こんにちは、リブラです。

1年以上サターン(土星)さんとの記事にしてきましたが、いよいよ12星座のラストを飾るうお座の回になりました!

 

リブラ「サターンさんとの対話が他の天体とのヴォイスダイアローグと比較して、群を抜いて長いのですよ。

さあ、この後の天体とはどうしよう、と思っています。

そろそろ、本の解説ブログを書きたい気分にもなってきているし・・・」

 

サターン「『支配星座のやぎ座に土星滞在中だから、サターン特別扱いで期間をここまで引っ張りました』というこでいいんじゃないか?

土星は現実を生きるための最強のパワーを持つ星なのだから、タイムリーな時期に注目されて当然だと思うが」

 

リブラ「そういえば今回のテーマのうお座は1番やぎ座の現実性から遠く、スピリチュアルワールド色が強いのでしたね。しかも、支配星の海王星がうお座滞在中でパワフルです。

やぎ座土星とうお座海王星時代の取り扱いについてもお聞きしたいです」

 

サターン「それではまず、うお座神話のあらすじを読者のみなさんに知ってもらおう、リブラさん」

 

リブラ「神々の勝手気ままな振る舞いを牽制するため、大地の女神はティホーンと呼ばれる怪獣たちを作り出しました。神々は不死なのですがティホーンが苦手で、遭遇すると一目散に逃げ出します。

うお座神話は、そんなティホーンが愛の女神アフロディーテとその息子エロースの前に突如出現したときのお話しです。

ある日アフロディーテとエロース親子は、ユーフラテス川の畔の散歩を楽しんでいました。

そして、ティホーンに出くわし、二人は慌てて川に飛び込み魚に化けました。

二人は離ればなれにならないようにと、リボンでお互いのしっぽを結んで仲良く泳いで逃げました。

 

う~ん、これでは早く泳げないし、捕まったら二人いっぺんにやられてしまうし、本気で逃げているのかな?と感じさせるストーリー。ファンタジーですね」

 

サターン「うお座が快適にいられる場所は、この殺伐とした現実ではなくてスピリチュアルワールド。

この神話の中では二人が逃げ込んだ<川>が象徴している世界だ。

神話の中ではいつでも水の中は、無意識の世界を表している。

個の感情の世界である潜在意識が入り口で、その奥ですべての意識とひとつになっているのが<集合的無意識>だ。

みずがめ座土星でユングのホロスコープを解説しておいてよかったな。

うお座の話は、この<集合的無意識>の理解なしでは語れない、目に見えない・触れない不思議の国だから」

 

リブラ「わたしのすぐ下の妹が、アセンダントうお座で不思議ちゃんキャラですね。1室おひつじ座土星ですけれど。

現実的な話をしていると5分で話すことがなくなっちゃうけれど、精神世界や哲学的な話をしているといくらでも深い話ができたりします。

 

妹はヨーグルトが緑内障の原因になるって、本気で信じているんです。笑っちゃいますけれどね。

わたしが『緑内障の1番の原因は紫外線だし、ヨーグルトがどんな悪さを働いて緑内障になるの?』と尋ねると、

『食べたヨーグルトが目に詰まって緑内障になる』とか言うので、

『食べたヨーグルトは消化され、小腸で吸収され、その栄養が血管に入るころには目に見える大きさでなくなっているよ。それに、その理論だと目に到達する前に血管に詰まる現象が先に起きるはずだけれど、いきなり、目に飛んじゃうの?』とさらに尋ねると、

『だって、○○先生の本に書いてあるんだもの。お姉ちゃんはそれを読んでないからわからないのよ』と返ってきました。妹が好む本と方向性が違うことが多いので(一致したのはバシャールくらいかな?)、その本は読みませんでした。

 

わたしはみずがめ座土星でみずがめ座アセンダントだから、そして、海王星はそのみずがめ座土星と90度だから、自分の頭で理解していないことを鵜呑みにして現実に持ち込むことが、非常に気持ち悪くてできないのです。

仮説でも、推測でも、ちゃんと筋道立てた考えが自分の中に通らないと、信じることができません。

 

でも、うお座の性質は何かで感化されるとそのすべてを、鯨がオキアミを海水ごと飲み込むように信じる傾向があるようです。

頑固な不動星座ではなく、うお座は柔軟星座なので信じる対象のブームが終わると簡単に方針が切り替わるので、長く続くことはなさそうですが。

うお座は理屈で理解しようとしてはいけませんね」

 

サターン「そのとおり。うお座の世界は集合的無意識の世界だから、物質世界の現実の理屈は通用しないのだ。

うお座の話に現実を持ち込むのは、クリスマスシーズンに『サンタなんか空想の産物だ』、初詣の参拝者に『神様はお賽銭使えないよ』、バレンタインデー間近のチョコレート売り場で『そんなの菓子屋のビジネスキャンペーンに踊られてるだけじゃん』と囁く、夢のないひねくれ者になるというこだ。

 

うお座の役割は、現実の殺伐とした世界に夢(幻想)のオアシスを与えることなのだ。

 

うお座のテリトリーである集合的無意識は、神も精霊も人も動物も植物も鉱物も意識でつながるワンネスの世界。

すべてとつながり、境界も限界もない、何でもアリの世界。

ヒトの本体は魂で、それは神の分霊でできているから、集合的無意識は魂の故郷でもある。

ヒトは、集合的無意識で共有する夢なしでは、やすらぎを得られないのだ。

だから、この世には夢や神話やおとぎ話やファンタジーが存在する」

 

リブラ「その夢やファンタジーがあったから、人間は海を超え、空を飛び、宇宙にまで出かけられる乗り物を具現化できたわけですね。

魚じゃないのに海を旅するなんて無理だ!

翼がないのに鳥みたいに空を飛ぶなんて無理だ!

魔法の杖もないのに、一瞬でホカホカの出来立て料理をテーブルに出すなんて無理だ!

と考えて現実の制限の中、こぢんまりと人類が生きていたとしたら、船も飛行機も電子レンジも、この世になかったかもしれませんね」

 

サターン「変幻自在に魚に化けたり、鳥に化けたり、杖のひとふりでご馳走を出したりできる世界を、ファンタジーでイメージしていたから、具現化できたと言えるだろう」

 

リブラ「見えない・触れないけれど創造の種が無限に生まれる場所なのですね?集合的無意識の世界は」

 

サターン「ファンタジーから生まれるイメージそのものが、創造の種と言えるだろう。

うお座のエネルギーによって生まれる創造の種を土星が働く現実の土壌に蒔くことで、それは具現化の花を咲かせ、夢は結実し五感で味わえる世界へほんとうに出現してくるのだ」

 

リブラ「それでは、うお座に土星をもつ人々は夢の具現化のために生まれてきたような存在ですね」

 

サターン「その夢は、個から生まれても人類共通の夢なんだよ。

うお座の夢は集合的無意識から発生する夢だから、『個』という分離感がないのだ。

具現化できるか、できないかの隔たりさえ存在しない。

うお座土星の人々は、人類共通の夢で森羅万象・万物の意識とひとつになれた、と感じるだけで現実を生きる意味を見出すだろう」

 

リブラ「なんだか、壮大な夢ですね。ちょっとだけうお座の神秘が掴めてきたような気がします。

それでは次回はうお座土星の使い方や海王星うお座&土星やぎ座のコンビネーション時代をどう生きるかについてお話しを聞こうと思います」

 

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最後まで読んでくださり、ありがとうございます。