こんにちは、リブラです。
今回はスティーブ・ジョブズのホロスコープ(←クリックするとジョブズのホロスコープに飛びます)の5室の解説です。
5室は娯楽、趣味、冒険、恋愛・・・などワクワクが満載のハウスです。わたしは5室を「至福と創造性のハウス」と呼んでいます。
食べものに例えれば、4室基盤のハウスが生存に不可欠な水や食事だとすると、5室至福と創造性のハウスはおやつやデザートのようなものです。
4室は「生存に不可欠」という動機で、5室は「楽しみ」という動機でわたしたちはこの分野を取り扱いますから、必然的に4室は最優先、5室は後回しという順番になります。
世の教育も4室分野さえできていれば5室分野はどうでもいい、生活基盤の豊かさ・安定こそが幸せ・至福であって、娯楽や趣味やワクワクは、人生にあってもなくてもいいものだと刷り込むのです。
だから、バシャールが「ワクワクすることをしなさい!」とか、神話学者のジョーゼフ・キャンベル氏が「至福を追求しなさい!」と真剣に愛を込めて幸せに生きる方法を伝えると、わたしたちは混乱するのです。
「ええっ、『ワクワクすること』は『豊かさと安定』を手に入れたあとのご褒美(副産物)でしょう?だから『豊かさと安定』を先に手に入れようとがんばっているんじゃないか。
『ワクワク』なんか追求していたら、『豊かさと安定』も手に入らないばかりか、『ワクワク』も永久にやってこない!」
とわたしたちに刷り込まれた固定観念に基づいて、エゴが心の中で騒ぎ始めるのです。
エゴは過去の経験に基づいた推測でしか未来をイメージできないので、「ワクワクすること」の追求がどんなに価値あることなのかわからないのです。
だから価値のないことに時間とエネルギーを注がせまいと抵抗します。
そしてわたしたちは、3歳ぐらいまでふつうにできていた「遊びに没頭する」ことが、罪悪感無しにはできなくなってしまうのです。
これはとても不自然で、自然の摂理に反したことです。
人間の脳は至福の記憶を厳密に覚えておくしくみがあります。
無理に勉強したことや苦痛は時が経てばその記憶はどんどんぼやけてきます。
でも、脳が快感を覚えたときの記憶はしっかり記録され、何によってどのくらい神経細胞が興奮したかを「興奮の閾値」として保持しておくのです。
わたしたちが「幸せ」を感じるのは、「興奮の閾値」超えるような神経細胞の興奮が起き、そのご褒美として快楽の神経伝達物質が分泌されるからです。
簡単に言えば、脳は常に新しい刺激を求め、新鮮な体験・感動によって「興奮=ワクワク」するようなしくみがあり、それをいつも追求していれば、ずっと「幸せ」を感じていられるのです。
「幸せ」は苦行のように耐え忍んで「豊かさと安定」を獲得したあとでないと手に入れられないものではないのです。
この世の常識より、バシャールやキャンベル氏が提唱する「ワクワクの追求」の方が自然の摂理に叶っていると、実際の体験からも大脳生理学からもわたしは思います。
1度得た「豊かさと安定」を維持するため、エゴは変化を拒みます。
でも、わたしたちの大脳は変化という刺激を受けて創造的な思考回路を構築していきます。
「楽しみ」を伴った変化は、大脳の大好物ですから「興奮の閾値」超えをどんどん更新して、創造的な発想ができる唯一無二の思考回路をつくり上げると、ワクワクすることに思考を使うだけで至福を感じて誰も思いつかない価値ある創造をする人が出来上がります。
「唯一無二の思考回路で価値ある創造をする人」が、その自分の価値に気づいて表現すれば、「豊かさと安定」の方が自然についてきますよね?
全く競争しないで1番乗りができる領域をすぐ見つけらるのですから。
ジョブズはこの至福と創造性の5室に水星(思考)があります。良い例題ですから読んでみましょう。
ジョブズの5室はやぎ座24度で始まりみずがめ座25度で終わっています。このハウスにはみずがめ座14度の水星(思考・知性)があります。
この水星は3室表現のハウスのさそり座土星(観念・現実性)と90度のハードアスペクトを、ふたご座21度のMC(天職のハウスの始点)と120度の協調するアスペクトをとっています。
さそり座土星は真実・本質追求にしか関心はなく、本物を具現化して「これこそがわたしだ!」と表現したいのです。
でも、そこに参加してほしい知性のエネルギーを司るみずがめ座水星は「至福と創造性のハウス」にあるので、「ワクワクすること、新しいことにしか頭を使いたくない!」と反発します。
しかし5室の始点はやぎ座でその支配星の土星は3室表現のハウスにありますから、趣味や娯楽の領域だけで知性を使って楽しむのでは物足りないのです。具現化して表現したいのです。
そこに助け舟で協力してくれるのが、遊び心の理解者ふたご座のMCです。新しいもの、好奇心を掻き立てるワクワクするものが大好きなふたご座MCは、「至福と創造性のハウス」で新しくてワクワクすることに知性を駆使して遊んでいるみずがめ座水星に、「仕事」という自己表現の舞台(遊び場)を提供します。
「仕事が遊び」という連携をジョブズの人生に与えたのは、ふたご座MCとみずがめ座水星の協力関係だったように考えられます。
実際、大学に入ってもそこの勉強に興味はなくすぐ退学してしまい、その後就職したのも「アタリ」というゲームメーカーで5室みずがめ座水星がとりあえず働くことを同意しそうな職場です。
そしてアップル社を創始して、ジョブズの天職=自己表現の舞台となるのです。
ジョブズの5室の水星は「仕事」という遊び場を与えらたとき、3室の土星との葛藤を超越して、「仕事」で自己表現をすることを成し得たのです。
ジョブズは会社を起こしたいという相談者に、こんな言葉を残しています。
「『お金が目当てで会社を始めて、成功させた人を見たことがない。
まず、必要なのは、世界に自分のアイディアを広めたいという思いなのだ。
それを表現するために会社を立ち上げるのだ」
<スティーブ・ジョブズ名語録より引用>
ハードアスペクトで反発し合う関係だった「表現のハウス」のさそり座土星(現実性)と「至福と創造性のハウス」のみずがめ座水星(思考)が仲良く協力し合って会社を成功させたと言っているように聞こえませんか?
ハードアスペクトは葛藤を乗り越えて統合を果たすと、ミラクルなパワーを生むのです。
とくにさそり座・みずがめ座・おうし座・しし座の不動宮グループのハードアスペクトの統合は困難ですが、統合させたときのエネルギーは奇跡を呼んでしまうくらい絶大です。
次回は太陽があるジョブズの6室の解説を予定しています。
わたしのサロン、リブラライブラリーではあなたの心のしくみを
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新メニュー(月の欲求・土星の制限の観念書き換えワーク、
キローンの苦手意識を強味に変えるワーク)が加わりました。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。