こんにちは、リブラです。

 

おうし座天王星&やぎ座土星・冥王星のコンビネーションの生まれのカトリーヌ・ド・メディシスのお話の続きです。

 

カトリーヌ・ド・メディシスは、1519年4月13日に生まれて母親マドレーヌはその15日後に亡くなり、父親のロレンツォは翌月の5月14日病死しました。

でも、カトリーヌが生まれたときは「男の子が生まれたかのように喜んだ」そうです。

 

おひつじ座28度のアセンダントのすぐ傍でおうし座1度太陽が輝き、おうし座8度の金星もあるので、カトリーヌが生まれたことそのものを両親は歓迎し喜んだのがうかがえます。

 

こうしてカトリーヌの数奇な人生が始まりました。

おうし座11度の天王星は、カトリーヌの1室(本人のハウス)にあります。

天王星(ウラヌス)は、我が子を次々に殺す凶暴な闇の神の名前が付けられた星です。

変革を邪魔するものなら、なんでも破壊する性質があります。

 

生まれながらに銀の匙をくわえてきたかのように歓迎されたカトリーヌの誕生でしたが、天王星はその幸せを奪い取ることによって、生まれながらに与えられた幸せではなく、自分の力でほんとうの自分(太陽)を輝かせ、その個性の輝きを喜べる女性(金星)になるチャレンジャー(おひつじ座アセンダントのキャラクター)になるべく、様々な出来事を課してくるのです。

カトリーヌがありのままの自分を愛せるようになるまでの間。

 

血筋は良いけれど孤児になったカトリーヌは、父方の祖母に引き取られますがわずか1年で祖母も亡くなり、叔母に引き取られます。

その一方でメディシス家出身のクレメンス7世が教皇に選出され、カトリーヌの後見人となります。

カトリーヌは4歳にしてフィレンツェのリッカルディ宮を与えられ「小公女」と呼ばれました。

 

しかし、7年周期の天王星のなおもカトリーヌの1室に滞在し、嵐を起こします。

 

今度は後見人のクレメンス7世の権力闘争に巻き込まれ、人質にされて修道院に入れられたり、騾馬に乗せられて群衆の嘲りを受けさせられながら引き回されたりしました。

 

生まれてからずっと安らぎのある場所や愛を与えてくれる存在が身近にいない環境でカトリーヌは育ったのです。

それも自分の希望や意思とは無関係に、熱烈に歓迎され大切にされてみたり、不当に嘲られたりする子供時代を送ったのです。

 

周囲の人々が彼女の血筋による勝手なレッテルを貼り付け、それを崇めてみたり、貶したりするのを、カトリーヌは幼少期からずっと経験して育ったのです。

 

こんな風にして育つと、どんな人格が形成されるでしょうか?

 

きっと、「人は、ほんとうのわたしとは違うものを見て、わたしを愛したり憎んだりするのだろう」と思い込むことでしょう。

 

そして、「誰も見つけてくれない<ほんとうのわたし>をわたしが見つけて光らせないと、ニセモノのわたしで終わってしまう」という気持ちに駆られたことでしょう。

 

カトリーヌの1室のおうし座天王星は、周囲にニセモノの自分を愛させたり憎ませたりする代わりに、自分自身で<ほんとうの自分>を見つけさせ、それを自分で愛することで輝かせる人に変わるよう、試練とも思える環境の変化を次と与えたように思います。

 

富と権力を持つ親のもとに生まれ、蝶よ花よと愛されるだけで育ったとしたら、カトリーヌは富や権力の後ろ盾を失う度に絶望して、そこから自力で立ち上がる気力も失せたことでしょう。

 

しかし、カトリーヌは天王星が1室で君臨する幼少期を送ったことで、外側の世界の栄枯盛衰と無関係に、自分自身の努力や精神性で築き上げられる、けして誰にも奪われないものを内側の世界で見つけたのだと思います。

 

9室(探求のハウス)のやぎ座7度の冥王星(潜在能力)も、彼女のおうし座11度の天王星と協調する関係のアスペクトなので、自身の知性や精神性を磨く努力をする度に新しい自分の能力を開花させ、どんな環境の中でも品格を保てる自分に変革を遂げて行ったのでしょう。

 

だから、愛妾に夢中の王が夫でも、王妃として王子を産んで育てることができるのは自分だけ、という立場をしっかり理解し、絶世美女と呼ばれる王の愛妾ディアーヌに対しても、王妃として品格を崩さず対応することができたのでしょう。

 

1室本人のハウスに天王星がある人は、変化は新しい自分を引き出してくれると思いましょう。

変化に抵抗すると、変化せざるを得ない環境を次々と突きつけられます。

そして、変化に強い自分を見つけたときに、変化の度に大きな幸せを手にしているのを発見して、益々変化していくことが楽しくなることでしょう。

 

現在天王星が滞在するおうし座が1室の人は、ご自身の本質に目を向けましょう。

その本質が自分自身を愛することで(光を当てることで)ますます本来の輝きを放ってくるのを観察するとよいでしょう。

その輝きは、唯一無二の個性の輝きです。

だから、他の誰も評価できません。

自分自身で最初に見つけ、価値を与えて光らせるところからスタートさせるしかありません。

その自分を高める努力は必ず報われます。

具現化の努力に価値を置くやぎ座土星と、努力によって未知の可能性を開くやぎ座冥王星が見守る時代ですから。

 

次回もこの続き、カトリーヌの2室(所有のハウス)の話をします。

 

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キローンの苦手意識を強味に変えるワーク)が加わりました。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。