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こんにちは、リブラです。
今回は「サラとソロモンの知恵」第17章についてのお話です。
《サラ、セスをなぐさめる》
「サラとソロモンの知恵」第17章
あらすじ; 川に落ちた弟を助けるために鉄条網を破って怪我をした
セスと、サラが再会したのは学校でした。
セスの左腕が肩から指先まで包帯でぐるぐる巻きになっていました。
顔の左側も包帯で覆われています。
サラはセスの痛々しい姿に息をのみました。
このままだとセスをなぐさめたいのか、心配している自分をセスに
なぐさめてほしいのか、わからなくなってしまいそうだったからです。
サラはソロモンに助けを呼びました。
「セスの包帯についてのいい面に意識を向けるのを手伝って!」
「サラ、あの素晴らしい包帯は傷を治す手助けをしているんだ。
包帯の下には、健康体の知的な細胞がある。
細胞はいま、ふだん以上に強力に<源のエネルギー>を集めて、
傷が癒えるのを助けている。
人体というのはすごいね。
回復力があって、しなやかで、頑丈だ。
あの包帯を外して、セスがみごとに復活するところを想像してごらん」
サラはほほえみを取り戻し、いい気分になったところでセスに声をかけ
ました。
「やあ、聞いたわよ。あなたは泳ぎの達人で、あの速い流れにちっとも
ひるまなかったって。
あなたの決断と行動の速さがサミュエルの命を救ったのね!」
セスは黙って聞いています。
「調理実習のときにね、先生のかつらがバナナ・プディングに落ち
ちゃって、ミキサーに引っ絡まったの。
それでプディングはおじゃんだって」
サラはなぜこれが口から出たのか自分でも不思議でしたが、セスが
笑ってくれたのでうれしくなりました。
「会えてよかったわ、セス。会えなくて寂しかった」
「うん、ぼくもだよ。あと何日かしないとツリーハウスで遊べないけど」
「たいしたことじゃないわ。ほんの2~3日で元通りよ。
話したいことは山ほどあるけど、待てないほどじゃない。またね、セス」
サラは障害物競争を完走した気分でした。
ネガティブな経験と呼ぶものをどうやら大げさに嘆かずに済んだ。
セスをなぐさめたかった。元気にしてあげたかった。
うまくいったみたい。
「よくやったね、サラ」ソロモンの声が頭の中で聞こえました。
感情豊かなサラが、またひとつ大きな成長を遂げましたね。
わたしたち人間は、つい、目の前の見えて触れる世界のことばかり
に注意を奪われ、その世界だけを現実と捉えて頭をいっぱいにして
しまいます。
自分の視野に入ってこないものの存在を忘れるという大きなミスを
してしまうのです。
目に見える次元だけに視野を奪われてしまうと、
包帯がぐるぐる巻きのセス⇒痛々しい。かわいそう。心配。
というネガティブな感情が、サラの中で暴走します。
でも、ソロモンが教えた「味わい愛でる(真価を認める)」を、この包帯
に対してしてみると・・・
包帯は傷を外界の雑菌や刺激から守り、新しい細胞が修復される
までの間、傷を人の視線から隠してくれます。
傷を治すのは、大いなる源(神、自然)のエネルギーに同調するわたし
たちの細胞や免疫システムです。
細胞は黙々と修復に当たるだけです。
見えないけれど、セスが鉄条網で傷ついた瞬間から治療を開始して
いるのです。
サラがどんなに心配しようが、しまいが、セスが何考えていようが、
傷口の細胞たちは「治す」という方向にしか向かいません。
心配もしないし、絶望したりもしません。
わたしたちの目には見えず、理解も超えたメカニズムで毎日着々と
修復を続けます。
わたしちの本質(魂)が宿る人体は、細かく指示を与えなくても神業
のような治癒力を発揮して、自らを修復します。
こんなときわたしたちにできることは、メンタルな部分にエネルギーを
注ぐぐらいのことだと思います。
ジャーナリストのノーマン・カズンズは、膠原病で余命宣告を受けて
からチャプリンの喜劇映画ばかりを見続け、身体に生きる喜びを感
じさせ、死の病から生還しました。
そして、自身の身体に起こったことを明らかにするために「笑いと治
癒力」という著書を出版し、精神免疫学という分野を確立させました。
いまでこそ、笑いや感動は白血球を活性化させ、NK細胞(ナチュラル
キラー細胞)の働きを強くすることが知らされていますが、ノーマン・
カズンズが余命宣告を受けた頃は、そのメカニズムは解明され
ていませんでした。
大怪我した友だちに、笑い話をするのはたいへん勇気がいることで
す。
サラも多くの人々がやるように「たいへんね。こんなひどいことになっ
てしまってかわいそう。会えない間ずっとあなたを心配していたのよ」
という方が簡単だったと思います。
でもサラはそう言いたくなるネガティブな気持ちを振り切り、セスに場
違いなジョークを言う子と思われるリスクもかなぐり捨てて、セスの笑
顔が取り戻せる方を選んだのです。
愛の周波数と怖れの周波数は真逆なので混在できません。
セスを元気にしたいという愛の意図をもつならば、そこに1%の怖れ
も紛れ込ませてはいけないのです。
サラのようにスピリチュアルな俯瞰視点をもつと、多くの人々が向か
う方向と逆向きな行動を取らなくてはいけないときがあります。
逆向きな行動を責められるかもしれないけれど、俯瞰視点があるから
こそできることを、勇気をもってチャレンジするのです。
スピリチュアルな視野をもつと、そうせざるを得ない気持ちになり、
周囲の視線なんかは、取るに足りないことに思えてくるはずです。
だからサラは、心のまままに信じたことをセスにしてあげられて幸せ
だったのだと思います。
次回もこの続き「サラとソロモンの知恵」第18章についての
お話を予定しています。
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最後まで読んでくださり、ありがとうございます。