こんにちは、リブラです。

 

おうし座天王星&やぎ座土星・冥王星のコンビネーションの生まれのカトリーヌ・ド・メディシスのお話の続きです。

 

カトリーヌはおうし座11度の天王星を、1室(本人のハウス)に持って生まれました。

天王星(ウラヌス)は、7年周期で次の星座に移動します。

 

カトリーヌの1室はおひつじ座28度始まりふたご座2度終わりのインターセプトハウスなので、トランシットの(運行中の)天王星は、1室内でおうし座11度~ふたご座2度へ巡っていくのです。

 

カトリーヌの2室(所有)はふたご座2度始まりふたご座25度終わりです。

このハウスの直前(1室との境界付近)には、ふたご座0度のドラゴンヘッド(魂の目的、過去生から今生への動機)があります。

 

ドラゴンヘッドはカトリーヌの1室にあるのですが、境界線付近5度以内のところにあるので、1室と絡めて2室扱いとして読むことができます。

むしろ、2室の意味合いを加味しないとこのドラゴンヘッドはうまく読めない位置にあります。

 

前回お話したようにカトリーヌの1室には、おうし座1度の太陽(本来の自己)とそこに並ぶ8度の金星(喜び、女性性)と11度の天王星(自己変革)があります。

太陽も金星も天王星も自分のために注ぐエネルギーの感受点としてそこにありますが、魂の目的も同じハウスにあるのです。

どれだけ自分に意識を向けなければいけない人生なのかが、見て取れます。

 

血筋は良いけれど孤児になり、父方の祖母⇒叔母⇒教皇クレメンス7世と保護してくれる存在が次々と変わり、おまけに教皇の権力闘争にまで巻き込まれ、安住の地が見つからないまま流転した幼少期。

 

この環境は、「奪われないものは個である自分の内側の意識だけ、自分だけが変わらぬ唯一の味方であること」を、体験からカトリーヌに身につけさせたことでしょう。

 

唯一無二の個の輝きを放つ太陽と、自分を愛し育てる金星と、環境が変わるたびに進化・成長を促す天王星がカトリーヌの1室本人のハウスに備えられ、これらの感受点に注がれる星のエネルギーを総動員して、ドラゴンヘッドの魂の目的が遂げられることを、2室2度手前という配置が示唆しています。

 

1室(本人のハウス)が「わたしである!と宣言するハウス」だとしたら、2室(所有のハウス)は「わたしが持つものを使って、わたしであること知るハウス」なのだと思います。

 

カトリーヌにとって「自分のもの」とはっきり胸を張って言えるのは、自分の心と身体だけです。

カトリーヌのドラゴンヘッドは、自分の心と身体を資源にどこまでできるかやってごらんと、挑戦状を突きつけたのです。

 

フランスの王宮にイタリアの富豪の娘が教皇の後押しする形で嫁入りしたので、フランス国民からは歓迎されず、夫となるアンリ王子には美しい愛妾がいて、カトリーヌは見向きもされない環境に置かれることなりますが、彼女は地道にフランスの歴史や文化を本から学んで過ごしたそうです。

 

そんな様子は知的探求のハウスである9室に潜在能力を表すやぎ座冥王星があり、1室のおうし座金星や天王星

と120度の協調するアスペクトとっていることからも想像できます。

孤立無援な状況に嘆くのではなく、コツコツとやぎ座流の現実的努力を続けて眠った能力を掘り起こし、それによって豊かな変革を遂げ、富豪の娘から王妃への進化・成長していく自分に喜びを感じて、未来の希望につなげていったのでしょう。

 

カトリーヌの2室はふたご座ですから、その支配星の水星は知性を1番のパワーとして発揮します。

だから、彼女は知性を磨き、自分のものとすることで自らの人生を切り開こうとしたのです。

 

実際その努力は、アンリ王の死後、彼女が未成熟な王子たちの代わりに摂政となり、王に代わって采配振るうときに活かされます。

 

カトリーヌが政治の実権を誰にも渡さず、王位を守ったからこそ我が子に王を継がせることができたのだろうと言われています。

 

この辺は、2室直前のふたご座0度のドラゴンヘッドと10室(天職のハウス)のやぎ座22度の土星(現実性)の120度がよい連携をしたのだろうと思います。

国家の運営や国民の気持ちを掴むことなどの政治的手腕に、努力して学んだ文化・歴史や知的探求の成果を活用したのでしょう。

 

ふたご座ドラゴンヘッドの反対に位置するのは、8室(共感のハウス)直前にあるいて座ドラゴンテイル(過去生情報)です。

カトリーヌ・ド・メディシスとして生まれる動機になった転生は、1対1の人間関係の共感の感動や信頼関係に支えられた人生だったことがうかがえます。

 

親密な関係の他者に支えられたり支たりしながら、協調のエネルギーで二人でひとつの夢を理想的な状態で叶えることがテーマの過去生だったのでしょう。

だから、カトリーヌ・ド・メディシスとしての転生は、自分の力でどこまでできるかチャレンジする人生(アセンダントはチャレンジャーなおひつじ座を設定しています)なのだと思います。

 

1523年、後見人の教皇クレメンス7世から4歳にしてリッカルディ宮を与えられとき、トランシットの天王星はふたご座0度でカトリーヌドラゴンヘッドに重なる位置にありました。

このときカトリーヌの好むと好まざるとに関係なく、彼女の血筋の宿命が「カトリーヌのもの」となったのです。

教皇クレメンス7世の強力な後ろ盾の下に、カトリーヌとフランスのアンリ王子との縁談が進められていくことになったのです。

 

それでは、2室(所有のハウス)に元々天王星がある場合についても、お話しますね。

2室にある天王星は、「所有」とするものによって自己変革を引き起こすことなります。

だから、人生を変えたい、あるいは自分を変えたいと願うときは、変えたいイメージに合った物・関係・環境・セルフイメージを「自分のものとして所有」するとよいでしょう。

 

現在天王星が滞在するおうし座が2室の人は、いままでの物・関係・環境・セルフイメージを変えていく7年に突入しました。豊かな所有に恵まれたいならば、自身の進化・成長のため、慣れた環境を手放し、新しい知識や技術を取り込むことを厭わず、豊かで幸せなセルフイメージにフォーカスし、その自分だったら何を考え、どう行動し、どんな選択をするだろう?と想定するのを楽しみましょう。

楽しんでいるうちにハードルが低くなって、そんな考えや行動や選択ができるように変わってきます。

 

次回もこの続き、カトリーヌの3室(表現のハウス)のお話をします。

 

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キローンの苦手意識を強味に変えるワーク)が加わりました。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。