こんにちは、リブラです。

 

おうし座11度天王星&やぎ座22度土星・やぎ座7度冥王星のコンビネーションの生まれのカトリーヌ・ド・メディシスのお話も今回で最終回です。

 

カトリーヌの12室(潜在意識~集合意識のハウス)はうお座9度始まり、おひつじ座28度終わりです。

このハウスにはおひつじ座7度の水星(思考)があり、6室(貢献)のてんびん座10度の月(心のよりどころ)と15度の木星(チャンス、幸運)の重なりと、9室(探求)のやぎ座7度の冥王星(潜在能力)T字型のハードアスペクトを形成し、葛藤を生む配置です。

 

カトリーヌの12室(潜在意識のハウス)にトランシットの天王星が通過するとき何が起きたのかを追って、12室へのトランシットの天王星の影響をみていこうと思います。

 

10室(天職)から先は「魂意識主導(天と共同創造するコース)」か「エゴ主導(奇跡を全く認めないコース)」かで、読み方が変わると前々回の記事でお話ししました。

 

「魂意識主導のコース」ならば、10室で天と共同創造で始めた天職に、11室で共鳴する仲間が集まり、12室(潜在意識~集合無意識)で「すべてと心がひとつになる=ワンネスを体験する」ということになります。

 

常にワンネスの意識が根底にある状態で現実を見渡せると、人との出会いやも遭遇する出来事もすべてが必然に感じられます。

そして、自身の心の投影がこの現実を創り出していることに気づけば、自ら人生を創る「自由選択」が与えられているのを思い出すことでしょう。

 

ワンネスの意識が根底に流れているので、ワクワクするものを「自由選択」しても大いなる源の計画から逸脱してしまう不安には駆られません。

 

必要なときに絶妙なタイミングで出会いや出来事や環境が揃うことを信頼できるのです。

「お腹がすいた!」という感覚に従い、身体が欲するもの美味しく味わって食べれば消化吸収のことを知らなくても、解糖系やTCA回路のことを知らなくても、取り込んだ栄養からエネルギーをつくり代謝を自動的に行ってくれる自然界のシステムを、わたしたちは当然のように信頼していますよね。

ワンネスに意識がつながっていると、すべてにおいて奇跡のような循環・連携・バランスに日常を委ねることができるのです。

 

12室を信頼できると森羅万象万物は一体になって、わたしたちの人生に必要な循環を起こしてくれます。

毛細血管が走る隅々まで酸素や栄養を供給してくれるシステムのように、意識でひとつにつながる存在には大いなる源の恵みが流れ込んで来るのです。

 

一方、まだ、集合意識とのつながりに疑念や怖れがあり、すべてを自身の思考で制御しないと気が済まない場合(エゴ主導コース)は、自身の思考で想定した「望みと怖れ」で葛藤する投影の現象化を人生に選択することになります。

 

望んだものは手に入れられないのに、どうでもよいものは自然に入って来るのがこの世の常なのは、強く望むものほど得られないときの怖れを想定する癖が、わたしたちのエゴにあるからです。

 

エゴ主導のコースで人生を安楽に生きるには、エゴが安全認定をしたものの中から人生に必要なものを選ぶしかありません。

エゴは見えないもの・未知のものを怖がりますから、見えるもの・既知のものの中から人生を選ぶことになります。

 

12室は潜在意識~集合意識の領域ですから、目に見えません。

だから、エゴ主導コースの人々には、無いも同然のハウスかもしれません。

 

カトリーヌも見える世界がすべてのエゴ主導の人生だったので、12室にトランシットのうお座天王星が訪れた1588年の12月に肺の感染症に倒れ、1589年1月5日(トランシットの天王星がうお座13度のとき)死去しています。

 

存命する最後の息子のアンリ3世が、台頭する有力貴族キーズ公兄弟を暗殺してしまったことで、カトリック派とそれを慕う国民を敵に回すことが予想でき、カトリーヌが死守してきたヴァロワ王室の終わりが見えて絶望してしまったのでしょう。

見える世界がすべてのエゴ主導コースでは、こんな危機的状況のとき見える現実に怯えて絶望するしかないのです。

 

家族思いのかに座火星が4室(基盤)にあるくらいなので、孤児として育ち政略結婚で家庭をつくったカトリーヌとしては、愛する我が子達に囲まれて安楽に暮らして幕を閉じる生涯を何よりも望んだことでしょう。

 

でも、怖れの意図で選択をするエゴは、子供達の将来を安泰にするには王室の安泰が必要で、王室の安泰のためにはそれを揺るがす存在(有力貴族やカトリック派とプロテスタント派で内乱を起こす国民)の制圧が必要で、そのための手段に子供達の政略結婚や戦争も辞さないという冷徹な母后にカトリーヌを仕立て上げたのです。

 

ほんとうは平和を望み、国家の母となり、フランスだけはカトリック派もプロテスタント派も自由に礼拝ができ、共存する道を選びたかったのだろうと思います。

 

子供達の婚姻による親戚関係を結ぶことで、ブルボン王室とも有力貴族とも協力関係を作りたいと考えていたのだろうと思います。

 

醜い争いで勝つよりも平和を志向し美意識を尊重することに価値を置くてんびん座に、月(心のよりどころ)と木星(チャンス)があるのカトリーヌですから。

 

しかし、エゴ主導では、見えない国民の心など眼中になくなり、カトリーヌのやぎ座冥王星はヴァロワ王室の存続だけをゴールに知略に走って周囲の不審を招き、おひつじ座水星は反乱したプロテスタント派には短絡的に武力鎮圧指令で虐殺してしまったのです。

 

カトリーヌの心の中のてんびん座とやぎ座とおひつじ座の葛藤が、フランスを舞台に現象化されてしまったのですから、国民にとったら大迷惑な存在だったと思います。

 

国を治める摂政を大いなる源と共同創造の天職にするなら(10室やぎ座土星)、すべての国民までも蟹の甲羅の内側に抱えて我が子のように愛するパワー(4室かに座火星)と、国民の総意を察して俯瞰視点で素早く判断する知性(12室おひつじ座水星)と、どこまでも真・善・美に基づく貢献を希求する精神性(6室てんびん座月・木星)の統合が必要でしたが、カトリーヌはそのように星を使う人生を選択していなかったようです。

 

 

愛と美の女神の金星を守護星とするおうし座を太陽と金星と天王星と1室に持ち、同じく金星を守護星とするてんびん座に月と木星を持つカトリーヌ・ド・メディシスを歴史上有名にしている出来事が、「サンバルテミの虐殺」なのですから皮肉な話です。

 

星に恵まれているから幸せな人生になるのではなく、「愛の意図」で選択するからこそ星に恵まれる幸せな人生を創れるのだと、カトリーヌの人生とホロスコープを振り返って眺めると、思い知らされます。

 

 

それでは、12室(潜在意識~集合意識のハウス)に元々天王星がある場合についても、お話しますね。

12室にある天王星は、「天と共同創造する」想定で生きる場合、常に「ワンネス」と意識でつながる感覚が根底に流れ、森羅万象・万物がタイミングよく人生に流通するのを感じます。その感覚を信頼して人生の選択ができるようになると自己変革が起き、奇跡の連続が日常のような人生が展開されて行きます。

 

現在天王星が滞在するおうし座が12室の人は、<ほんとうの自分>の人生を心豊かに生きるため、「天と共同創造する生き方」を集合意識に共鳴させ、森羅万象・万物の豊かな循環を受け取れるよう、変革を遂げていく7年に突入しました。

「大いなる源」は愛の意図で選択する人生にサポートを向けるので、自分自身への愛の意図を基準に物事を選んでいきましょう。自分の感覚を大切にする習慣ができると、他の人々が大切にしているものもわかってきます。そして、人類すべてが大切にしているたったひとつのものに気づく瞬間が、自己変革のチャンスです。自分を知り、他者を知り、この世界のすべてを知ってしまうような変容が起きるでしょう。

 

次回の予定ですが、うお座土星の有名人のホロスコープリーディングが未完了なのと、「悟りをひらくと~」の解説が未完了なので、そのどちらかを交互に記事にしていこうと考えています。

 

わたしのサロン、リブラライブラリーではあなたの心のしくみをホロスコープで解説し、心の制限、葛藤が引き寄せる現実問題にセルフヘルプで立ち向かえるようサポートします。

 

詳しくはこちら をご覧ください。

 

新メニュー(月の欲求・土星の制限の観念書き換えワーク、

キローンの苦手意識を強味に変えるワーク)が加わりました。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。