物語で読む引き寄せの法則 サラとソロモンの友情/エスター ヒックス
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こんにちは、リブラです。

今回も前回(17章)の続きです。


《「いい子」の枠を超える瞬間》


「サラとソロモンの友情」第17章

あらすじ;「ものごとは絶えず内面に抱える感情に合わせて変化して

いく」というソロモンの助言を受けて、サラは学校をさぼってでも出か

けた冒険のよかったこと、はち合わせしてしまったマーチャント先生

の誠実で思慮深いところなどに意識を合わせ、努めて心を落ち着け

よい気持ちにつながりました。

するとセスに同じようにマーチャント先生にはち合わせしたことを聞

かされると、笑いさえこぼれてきました。


そんなふたりがこっそり会合していると、頭上の開いた窓からマーチ

ャント先生とジョーゲンセン先生が「サラとセス」について話している

のが聞こえてきました。


「それで、その件はどうなさるのですか?」

「ずいぶん考えました。

じつを言うと、ほとんどひと晩中、考えていました。

それでお伝えしますと、おとがめなしでいいような気がしましてね。

いまどきのこどもたちは、暇な時間などほとんどありません。

わたしがこどものときには、空想にふけったり、探検したり、

こどもであることを楽しむ時間があった。

もし、わたしがこの時代のこどもだったら、頭がおかしくなっていますよ。

たぶん、わたしでも逃げ出しているでしょうね


マーチャント先生もジョーゲンセン先生も「サラとセス」がふたりとも

「いい子」で、今回みたいなことは常習化しないだろうと信頼し、黙って

見逃してくれたのでした。



「ルールを破った者は、罰せられなければいけない」という観念が

まかり通る物質世界の考え方では、「奇跡のような展開」です。

でも、精神世界の考え方ならば、当然の展開なのです。


セスはふだんから学校の雑用をよく手伝うので先生たちと仲良しです。

気難しい先生から滑車をもらってツリーハウスの荷物用エレベターを作

たくらいです。

だから学校をさぼったことがバレても激しく怒られるイメージが湧かな

かったのでしょう。


サラはソロモンの助言のおかげで「怖れ」を手放し「愛」の周波数を

発振したので、怒られていやな思いをする想定は頭になく、イメージの

ないことは現実化されないので、物質世界ではありえない展開が現れ

ることになったのです。


わたしたちは見える現実、予測可能な展開ばかりを頭にイメージする

で、それが具現化するのです。

この世界で起きていることは、ほんとうは人類の集合意識が描いてい

ものなのです。

楽しい現実が起こりにくく、いいことが続かないのも、わたしたちの中

刷り込まれた観念が、それをイメージするよう仕向けるからです。

集合意識をひとりの力で変えることはできませんが、自分の人生のイ

メージまで暗い色調にする必要はないのです。


毎日、毎瞬、楽しいことを考えイメージしてワクワクし続けたっていい

です。

今回のサラとセスに起こったことが、物語の世界限定と思う人は、意

識的にいいことばかり考えたときに起きることと、暗いことばかり考え

ているときに起きることを比べて実験してみるといいと思います。


いいことばかりを考えているときは、ワクワクしてストレスがありません。

白血球が元気になり、ナチュラルキラーT細胞も活性化するといわれ

ますので、身体にはいい結果しか起きないと思います。

ご機嫌もよくなりますので笑顔を放射して、周りの人にいい気分のお

すそ分けをすることでしょう。

怒りや怖れを発生しないので、セロトニン(やすらぎの神経伝達物質)

が無駄使いされることもありません。

だから夜の安眠のために十分なセロトニンの分泌を受けることができ

ます。

良く眠れて疲れも取れて次の日爽快な気分で目覚めることができます。


いやな気分になることばかりを考えていると、上に書いたようなことは

全部なくなってしまいます。

しかも、思い浮かべたいやなイメージを「ありそうなことだ」と信じてしま

えば、現実のものとなってしまうのです。


未来に奇跡のような楽しい展開を引き起こすか、ホラー映画のような

展開を呼んでしまうか、退屈な日常の繰り返しを維持するかは、毎瞬

何を強くイメージしているかにかかっているのです。

どれを選ぶかは自由選択です。

あなたは、毎瞬どれを選択してどんな未来を引き寄せたいですか?


次回もこの続き、第18章についてのお話を予定しています。


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最後まで読んでくださり、ありがとうございます。