物語で読む引き寄せの法則 サラとソロモンの友情/エスター ヒックス
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こんにちは、リブラです。

今回は「サラとソロモンの友情」第13章についてのお話です。


《共鳴引力が呼ぶシンクロ》


「サラとソロモンの友情」第13章

あらすじ;サラが苦手なフットボールシーズンがやって来ました。

高校のフットボールの試合が始まる時期になると、サラの周囲の

人々は誰もがフットボールの観戦に夢中です。

サラはまったくフットボールに関心がないので、家族に誘われても

学校の課題を口実に、開幕戦の夜を家で過ごす方を選びました。

でも今回、サラの頭の中では楽しい別の計画がひらめきました。

「夜、暗闇の中でターザン・ロープで遊ぶ」・・・危険ではあるものの

素晴らしい冒険になりそうなこのアイディアにワクワクして、サラは

防寒用の下着を着込み、ツリーハウスのある雑木林に向いました。


ところが驚いたことに、そこにはセスがいてターザン・ロープにぶら

さがって遊んでいました。

「ひゃあ、サラなの?びっくりしたなあ。

フットボールの試合を見に行ったかと思ったよ」

「ううん。見に行ったことはないわ」

「ぼくもだよ」

「どうして?」

「さあ、なんでだろう?

ぼくはどのチームも味方と思ったことがないんだ。

すごいランやパスやブロックを見れば拍手喝采をする。

でも、気まずい思いを何度もしたんだ。

半分は、相手チームがいいプレーをしているわけだしね」


サラはその答えに心を奪われました。

ただ自分の(地域の)チームだからと、することなすこと、すべてを

認めなければならず、相手のチームというだけでそのプレーを認

めないという観客の雰囲気に、サラも違和感をもっていたのです。

それをセスが言葉にしてくれたので、サラは自分がなぜフットボ

ール観戦に夢中になれないのか、理由が判明したのでした。


日が暮れる前からそこにいたというセスに、サラが寒くない?と

尋ねると、

「うん、だって下に・・・・・・」とセスは口をつぐみました。

サラにはその先セスが言おうとした(どんくさい感じがする防寒

下着のことは、サラに言いたくないや)が聞こえてきて、笑いながら

「赤いやつ?」とセスにささやきました。

「うん、なんで知っているの?」

「あてずっぽうで言っただけよ。

セス、わたしたちは同じ羽毛の鳥、似たものどうしなのよ。

球技は避けて、ターザンロープをして、赤いネルの下着をつける

同類ってわけ」

ふたりは涙が出るほど笑い、すっかりわかり合う気分のよさを味

わいました。


「同じ羽毛の鳥」に巡り会えるのって、素敵ですよね。

わたしも占星術師を生業としているので、「いつごろ、運命の人と

出会えますか?」とか、「共鳴し合える人と出会うにはどうすれば

よいのですか?」とよく質問されます。


結論から言ってしまえば、自分が「何色の羽毛の鳥なのか?」

(自分がどんな人なのか?)がわかれば、自分らしい選択をして

行く中で必ず相手も同じ選択するのでどこかで出会うことになって

います。今回のサラとセスのように。


「同じ羽毛の鳥」に出会いたいのに出会えないとしたら、自分らしさ

を抑圧して本來選びたい方を取らず、自分らしくない選択を繰り返

している可能性があります。

あるいは、まだ「自分らしさ」を探究中で「違う羽の色の鳥」と関わる

ことで、自分にはないものを対比させる経験をしているのかもしれま

せん。


「同じ羽毛の鳥たち」を巡るお話では、「みにくいアヒルの子」が

有名です。

みにくいアヒルの子がどうやって本來の仲間である白鳥の群れに

出会えたかと言えば、アヒルのマネをしてアヒルの群れの中にい

ることをやめたからです。

白鳥の子がアヒルのマネをしてもアヒルの出来損ないになるだけ

で、白鳥のように自分の羽で大空を飛ぶ可能性もなくなってしま

うのです。

だから自分の直感と本能を信じてアヒルの群れから離れ、旅をし

ているうちに、白鳥の群れに出会ったのです。


もしも、サラが自分の希望を曲げて家族に合わせて開幕戦の観戦

に出かけていたら・・・、もしも、夜の雑木林にひとりで行く勇気が

なかったら・・・、セスと夜のターザンロープを体験するスリルも、

思うこと、行動すること、選択することが自然に一致する「同じ羽毛

の鳥たち」の感動的な体験もできなかったのです。

「ワクワクすること」は時空を超えて、同じ周波数を発振する者同士

を引き寄せる力をもっていますから、いつも自分のやりたいことを

後回しにしたり、周囲の顔色ばかりうかがっているとそのチャンス

を逃してしまいます。


毎瞬、毎瞬の自分らしい選択の連続が、「同じ羽毛の鳥たち」と出

会うもっとも効果的な方法なのです。


次回は、最近ご質問が多い「サターン・リターン」についてのお話

を予定しています。


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最後まで読んでくださり、ありがとうございます。