大いなる存在」の叡智の賜物です。
原始時代の名残のような、思考・感情の危機回避システムに心を煩わせて一生を終わらせるようにはできていません。
思考が間違って「架空危機情報」を発信してしまい、嫌な気分が出てきたら、どんな出来事にどんな感情が発生したのかだけ観察し、それが済んだら深呼吸をするか、水を飲めばいいのです。
思考は言葉やイメージで感情に伝え、感情はイメージで身体に反応させ、身体は動きで答えます。
身体に直に伝えるには、行動を指示した方が速いのです。
心臓をバクバクさせる不安を打ち消したいのなら、心が穏やかなときにする行動を身体に指示すればよいのです。
深くゆっくり呼吸したり、水を飲んだりする行動を身体にさせれば、「なんだ、危機は誤報だったのか」と気づいて落ち着いてくれます。
身体が安らいでいれば、感情も穏やかになり、思考も冷静さを取り戻します。
パニックったときは、身体から落ち着かせればいい、と知っているだけでも安心できます。
このように逆向きの身体⇒感情⇒思考の伝達ルートも使ってあげることで、思考や感情の負担も軽減できます。
ネガティブ感情を無理に抑え込むのではなく、ネガティブ感情の役目である警報装置としての働きを、しっかり観察することで、自身の心の反応を深く知る手掛かりになります。
自分の内側をよく知れば知るほど、ネガティブ思考や感情に振り回される機会は減っていきます。
そして、たまに、ネガティブ思考や感情を発見すると観察する側(魂意識)が面白がっているのさえ感じることが可能です。
そんなときは、「大いなる存在」が光と同じくらい闇も愛してこの世を造ったという話が、実感できるはずです。
次回は、うお座土星のエドガー・ケーシーの10室のリーディングを予定しています。
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新メニュー(月の欲求・土星の制限の観念書き換えワーク、
キローンの苦手意識を強味に変えるワーク)が加わりました。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
