こんにちは、リブラです。
うお座土星編の解説サンプルとしてのエドガー・ケイシーのホロスコープリーディングの続きです。
今回は3室(表現のハウス)のリーディングをします。
このサイトの「celebrty search」欄に「Edgar Cayce」で検索をすると、エドガー・ケイシーのホロスコープを見ることができます。
エドガー・ケイシーの3室は、てんびん座16度で始まり、さそり座19度で終わります。
このハウスに天体はありません。
ケイシーの3室の始まりはてんびん座で、その支配星は喜びや楽しみを象徴する金星です。
ケイシーのうお座の金星は7室のドラゴンヘッド(魂の目的)・土星(現実性)・水星(思考)と重なる位置にあります。
7室は1対1の人間関係のハウスで、そこを舞台にうお座のアナザーワールド的な交流が展開されると、彼のホロスコープは示しています。
ケイシーは、華やかなしし座アセンダントとは思えないくらい引っ込み思案で人見知りをする人だったようです。でも、家族や周囲の人々には優しく穏やかでちょっと不思議な感じの存在でした。
吃りがあり控えめだけど誰に対しても穏やかに対応するので、霊的能力を彼の思惑どおり隠していられたならば、普通の本屋の店員や写真館の主人として、誰ひとり彼を怪しむ人はいなかったでしょう。
3室(表現のハウス)の支配星座がてんびん座なので、調和の取れたコミュニケーションの場を演出するのに一役買っていたと思います。
トランシット(運行中)の天王星(変革の星)がケイシーの3室をさそり座5度で通過中の15才のとき、尾てい骨にボールが当たったのをきっかけに体調を崩し、彼の就寝中の寝言で喋った治療法を母親が実践すると治った、という出来事が起きます。
このとき以来、ケイシーの霊的能力が治療に役立つことを父親が知ることとなり、その能力を世間に口外してしまったので、彼自身、霊的能力に疑念を持ちながらも催眠下で医師に情報提供するようになっていきました。
ケイシーには、目覚めているときの控えめで穏やかな表現をする人格と、眠りながらトランス状態で人智を超えた情報源にアクセスし、問われたことに的確に答えるサイキックな人格が同居するようになったのです。
3室のてんびん座の支配星の金星は7室のうお座金星を使って、彼が目覚めているときは、他者に寛大で打ち解けた交流を促し、トランス状態のときは、ケイシーのアナザーワールドの交流を促していたのでしょう。
ケイシーの祖父は霊能力で水脈を見つけたりして有名だったそうですが、ケイシーの母親も他言はしないものの霊的能力に通じていた人だと言われています。
だからケイシーは不思議な夢を見ると、母親のキャリーにだけはこっそり話して夢の意味を教えてもらっていました。
後の妻となる女性の夢をみたときも、母のキャリーが夢解きをしてくれました。
ベールをかぶった少女と手をつないで森林を歩き、川を越えると、羽をつけた男に「たがいの右手をしっかり握りなさい」と言われ、つないだ手の上に金色の布が掛けられ、「ふたりがひとつになれば、どんなことでもできる」と言ってその男は消えてしまいました。
ふたりが歩き出すと沼に突き当たり、服を汚さずみ渡るにはどうしたものかと迷っていると、先ほどの羽のある男が再び現れ、「金の布を使いなさい」と命じました。
金の布を振るとふたりは、瞬時に沼の向こう側に移っていました。
さらにふたりが向かう先には、険しい崖が立ちはだかるので、ケイシーはナイフで削って足場をつくり、そこを登って謎の少女を引き上げました。
ふたりはだんだん高く登っていきましたが、頂上がいっこうに見えてきませんでした。
という内容の夢でした。
キャリーはその夢を「いつかあなたが結婚する女の子の夢ね。遠い昔から知っていて、またいつか出会うことになるソウルメイトなのよ。
女の子がベールをかぶっているのは、まだ、あなたがその子に出会ってないからだわ。
その人はどこかで、あなたを待っているのよ。
あなたたちの魂は潜在意識の世界ではもう出会ってていて、愛し合い、一緒にいることを幸せに思っているの。
ふたりがほんとうに出会ったとき、お互いに、すぐ、相手がその人だとわかるようになっているのよ」
「もうじきその子に会えるの?」とケイシーが問うと、キャリーは、
「母さんには、夢の意味しかわからないわ。
その子と一緒に川を渡ったのは、婚約のことね。
金の布は結婚の絆で、それを大切にできるかは、いろいろな困難をくぐり抜けていくことでわかるのよ。
崖は、上を目指そうと努力を表しているの。
それは、あなたが一歩一歩切り開く道で、家族を支えたり、人生の中で自分にふさわしいことを見つけること。
頂上は限界を示すものだから、見えなかったのよ。
きちんと準備をして足場を固めれば、どんどん登っていけるわ。
登ろとする意志があるかぎり、、どこまでも行けるのよ」
「エドガー・ケイシー物語」より引用
キリスト教の影響の強い南部のふつうの主婦が、さらりと輪廻転生の内容も盛り込んで息子の未来の妻~結婚~人生に対する心構えまで、夢解きを使って話せるのは、もう、「偶然」の親子関係ではなく、ケイシーの魂が、キャリーを母を選んで生まれてきたとしか考えられません。
結婚によってふたつの人生をひとつの道に共同創造していく人たちは、出会う前に自分の人生の可能性もしっかり見つめ、結婚でお互いの人生の可能性を伸ばしていけるように準備が必要であることを、まだ十代のケイシーに母キャリーは説いたのです。
ケイシーは母の夢解きを心に留め、同年代の若者たちのように若い女性とデートすることや居酒屋に立ち寄ることに興味を示さなくなり、本屋に就職してからは書店の本を読破することに時間を費やしました。
魂同士でつながった相手は、会う準備(お互いの人生をひとつにして、可能性を無限大にしてく準備)が整えば絶妙なタイミングで出会えるという母の教えを信じたのでしょう。
ケイシーはこの日から数年かけて、夢の中の少女をイメージの中で描き続け、背が高く茶色の目をした優しそうな女の子の像を確定していきました。
その少女、ガートルードとほんとうに出会うのは、ケイシーの4室にさそり座天王星が通過中の1895年のことでした。
次回の予定は、「悟りをひらくと~」の解説の続きです。ケイシーの4室のホロスコープリーディングはその後になります。
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最後まで読んでくださり、ありがとうございます。