こんにちは、リブラです。
今回からはさそり座土星の実例として、スティーブ・ジョブズ(←クリックするとジョブズのホロスコープに飛びます)のホロスコープを解説してみようと思います。
スティーブ・ジョブズは1955年2月24日生まれ。シリアから留学に来ていた男子大学院生とアメリカ女性の大学院生の子として生まれましたが、二人は結婚を親から反対されてスティーブは誕生以前から養子に出されることが決まっていました。
養子の条件はスティーブを大学に進学させることで、ジョブズ夫妻はそれを約束し、彼を引き取りました。
ジョブズはグランドクロス(2室海王星と4室金星と8室火星と、10室木星・天王星の合で形成された、クロス十字を描くアスペクト)の持ち主です。
誕生する前から波乱万丈な人生の幕開けだったと言えるでしょう。
でも、ジョブスのアセンダント(1室本人のハウスの始点)はおとめ座22度で、このハウスに星は存在していません。
養子として血のつながりのない両親に育てられたことに、激しい葛藤を発生させるような人生の設定はなかったのでしょう。
大卒でもなく、さほど豊かでもなかった養父母が、なけなしのお金をつぎ込んでジョブズを大学に入れたことからも、それを気遣って興味なく授業をサボってばかりの大学を中退してしまったことからも、養母クララが亡くなるまで実母に会おうとしなかったことからも、この養父母の大切なひとり息子としてジョブズが育てられ、血のつながりはなくとも通い合う親子の絆があったことを伺わせます。
ジョブズは、うお座太陽の柔軟性のベールの下におひつじ座月の独自性を潜ませ、好き嫌いキッパリの本質至上主義のさそり座土星をルールにもつ、なかなか複雑な性質の人だったのではないかと思います。
この複雑な性質を持ちつつも、アセンダントは人を気遣い約束を重んじる現実的なおとめ座なので、ハチャメチャな性格でもアップルコンピュータの創始者・経営者として若くして君臨できたのでしょう。
星がないハウスの領域を詳しく読む必要があるときは、そのハウスのルーラー(支配星)がホロスコープのどこに存在し、どんなアスペクトをとっているかで読むこともできます。
ジョブスのアセンダントはおとめ座で、おとめ座のルーラーは水星(思考)です。
ジョブズのみずがめ座の水星は5室(至福と創造性のハウス)にあります。
そのみずがめ座水星(思考)と葛藤する90度の位置に3室(表現のハウス)のさそり座土星(現実性、観念)があります。
これらの内容から読み取れるジョブズの1室(本人のハウス)は、物事のしくみや秩序を知的にシンプルに捉える思考型の人で、新しい考えや発想に創造性を刺激され創ることに喜び感じる一方で、本質至上主義の頑固なプロ意識の塊りで外に向けて自分の表現として出すものに関しては本物でなければいけない、というこだわりが生まれることになります。
新しい発想に基づいて創り出すこともたいへんですが、そこにプロを唸らせるような本物のこだわりが追求されるのですから、ジョブズの思い通りのものが出来上がるまでどれだけアップルの社員が苦労したか、ジョブズ自身もどれだけ理想を描く思考と本質主義の現実性を戦わせて葛藤したことか、と思います。
コンピュータの箱をスケルトンにしてしまったiMacは、おとめ座の「すっきりシンプル」の美観のこだわりが出た感じですし、新しくて実用的で美しいことを追求した結果が、ジョブズの自己実現の形として世に出され不動の人気を博したipodやipadなど製品なのでしょう。
1室(本人のハウス)に星はないのでジョブズ自身の問題ではなく、ジョブズの考えや行いやこだわりによって起きる葛藤のドラマ(葛藤の感情の周波数が呼んで来る葛藤劇の現象化)が重視される人生と、ホロスコープからは読み取れます。
次回は海王星があるジョブズの2室の解説を予定しています。
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