物語で読む引き寄せの法則 サラとソロモンの友情/エスター ヒックス
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こんにちは、リブラです。

今回は「サラとソロモンの友情」第14章についてのお話です。


《セスの隠れ家》


「サラとソロモンの友情」第14章

あらすじ;ふたりのツリーハウスにセスのアイディアで、またひとつ

便利な機能が加わりました。

気難しい体育の先生からロープと滑車をセスがもらってきて、くくり

つけたバケツを使い荷物をツリーハウスに運び込めるようにしたの

です。

サラはセスが引き出してくれた体育の先生の意外な側面を見つけ

て、誰もがセスに心を許したがることに感心します。


「どうしてこれ思いついたの?」

「どうしてだろう。隠れ家をたくさんもってたからかな」

サラはそれを聞いてワクワクして目を輝かせます。

「いくつ?話を聞かせてよ」


サラはセスの家族が住むところに困って、農家の納屋を転々と越し

てきた事情を知りません。

だからセスが自分だけの息抜きができる秘密の場所を求めて、隠

れ家が増えていったのを察することはできないのでした。


セスはキラキラと目を輝かせて聞いているサラをがっかりさせたくな

という思いと、ウソは言いたくないという思いに葛藤しますが、誰に

話したことのない隠れ家のツリーハウスやほら穴の話を素直に打

明けました。


そしてこの近所の山でもセスがほら穴を見つけたという話にサラ

夢中になり、どうしても行きたいとせがみました。

セスもサラとふたりでほら穴を見つけに行くことがどんなに楽しい

冒険になるだろうと思います。

しかし、セスはサラのように子供らしい自由時間をふんだん

には与えられていません。


「どうなんだろう、サラ。何時間もかかるよ。ぼくはちょっと・・・・」

「学校さぼればいいのよ」

サラのその一言で、ふたりのほら穴探検への秘密の計画が練られ

ることになりました。



人間関係にやすらぎと安定を求めると上手くいかなくて、スリルと

冒険を求めると素晴らしく進展していくのを知っていますか?

人間の大脳は常にに新鮮な刺激や変化を望んでいます。

もうすでに知っていることが繰り返されると、飽きるようにできてい

のです。

人間は本來、つねに自分の枠を壊し進化・成長を遂げていく生き

です。

ずっと変わらない人なんて、ほんとうはいないのです。


だから、相手のイメージを「○○な人」と固定し、自分をそれに合わ

せて関係を保つようになったら、半分終わった関係です。

それ以上の発展は見込めないでしょう。


ずっとワクワクする関係でいるには、相手の見たいところだけを見

たり、期待する言葉や行動を引き出して安心するのではなく、いろ

んな角度に焦点を当てて新しい魅力を見つけていくことです。


今回のサラで言えば、「セスがふたりのツリーハウスに滑車とロー

プとバケツで荷物用エレベーターを作ってくれた!素敵!」で終わ

ってしまうのではなく、滑車の入手先が気安く生徒に物なんかくれ

そうもない教師なら、「この人、人の心を開かせる素晴らしい素質

を持っている」というところまで焦点を当てるのです。

会うたびに相手の新たな魅力を見つけていれば、もっといろいろ

な側面を引き出したくなって、枠を超える冒険をいっしょにしてみた

くなるでしょう。


相手が期待する自分の一面ばかりを演じていると、相手も飽きる

し、自分も成長がありません。

つらい現実問題にふたりで直面したとき、それが原因でけんかして

別れてしまうカップルもいれば、その問題をふたりで乗り越えて絆

を強めるカップルもいます。

パートナーシップがあるからこそ超えられる問題というのもあるの

です。

ひとりではどう頑張ってみても超えられない限界の壁が、ふたりが

組むことにより打ち砕かれて、無限の可能性に広がることもあるの

です。


セスは学校から帰ると家の仕事を手伝い、許された時間だけ秘密

の隠れ家で過ごす、親に反抗しない子供を演じてきました。

サラはときどき親の忠告を無視して、危険なことにチャレンジして、

自分のできることを増やしてきた子供です。

でも、学校をサボってまでやりたいことを優先したことはありません。

セスという相棒とふたりだから超えられる「学校をサボる」という禁止

事項。

ふたりは瞬間、瞬間の喜びを大切にする「同じ羽毛の鳥たち」。

けして、制限のためにやりたいことを諦めたりしないのです。


次回は「元気になるホロスコープの読み方」についてお話

する予定です。


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最後まで読んでくださり、ありがとうございます。