こんにちは、リブラです。
今回はカール・グスタフ・ユング(←クリックするとユングのホロスコープに飛びます)
のホロスコープリーディングの3室の解説です。
3室は「コミュニケーションのハウス」と呼ばれていますが、わたしは昨年あたりから「表現のハウス」と鑑定報告書に表記するようになりました。
なぜかというと、クライエント様にこのハウスのお話しをすると「他者との対話」を意識されることが多いのです。
「どう相手に伝わっているのか気になって、言いたいことが言えない・・・」とか。
3室に努力を課す土星(現実性、観念)や過小評価してダメ出しし続けるキローン(苦手意識)があるわけでもなく、太陽とか月とか金星とか木星とかがあるのに、「コミュニケーションは不得意!」の烙印を自ら押してしまうのです。
もったいないですよね?
その烙印を押してしまうことで3室に存在する天体のエネルギーを封じてしまうのですから。
3室の天体を活用できていない真の原因は、1室(本人のハウス)と7室(対人関係のハウス)の天体のハードアスペクトだったりするのです。
1室の始まり(アセンダント)は生まれた時刻で決まります。
だから1室は生まれたばかりの赤ちゃんのようなイメージもあります。
自分のことだけが詰まった部屋です。
続いて2室は「わたしのもの」がテーマですから、乳幼児が自分の両親や家族やおもちゃやおやつを「自分のもの」と認識する感覚が原点にあります。
2室には自分と自分の所有するものとの関わりしかありません。
ここに続くのが3室なのです。
4室は「わたしの基盤」で、5室は「わたしの至福」で、6室は「わたしの貢献」で、自分の外側の世界(他者)を意識するハウスは7室からです。
こんな風にホロスコープのハウスの並びを見渡すと、数字が上に行くほど成熟したテーマのハウスになっていくのは明らかです。
だからまだ数字の幼い3室のテーマは「わたしの表現」なのだと思います。
このハウスは、相手を意識したりせず、純粋に自分の表現したいことを言ったり、発信したりするのが原点なのです。
3室に天体があるのに「不得意感」がある人は、純粋な自己表現から始めてみるといいでしょう。
このハウスの原点は「自己表現」なのですから、「自分が言いたいこと(表現したいこと)が言えて(表現できて)いるかどうか」が重要なのです。
「伝わるかどうか」はその次の問題です。
伝えたい思いが強ければ、大概のことは伝わります。
逆に「言いたいこと(表現したいこと)」を二の次にして、受け手側にフォーカスが行ってしまうとちゃんとした日本語を使っていても、伝わらなかったり、素通りして誰の記憶にも引っかからなかったりします。
たぶん、「伝えたい思い」が言霊になって言葉に乗り移るから、受け手側は反応してくれるのでしょう。
3室に月があれば、衝動や感情を乗せた言葉が伝わります。
3室に太陽があれば、未来にしてみたい理想を語ると伝わります。
3室に水星があれば、考えていることをわかりやすく解説すると伝わります。
3室に金星があれば、喜び・楽しみを表現すると伝わります。
3室に火星があれば、情熱ややる気が言葉に乗れば伝わります。
3室に木星があれば、幸せやラッキーな出来事について話せば伝わります。
3室に土星があれば、努力したことから得た経験を語れば、伝わります。
3室に天王星があれば、変革したいことを語れば、伝わります。
3室に海王星があれば、目に見えない神秘的な世界のイメージが伝わります。
3室に冥王星があれば、マニアックなこだわりについて熱い思いを語れば、伝わります。
3室にキローンがあれば、自己表現に苦心し、それを克服するまでのプロセスを語れば、伝わります。
その天体の得意なテーマがそれぞれあるので、その周波数に合わせて語れば(表現すれば)、立て板に水のように話したいイメージが溢れてくるのです。
後はそのイメージに合う言葉を探せばいいだけです。
ちなみにわたしは、3室に天体はありませんがおうし座なので支配星は金星です。
自分の喜び・楽しみについて語り出すと自然に言葉が溢れてきます。
このブログもわたしが興味を持ち喜び・楽しんで書けることしか記事にしていません。
読んでくださっている方々も、わたしの喜び・楽しみの周波数に共鳴して「リブラの図書館」にお立ち寄りされているでしょう。
それでは、ユングの3室を読んでみますね。
ユングの3室はおうし座7度で始まりふたご座2度で終ります。
このハウスにはおうし座15度の月(心のよりどころ)と23度の冥王星(潜在能力)があります。
3室おうし座15度の月は、7室(対人関係のハウス)のしし座14度の天王星(自己変革)と90度のハードアスペクトをとっています。
3室おうし座23度の冥王星は、1室(本人のハウス)のみずがめ座24度の土星(観念、現実性)と90度のハードアスペクトをとっています。
さらにこの冥王星は、8室(共感のハウス)のてんびん座23度の木星(チャンス、幸運)と150度、10室(天職のハウス)のいて座21度の火星(モチベーション)と150度で形成されるヨッドの二等辺三角形の頂点に配置されています。
ユングは3室に月があるので、自己表現すること、コミュニケーションすることが心のよりどころになり、特に感情を表現することができると充実を感じたと思います。
しかし、7室のしし座の天王星が他者の個性も尊重し、その個性から変革の刺激を受け取るように促すので、おうし座の豊かな感情表現に横槍を入れ、葛藤を発生させます。
わたしも7室に天王星が冥王星と重なる位置にあるので実感しましたが、ふつうの対話が成立しない(言葉が通じない)状況に立たされて、コミュニケーションを迫られる体験をしました。
わたしの父は風星座ゼロなので「不言実行」派で、よく「口答えするな!」と怒鳴られました。
朝は父より遅く起きると、「起きろ」という代わりに、頭を蹴飛ばされたり顔を踏まれたりしました。
母はいつも酩酊状態のような話し方で、言っている単語から連想して文章を創り直さないと何が言いたのかさえわかりません。
そんな環境で鍛えられたので聞いた言葉をパズルのように組立て直して、相手がほんとうは何が言いたいのか(知りたいのか)を、洞察することができるようになりました。
精神科で脳波技師をしていたときも、頭に電極を装着している間に緊張が強い患者さんに対話してリラックスしてもらうことを自然にしていました。
ユングがどんな変わったコミュニケーションを迫られて育ったかは想像するしかありませんが、精神科の患者さんと毎日対話することにやりがいを感じているのですから、家庭内ですでにユングは月と天王星の葛藤を感じ、乗り越えていたのでしょう。
あるいは11歳で裕福層の子供が通うギムナジウムに入れられ、自身の家とのギャップを級友たちに感じ、その人間関係から受ける自己変革の刺激と月の孤独の葛藤が、早くから様々な人々との対話に応える自己変革への引き金をひいたのかもしれません。
ユングの「自己表現したい!」という月の欲求は、本音と建前が違う牧師の家庭では叶えられない望みだから、内なる対話(自分自身との対話)が日常化して、3室の月の欲求を満たしていたのかもしれません。
わたしも「自己表現・自己主張」ができるようになったのは、家族から離れて暮らすようになってからでした。
それまでの間は言葉の通じない人々と話すよりも、内なる自分に話しかけ内なる答えを引き出す方が迷いも混乱もなく、平和な気分でいられると信じていました。
心の内に、理想の父の元型・母の元型・男性像・女性像・老賢人などの様々なアーキタイプを見出していくユングだから、内的対話は日常茶飯事だったのかな、と共感します。
いずれにせよ、ユングの3室の月と7室の天王星の90度のおかげで、人類の潜在意識の元型のしくみが明らかになったのですから、ハードアスペクトが生み出すミラクルは凄いと思います。
次回もこの3室の続き、冥王星絡みのハードアスペクトとヨッドについての解説を予定しています。
わたしのサロン、リブラライブラリーではあなたの心のしくみを
ホロスコープで解説し、心の制限、葛藤が引き寄せる現実問題にセルフヘルプで立ち向かえるようサポートします。
詳しくはこちら をご覧ください。
新メニュー(月の欲求・土星の制限の観念書き換えワーク、
キローンの苦手意識を強味に変えるワーク)が加わりました。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。