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こんにちは、リブラです。
今回は「サラとソロモンの友情」第9章についてのお話です。
《ツリーハウス》
「サラとソロモンの友情」第9章
あらすじ;セスとすっかり仲良しになったサラは、ある日、「見せたい
ものがあるんだ」とサラの大好きだった雑木林へ通じる小川の流れ
るサッカー家の小道へ誘われました。
ここでサラは心で思ったことを言う前にセスが先に気がついて、それ
に対応していると感じます。
二人は誰も近づかないサッカー家の小道がなぜかお気に入りで、驚
いたことにセスは、サラが大好きな小川に橋渡し、その近くの木にちょ
うど二人が入れる広さのツリーハウスを作ってくれていたのです。
しかもそこにはターザンのようにロープにぶら下がって川を越せる麻
縄のはしごまでついていて、遊べるのです。
サラはセスが創ったものが何もかもが楽しめ、ロープで遊んで川に落
ちても笑いが止まりませんでした。
二人はこの素敵な場所を二人だけの秘密にしておく考えも一致して
いました。
前作の「サラとソロモン」でサラは、いじめっ子二人組の男の子たち
に憤りを覚え、いじめられっ子ドナルドからは怒鳴られて傷つき、
スクールバスの男子生徒たちには、清書した作文を台無しにされ、
弟ジェイソンとその友だちのビリーによってふくろうの身体のソロモン
を撃ち殺され、心が張り裂けるような思いをしました。
ソロモンに相談に乗ってもらったほとんどのトラブルは、男の子たち
がもたらした事件でした。
サラの心をいつもかき乱し、<苦しみの鎖>につなげてしまう男の
子たちに対し、サラは「悪いことをしたら罰せられなくてはいけない」
とジャッジメントにこだわり、ソロモンはサラと彼らの共同創造した現
実だから「良い」も「悪い」もない、それを手放していつでも「いい気
分」のする方へ意識を向かせるのは、サラの選択しだいだと気づか
せてくれました。
サラが男の子たち、とくに弟のジェイソンにいやな感情をもっていた
間は、男の子たちから迷惑をかけられることが多かったのです。
それが「ソロモンの死」をきっかけに、どんなときでも<幸せの流れ>
につながっておくために、ソロモンと同じ視点(俯瞰視点)で物事の
全体を見る(善し悪しで判断しない)と、セスのようにサラとフィーリ
ングがピッタリの「同じ羽毛の鳥」を引き寄せるのです。
現実問題でいやな気分になる人が出現した場合、男の子たちが引
き起こすトラブルで怒りの周波数を発振しまくっていたサラのような
反応をしてしまいがちです。
物質世界のルールに従い、いやな気分にさせた人を裁かずには
いられない衝動に駆られるのです。
ここでもし相手を裁くことに意識を向けたなら、いやな気分にさせた
人と同じレベルの周波数になってしまい、いやな気分になる事象を
連鎖的に共鳴引力(引き寄せの法則)で出現させてしまうのです。
物質世界だと目に見えるレベルの加害者の悪に意識が向くのは
当然のことと思っているからです。
でも意識界レベルの視点を持てば、サラの例だと・・・・
弟ジェイソンの質の悪いいたずらにいやな気分になる日常がある
↓
「男の子は粗暴で、質の悪いいたずらを仕掛ける性質がある」と
いう観念ができ、その観念は男の子を見るとジェイソンとのいやな
記憶を浮上させる
↓
サラの意識は男の子たちの中のジェイソンと同じ性質に向けら
れるので、無意識にジェイソン以外の男の子たちもサラが持って
いる観念通りの行動を取ってしまう。
↓
サラの中でますますこの観念は強化され、男の子とトラブルがセット
となる現象が増えてしまう。
物質界ルールに囚われてしまうと、問題の人物(ジェイソン)を排除
しないとサラの幸せな状態は有り得ないということになりますが、
意識界視点で見れば、サラの観念が変わらない限り第2、第3のジ
ェイソンが人生に出現して、サラを悩ませ続けることがわかります。
そして精神世界の俯瞰視点で見れば、ジェイソンの悪いところに焦
点を当て、それがジェイソンだとジャッジするサラの思考のクセが
様々なトラブルを呼んでいるのがわかります。
俯瞰視点で見れば、ジェイソンはサラに偏ったジャッジメントと気づ
かせる役目で、サラの人生に彩を与える共同創造者です。
ですから、サラのもっとも大切な心の師はジェイソンの手によって撃
ち殺されたのです。
肉体の死に追い込まれたソロモンは、ジェイソンとの出会いには感
謝しか感じず、フクロウの肉体の死は彼との共同創造だと言い切り
ます。
サラが「善悪」のジャッジをやめれば<いい気分の幸せのながれ>
に、サラが「善悪」のジャッジを手放さなければ<苦しみの鎖>に
つながれるという選択肢があるのをソロモンは教えてくれました。
サラはいつでもどんな人が現れても、自分自身は<いい気分の幸
せの流れ>につながることを覚えたので、<いい気分>の現象を
引き寄せる友だちを得たのです。
たぶん、以前のサラだったらセスがソロモンの最期の場所で死ん
だフリをする悪ふざけを許せなかったでしょうし、その後に「見せた
いものがある」と言われても「どうせジェイソンみたいに死んだ小動
物でも見せるのだろう」と、ついて行かなかったかもしれません。
そうだとすると、ずっと<いい気分の幸せの流れ>を次々呼ぶ関係
はなかったのです。
今ある人間関係に悩まされているのなら、その人の悪ところだけに
焦点を当てるのではなく、良いところにも焦点を当て、自分自身を含
めたその人との関係を上(天から見下ろす神様の視点)から眺めて
みましょう。
きっとその人物が演じてくれている貴重な役割に気がつくはずです。
次回もこの続き、「サラとソロモンの友情」第10章についてのお話
を予定しています。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございます。