こんにちは、リブラです。

今回もスティーブ・ジョブズのホロスコープ(←クリックするとジョブズのホロスコープ画像に飛びます)解説の続き、8室(共感のハウス)のお話です。

 

「8室のことがわかって星を読んでいる占星術師って意外に少ないんだな」というのが10歳の頃から西洋占星術に親しんできたわたしの感想です。

だからこの職業で起業しようと46歳のとき覚悟を決めたのですが、わたしは8室にてんびん座の太陽と月と水星があります。

 

しかもおとめ座で始まりさそり座で終わるインターセプトハウス(挟まれたてんびん座の星が働きづらい状態)になっているので、なおさら太陽(本来の自己)をどう自己実現してよいのか、書籍を漁っても、プロの占星術師に尋ねても、8室問題の手がかりは掴めませんでした。

 

8室の謎が解けてきたのはわたしのホロスコープの3つのヨッド(150度2つと60度で形成される2等辺3角形)の性質が朧げながら掴めてきた頃でした。

興味本位で集めてきた占星術や数秘やトートタロットや心理学の知識、臨床検査の仕事に必要で身につけた自然科学の知識をわたしのヨッドが巧みに統合して、思考回路の中にその全体像を描き出すようになったのです。

 

わたしたちが分離して存在しているように見えても集合意識でひとつになっているように、占術も自然科学もトート(ヘルメス)の与えた叡智の枝分かれで、ほんとうはひとつの流れに合流してます。

その流れに沿った考え方をすれば、ホロスコープは12分割の部屋の寄せ集まりではなく、人生に不可欠な12分野の統合であることが一目瞭然です。(1つ前の数字を内包しながら9までの数字を統合するピタゴラス数秘のシステムに通じます)

 

8室共感のハウスは2室所有のハウスの対極にあります。

1室本人のハウスが自分を与え(数秘1は与える性質)、それを受け取るのが2室所有のハウス(数秘2は受け取る性質)。

「自分を与え、自分を受け取る」だから自分の所有→2室。

 

7室個を極めた他者(数秘7は探求者・本質追求の性質)、それが個を極めた自分と出会い交流するのが8室共感のハウス(数秘8は全体性のエネルギーを循環させ繁栄していく性質)。

「個を極めた他者のエネルギーを受け取り、個を極めた自分のエネルギーを交流させ循環し繁栄する」だから共感しても個は失われず、むしろ発展していく。

それを別の言葉では「変容」と言います。

 

脳は新しいものと遭遇するといつでも「変容」していきます。

知ってしまったら、知る前の自分に戻れないですよね?

これは「変容」が起きている証拠です。

変わるけれど個は失われない、それが人間の「変容」です。

 

共感のエネルギーには「変容」を起こすほどのパワーがあり、それを起こすハウスが8室なのです。

わたしはこの8室に太陽があるので共感の場が自己実現の舞台であり、水星(思考)も月(感情)も共感の場で最もよく活躍してくれます。

 

わたしが数秘2からヒントを得て自分の8室問題を読み解けたのは、トートタロットのディスクの2「change(変化)」というタイトルがついたカードのおかげです。

このカードは1匹の蛇が丸(ディスク)2つをくっつけた8の字の外形を描き、丸(ディスク)2個はそれぞれ陰陽☯の太極図を内包しています。(ピタゴラス数秘は直前の数字の性質を包括して進むので、数秘2は数秘1の「陽」の性質をすでにもっているので、太極図2個で表されます。けして「陰」のみの性質しかもっていないのではありません)

 

「2」を表しながらも、カードを横倒しに見ると「8」の横倒しのインフィニティ「∞」の図にも見えるのです。

陰陽の統合を果たしたもの同士が交流すると、永遠に変容し続け発展していける世界を描いているように見えます。

 

これはわたしたちの地球の生物多様性に通じる営みでもあります。性の違うもの同士で生殖を行うことでお互いの遺伝子の交配が起きて、新たな種ができて多種多様な存在を生み出していく。

それがどんな地球の変化にも対応して、種を絶やさず存続していく秘訣でもあるのです。

 

8室がホロスコープのハウスの1つにあるということは、他者との共感の交流によって変容していくことが、人間の人生において不可欠だと示しているように見えます。

1対1での心の交流、信頼関係の構築、見えない部分ですが進化成長していく上でたいへん重要な分野です。

 

8室の解説が長くなりましたが、ご理解いただけたでしょうか?

それではスティーブ・ジョブズの8室を読んでみましょう。

 

ジョブズの8室はおひつじ座18度で始まりおうし座18度で終わっています。

このハウスにはおひつじ座29度の火星(男性性、モチベーション)があります。

 

このおひつじ座の火星は、2室所有のハウスのてんびん座海王星(直感、インスピレーション)28度とは180度、

4室基盤のハウスのやぎ座金星(女性性、喜び)21度と10室天職のハウスのかに座木星(チャンス、幸運)天王星(自己変革)の合とは90度ハードアスペクト、つまりグランドクロスを形成しています。

また、12室潜在意識~集合意識のハウスのしし座冥王星(潜在能力)25度と120度

4室基盤のハウスのやぎ座ドラゴンヘッド(魂の目的)2度とも120度の協調するアスペクトをとっています。

 

7室パートナーシップのハウスにおひつじ座の月があるジョブズは、素直に無邪気にパートナーに望むことを要求し、度が過ぎるとそのプレッシャーで相手が潰れて逃げ出したり、恨まれて敵に転じたりしていました。

 

7室だったらパートナーシップを解消するだけで元の自分に戻れます。でも8室の関係は「変容」が起きますか、元の自分にけして戻れません。

 

ジョブズに「変容」を与える関係だったのは、無理矢理アップル社の創始パートナーとして引きずり込まれ後に辞めていったヒューレット・パッカードの社員ウォズニアックと、ペプシから引き抜きアップルの社長にまで就任させたが後にジョブズを退職に追い込んだジョン・スカリー、ジョブズの熱愛と無視を繰り返し体験しながらも最期まで彼を見守り家族をつなげた妻のローリーン。

この人々はジョブズと関わることで人生に激震を体験することになりましたが、ジョブズの精神的な成長に寄与したはずです。

 

ジョブズはウォズニアックと組むことで、優秀な人材とパートナーシップを組むとおもしろいように夢の具現化が促進することを体験しました。

自分ではできないことを無理してやるより、それを得意とするパートナーと組むことを覚えたのです。

スカリーからは、信頼構築した相手を感情に任せて怒鳴りつけるとパワフルな敵に変貌して襲いかかってくるのを知りました。

家族で寂しい思いをして育った妻ローリーンからは、家族の愛が心の安定になることを学んだことでしょう。

 

グランドクロスが2室(個の所有)と8室(共感)、4室(基盤)と10室(天職)との間でエネルギーの引っ張り合いをしていた間は、個性の尊重と他者への共感(人間関係の信頼)、家庭と仕事で絶えず心に葛藤があり、それを投影するように波乱万丈な現実問題が勃発していたようです。

しかし、ジョブズはそれらの体験を通して変容し続け、それを天職に活かしてミラクルを起こして行ったのです。

 

次回もこの続きジョブズの10室天職のハウスの解説を予定しています。

 

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最後まで読んでくださり、ありがとうございます。