こんにちは、リブラです。

 

おうし座11度天王星&やぎ座22度土星・やぎ座7度冥王星のコンビネーションの生まれのカトリーヌ・ド・メディシス(1519年4月13日生まれ;ユリウス暦)のお話の続きです。

 

カトリーヌの5室(至福と創造性のハウス)はしし座17度始まり、おとめ座9度終わりです。

このハウスには、天体がありません。

 

天体のないハウスのことを不安げにクライエント様から質問を受けることが時々あります。

天体がないからそのハウスの分野が人生から欠落してしまうんじゃないか・・・というのが、主なご質問の内容です。

 

結論から言ってしまうと、そんな心配をする必要は全くありません。

不安になられる気持ちはわかります。

ホロスコープの12個のハウスの分野は、どれも人生にとって重要項目です。

自分で選ぶ前に「それはないから!」とホロスコープに示されたら、人生の可能性に制限がかかってしまいます。

神の分霊である魂が、神の愛である「自由選択」を奪うブループリントを設計するわけがありません。

 

目に見えないものは「無いもの」とする人間の錯覚が、天体のないハウスを見て不安を覚えさせる原因です。

ホロスコープを「読むためのツールやテクニック」は知っている、だけど自身のホロスコープから魂の意図する人生が見えてこないのは、見えないものは「無いもの」と判断する思考のクセが邪魔していたりするのです。

 

わたしたちのゲノム(DNAの遺伝子情報)は、イントロンと呼ばれる余白が約6割で、遺伝子情報が刻まれているエクソンと呼ばれる部分より、圧倒的なスペースを占めているのです。

 

近年、エイズウイルスなどの逆転写酵素を持つレトロウイルスの研究が進み、レトロウイルスが宿主に遺伝子情報を書き込むことが判明したとき、ヒトの進化にはイントロンの余白スペースとレトロウイルスの逆転写酵素が重要な鍵を握っていたのではないか?と囁かれるようになりました。

 

自然界は、狭い人間視点で見たらムダとも思えるほどの豊かさが溢れていますが、地球46億年の長い視点で眺めたら、今の生物が生存するために必要不可欠なものばかりなのです。

「上なるごとく下に、下なるごとく上に」のキバリオンの奥義を、自然界のしくみを知ることで創造主の意図を受け止めて理解するならば、「余白スペースこそ完全さを備えている」という解釈になります。

 

この発想を「星のないハウス」の解釈に応用するならば、「星の力をあえて注がなくてもうまくやっていけるハウス」と読めるわけです。

 

例えば、わたしのホロスコープは3室(表現のハウス)に天体がないのですが、星読みやタロットリーディングで解説に困ったことは、7年前の開業以来1度もありません。

(おうし座の3室なので、文章を書こうと思い立つまでのスピードは牛歩並みで、遅筆ですが)

 

ブログを書くときも、ネタや文章の表現方法に困ることはありません。

しかもわたしの前職は臨床検査技師と内視鏡技師で、技術屋ですから文章を鍛える機会はほとんどなかったのです。

あえて言うなら、読書をしていると怒られる家で育ったから、隠れ読書で活字中毒になったくらいです。

 

だから、天体のないハウスの分野のことは、そんなに気に止めなくてよいのだと思います。

魂の意図からすると「注目してほしいハウスに星を置いておくからね!」ということでしょう。

 

では、「星の力をあえて注がなくてもうまくやっていけるハウス」にトランシットの天体が入るときどうなるか?と言えば、問題なく素直にダイレクトにトランシット天体のエネルギーを受け取れるのです。

 

それでは、カトリーヌ・ド・メディシスの5室(創造性と至福のハウス)を例に、天体のないハウスにトランシットの天王星(変革の星)が入ったときの出来事についてをお話しします。

 

前回の4室(基盤のハウス)のトランシットの天王星でカトリーヌに起きたことは、徹底的な生活基盤・精神基盤の変革でした。

政略結婚で14歳でアンリ王子と結婚し、強力な後ろ盾だった教皇クレメンス7世が死去し、孤立無援のカトリーヌが太子妃の座を維持するには、どうしても世継ぎの王子を産むことが必要でした。

 

その基盤を確かなものとするため、4室かに座火星と6室てんびん座木星と10室やぎ座土星で形成されるT字スクエアの葛藤~統合(おそらくは、アンリ王子とその愛妾ディアーヌの関係の容認と、ディアーヌの協力によって得られるアンリ王子の子供を妊娠する機会)がありました。

 

6室(貢献)と10室(天職)の充実を手に入れるための4室(基盤)の確立を、トランシットの天王星の嵐が促したのです。

カトリーヌは自身の家庭の基盤を確立するために力を注いだのですが、6室(貢献)と10室(天職)が関わるT字アスペクトなので、やっていることは国家レベルの基盤の確立のイメージですね。

 

そして、カトリーヌの5室(至福と創造性のハウス)にトランシットの天王星が入ってもたらしたものは、念願の男の子の誕生です。

1544年1月20日、王子が生まれ、24歳のカトリーヌは名実ともに王太子妃の座を揺ぎないものにしました。

このとき、トランシットの天王星はおとめ座4度で5室に輝き、木星(幸運)はさそり座27度と土星(現実性)いて座0度との合で7室(パートナーシップのハウス)にありました。

 

カトリーヌはその後も9人の子供を産み、シャルル9世、アンリ3世、フランソワ2世の3人の王子たちの王位継承に母親として貢献しました。

 

カトリーヌはお約束の王子を産むことで(おとめ座天王星の創造)、アンリ王子とのパートナーシップの絆に希望と現実性をもたらし、王室を継承していく責任もこのとき担った(さそり座木星といて座土星の合)のです。

 

カトリーヌの5室も7室も8室も天体はありませんが、トランシットの天体のエネルギーを素直に受け止めて行くだけで、魂が意図する人生に必要な出来事は、粛々と自然な流れで起こって来るのが、おわかりいただけると思います。

 

カトリーヌ・ド・メディシスのホロスコープを読んでいて気がついたのですが、ノストラダムスもいたこの時代はペストが流行したり、飢饉や戦争で多く人々が命を落とし、例え王侯貴族・大富豪でも家族の多くを病気で失うことがあり、生き残るだけで精一杯だったようです。

 

生き残るためには、安泰な家庭や家族やパートナーシップが不可欠で、だからこそ4室=家庭、5室=子供、7室=結婚という限定的なハウスの読み方をこの時代の占星術師たちはしたのでしょうね。

 

生き残ることに有益なもの以外は興味なし(エゴ視点)という時代背景もあり、人生の選択肢も少なかったから興味・関心があることに限定したハウスシステムで読んでいたのだと思います。

 

もちろん、人生の選択肢が無限に拡がっている現代は、こんな限定したハウスの項目で読もうとしたら破綻します。エゴ視点から魂視点へ、読む側もホロスコープを見る視点を変え、ハウスのイメージも現代にマッチした物質次元に囚われないものに変えていかないと、魂のブループリントとして機能しません。

 

それでは、5室(至福と創造性のハウス)に元々天王星がある場合についても、お話しますね。

5室にある天王星は、「至福や創造性」を追求することで唯一無二の個性が育まれ、人生を変えるような自己変革を起こします。

だから、人生を変えたい、あるいは自分を変えたいと願うときは、どんなことに至福を感じるのか?、唯一無二の自分としてどんなものをこの世に創造したいのか?問いかけてみるとよいでしょう。

その至福や創造性を追求行動が、あなたの魂の意図する人生に向けて変革を起こします。

 

現在天王星が滞在するおうし座が5室の人は、<ほんとうの自分>の人生を豊かに生きるため、どんな至福や創造性を追求し、唯一無二の個性を育むのか、意識変革していく7年に突入しました。

唯一無二の個性を思い出すために、五感の喜びや芸術的な創造性を発揮して楽しむときが、今なのです。

 

次回もこの続き、カトリーヌの6室(貢献のハウス)のお話をします。

 

わたしのサロン、リブラライブラリーではあなたの心のしくみをホロスコープで解説し、心の制限、葛藤が引き寄せる現実問題にセルフヘルプで立ち向かえるようサポートします。

 

詳しくはこちら をご覧ください。

 

新メニュー(月の欲求・土星の制限の観念書き換えワーク、

キローンの苦手意識を強味に変えるワーク)が加わりました。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。