こんにちは、リブラです。

今回もスティーブ・ジョブズのホロスコープ(←クリックするとジョブズのホロスコープ画像に飛びます)解説の続き、10室(天職のハウス)のお話です。

 

わたしがホロスコープを見つめてなんとか探り出そうとトライして、何度も壁にに突き当たったのが10室(天職のハウス)です。

古い時代の占星術の本では、MC(天職のハウスの始点)の星座から連想される職業名が列挙してあったりします。

 

でも、そんなふうに「天職?」を知ったところで、参考になるのでしょうか?

わたしはまったく参考になりませんでした。そんな類の本がなまじっかあったから、「天職」を文字通りに捉えることができず、焦りを感じなが40代半ばまで探しあぐねてしまったのです。

 

10室(天職のハウス)は1室(本人のハウス)~9室(探求のハウス)の次に来る部屋だと理解すると、10室解読の大きな手がかりになります。

 

数秘は1から始まり9まで統合して1つのサイクルが終わります。

「1.自分を知る」→「2.自分の能力・才能の所有」→「3.自己表現」→「4.基盤の確立」→「5.至福と創造性を追求して(遊んで)個性を知る」→「6.個性を活かして自分らしい貢献をする」→「7.対人関係から自分を知る」→「8.共感による変容」→「9.未知の世界(精神世界)を知的探究」→「10.天職(天と共同創造でする仕事)」という順序で天職に辿り着くようにホロスコープはできています。

 

つまり、天職が見つかるから天職をやれるのではなく、1室~9室までのプロセスを統合するから、次のステージである10室(天職のハウス)に行けるのです。

1室~9室の体験が天職をするための準備になり、その準備があるから天(神様)と共同創造するステージに移行できるのです。

 

ホロスコープで天職を読もうとするなら、10室だけ見てもうまくいきません。火・地・風・水のエレメンツ組成で適性を見て、天体の集中するハウスで興味の傾向を掴み、キローンのあるハウスで苦しんだ経験がどんな資源になって天職に昇華されるかを知り、ドラゴンヘッドの場所で魂の意図を読み、アスペクトで才能の使い方を見て、MCのサビアンシンボルでアカシックレコードにアクセスして魂のその人生での天職のイメージを探ります。

 

よく、10室に星がないから天職に巡り会えないかもと心配されるクライエント様がいらっしゃいます。

わたしは10室に星がありませんが、占星術師が天職だと自信をもって言うことができます。

星が10室にない場合は、むしろ自然な形で天職する運びになることが多いのです。

わたし自身、「天職探し」をしていた44歳まではまったく占星術を仕事にすることは思い浮かばず(1室土星(現実性)と9室海王星(スピリチュアリティ)が葛藤していた)、趣味としか考えられなかったのです。

 

でもMCのサビアンで個人アカシックにつながって天職の情報を取りに行くと「遊んでいるのか、仕事しているのか境界がわからない仕事」というイメージを受け取ったのです。

当時は病院で内視鏡技師としてしっかり仕事をして遊んでいる感覚はゼロでしたから、病院勤務は天職じゃないなと気づきました。

そしてちょうどその頃から、頻繁に職場や友達から人生相談を持ち込まれて、自然発生的に星やタロットを使って答えていました。

 

それまで独りで研究して自分の人生の問題解決に使い1室のキローンを克服してきた経験が、他の人々の悩みの解決にも役立つことができ、好きなことで貢献できる楽しみを知ってしまったのです。

 

独自性を活かして貢献できるものを知ってしまったら、それは自己実現欲求を激しく駆り立てますから、もう、無視することはできません。一世一代の賭けのつもりで25年間の病院勤務に終止符を打って、占い師として起業することに決めたのでした。

星回りもちょうど、インターセプトされた2室所有のハウスのおひつじ座木星にトランシットの(運行中の)木星と天王星が重なる時期で、所有する能力の大きな変革やそれに伴う収入源の変化が予想される期間に突入した頃でした。

 

傍から見ると大きなチャレンジに見えたようですが、わたしにとってはその道しか選びようのない一本道に見え、その後は進んで行くのみで不思議と怖れはありませんでした。

天職って大いなる源(神)との共同創造なんだと見えない後押しをヒシヒシと背中にいつも感じています。

 

それでは、スティーブ・ジョブズの10室を読んでみましょうか。

 

ジョブズの10室はふたご座21度で始まりかに座24度で終わります。ここにはかに座20度の木星(チャンス、幸運)と24度の天王星(自己変革)が合(コンジャンクション)になって存在しています。

このかに座20度の木星(チャンス、幸運)と24度の天王星(自己変革)の合には2室(所有のハウス)のてんびん座28度の海王星(直感、イマジネーション)4室(基盤のハウス)のやぎ座21度の金星(喜び、女性性)と8室(共感・共有のハウス)のおひつじ座29度の火星(モチベーション、男性性)グランドクロス(十字型のハードアスペクト)をとっています。

また、3室(表現のハウス)のさそり座21度の土星(現実性・観念)とは、120度の協調するアスペクトをとっています。

 

MC(10室始点)はふたご座でその支配星水星は5室(至福と創造性のハウス)にみずがめ座の水星として存在してます。

ジョブズの天職は誰かに与えられたり導かれものではなく、5室(至福と創造性のハウス)でみずがめ座の水星らしく新しもの好きな知性を使って遊ぶことで培われ、辿り着いたものです。

物創りにおいての最初の収益は、ジョブズとウォズニアックが大学生のとき創った違法な無料長距離電話装置でした。

 

この世にまだ出てきてないものを、欲しいと思ったら自らの手で創り出す喜びを、自身の特別な知性の使い方を遊びながら覚えていったのでしょう。

 

ジョブズは貧しい養父母に配慮して・・とか、大学の勉強がつまらないから・・といった理由で中退していますが、9室知的探究のハウスに星がないジョブズのホロスコープを見ると、知りたいものを探究していくための知性ではなく、使って楽しむための知性であることが推察できます。

大学に行ってもほしいものと出会えないことを、自身の衝動に忠実なおひつじ座の月が、ジョブズに知らせていたのかもしれません。

いいものを知ってしまったら黙ってはいられないふたご座MCだから、自分で創って楽しんで終わりではなく、みんなに知らせたくなってしまう感じも想像できます。

そして天職のハウスの木星と天王星の合は表現のハウスのさそり座土星と120度の協調関係にありますから、ジョブズがみんなに知らせたい「いいもの」をさそり座が極めたい「本物」として、土星の具現化のパワーを使いこの世に創り出し、製品として表現したのでしょう。それがジョブズの天職です。

 

そして天職のハウスの木星と天王星の合はグランドクロスの一角なので、ほんとうの天職(天と共同創造の状態)に至るまでジョブズに葛藤の統合を課してきたと思います。

ジョブズのてんびん座海王星がデザインなどの美意識のこだわりを訴え、やぎ座金星が機能的に優れたものを要求し、おひつじ座火星は共感の圧倒的インパクトあるものを望み、かに座木星・天王星はジョブズの作品を通してつながる人々がもっと楽しくもっと便利に使えるものをと彼に要求し、その期待に応えるため会社や人間関係の摩擦とも無意識に戦ってきたのでしょう。

 

信頼関係の破綻でスカリーにアップルを追い出されたジョブズですが、この事件のおかげでNEXTを創立し、ピクサーでコンピュータアニメーション部門に進出してディズニーと組んで「トイストーリー」で大ヒットを放ちます。

結果的にはアップル追放で開花したジョブズの新たな才能が、大きな資産を産み出し、業績不振に陥ったアップルを買収してジョブズは古巣に戻り、iPad やiPod の爆発的収益で返り咲きを果たします。

 

こんな一連の出来事を今並べて眺めて見ると、転んでもただ起きず負のエネルギーを上昇のエネルギーに転換していく基盤のハウスのやぎ座金星の働きで、このグランドクロスの統合がなされたのかなと思いました。

 

次回はジョブズの12室の解説を予定しています。

 

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最後まで読んでくださり、ありがとうございます。