こんにちは、リブラです。

今回はスティーブ・ジョブズのホロスコープ(←クリックするとジョブズのホロスコープに飛びます)の4室の解説です。

 

4室はホロスコープの根っこのようなハウスです。

根は地中で見えないけれど、木に水や栄養を与えて生命を支える大事な部分ですね?

ホロスコープでは4室がそんな役割をします。

だからわたしは4室を基盤のハウスと読んでいます。

 

4室がしっかり根付いていないと、ホロスコープにエネルギーが循環せず、4室の対極にある10室(天職のハウス)にエネルギーを供給できません。

4室の星と10室の星が180度の対立する位置にあると、日常生活の安定にエネルギーを向けるか、未来の天職のために日常を犠牲にしてエネルギーを注ぐかで、2つのハウスの星の間で葛藤が起きます。

 

どちらももちろん大切なのですが、根っこが大事か?、実の結実が大事か?と考えたら、答えは明白ですよね。

この場合、4室を優先して考えないと永久に10室(天職)に向かうためのエネルギーが湧いてこないのです。

 

4室に星がある人は、まず、ふつうの日常生活で安心安全欲求が満たされているかどうか、確認しておくとよいでしょう。

基盤に安定感がないと、4室の星は不安を解消することばかりにエネルギーを消費してしまいます。

 

自分自身がどんな精神基盤と生活基盤に支えられていたら、健やかに生きていけるのかを知っておくとよいでしょう。

人が安心安全に感じる条件は、個人によってずいぶん違います。

 

さて、スティーブ・ジョブズの4室について、見てみましょうか。

 

ジョブズの4室はいて座21度で始まりやぎ座24度で終わります。

このハウスにはやぎ座2度のドラゴンヘッド(魂の目的)とやぎ座21度の金星(女性性、喜び)があります。

 

このドラゴンヘッドは7室(対人関係のハウス)のおひつじ座2度の月(心のよりどころ)と90度のハードアスペクトを、

8室(共感のハウス)のおひつじ座29度火星(男性性、モチベーション)と12室(潜在意識~集合意識のハウス)のしし座25冥王星(潜在能力)とは120度で協調し合うグランドトライン(正三角形)を形成しています

 

さそり座を土星にもつので究極のプロ意識がマイルールになるジョブズにとって、この配置は非常に悩ましい問題を突きつけてきたことでしょう。

 

ひとりでこだわりを追求していくのなら、誰にも文句をいわれません。失敗しても、自分がその責任を取ればいいだけです。

自分が思うまま突き進めばそれでよいのです。

 

でも彼の基盤のハウスに鎮座するドラゴンヘッドは、ジョブズが簡単にできてしまう自力解決を望んでいなくて、誰もやったことのないものを他者と協力関係をつくることで具現化するのを要求します。

 

4室の始まりはいて座だから、ひとりで考えてひとりでできる規模ではなく、もっとスケールの大きな基盤が必要なことをジョブズは思いつくのでしょう。

そしてその理想は必ず具現化されないと落ち着きません。

なぜなら現実主義のやぎ座のドラゴンヘッドだからです。

「具現化できない白昼夢なんて、何の意味もない!」と要求するのです。

 

そして4室の始まりの星座いて座の支配星は木星で、ジョブズの木星は10室(天職のハウス)にあります。

朝から晩までやり遂げたい仕事のことで、頭がいっぱいだったと思います。

いて座の基盤のハウスのエネルギーが支配星木星のある天職のハウスで使われるように配置されていますからね

 

そしてジョブズが自身の思いだけに没入して仕事をすると、必ず摩擦が起きてくるのが、彼の一番側にいた人々だったことでしょう。

「自分の衝動は神の声」をモットーとするおひつじ座に月をもち、意地悪なことに7室(対人のハウス)に配置されているのですから。

 

7室におひつじ座の星をもつ人は、パートナーシップを組む相手に無邪気に衝動的に本音を表現しますが、それがうまくいくかどうかは、相手にその純粋さが伝わるかどうかにかかっています。

伝わらないと、ワガママで一方的な暴君に映ってしまいます。

その純粋さがわかる相手は、いっしょに「神の声」に賛同して熱烈な協力者になってくれます。

 

ジョブズは仕事で大きな夢を具現化するために、優秀な協力者を得ることが手っ取り早いと考えていたはずです。

 

実際、アップルコンピューターを設立したときの最初の製品「Apple Ⅰ」も、Apple という社名も高校生のときに出会い、後にヒューレット・パッカード社の社員となるスティーブ・ウォズニアックと創ったものでした。

ジョブズが最初に手にした物作りの稼ぎ(不正な手段でしたが)もこのウォズニアックと組んで作り大学寮内で売りさばいた、無料で長距離電話をかけられる装置のようです。

 

たぶん、目的が一致すると意気投合して瞬く間に思ったことが現実化する方法として、パートナーシップを基盤にしていたと考えられます。

でもそれはジョブズの「衝動(神の声)」に純粋さを感じられる相手にしか通用しません。

アップルを大きな会社にするためペプシから引き抜いた経営部門担当のスカリーには、後にアップルをクビにされ追い出されるという痛い目に合うのです。

 

ジョブズの4室のドラゴンヘッドと7室月の90度、4室ドラゴンヘッドと8室火星と12室冥王星のグランドトラインは、このように良きにつけ悪しきにつけ、葛藤劇や協調関係を現実に生み出して、ジョブズの人生に彩を与えていたと思います。

 

ジョブズの4室の金星は2室海王星と8室火星と10室天王星木星の合とグランドクロスをとっています。

 

このグランドクロスという困難なハードアスペクトは、4方向にエネルギーを分散させ、心の中を葛藤の渦に突き落としますが、分散させずに4つの方向性をひとつに統合するれば、ミラクルなパワーに転換できます。

 

ジョブズは生まれながらに家庭をいう基盤を血のつながりのない養父母に与えられることになったり、ルームメイトの女性との最初の我が子との血のつながりを疑ってDNA鑑定をしたり(後に認知して自分の子として引き取り、パソコンに娘の名リサをつけました)、結婚してほんとうの家族をつくっていくまでたくさんの問題を乗り越えたようです。

「親切と冷酷」が行ったり来たりする人柄のため、後に結婚を考える仲となるレドセも数え切れないほどけんかをしたあげく、ジョブズは「自己愛性人格障害」ではないかと思って納得したと言われています。

 

占星術師のわたしから見ると基盤のハウスにグランドクロスがあること自体、心が四方に引きずり回されるのでその取り扱いを自分自身が経験的に覚えるまで、つねに葛藤の大嵐が吹き荒れ基盤がグラグラして、穏やかな自分を保つことが難しかったのではないかと推測します。

 

次回はジョブズの5室の解説を予定しています。

 

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最後まで読んでくださり、ありがとうございます。