サラとソロモン―少女サラが賢いふくろうソロモンから学んだ幸せの秘訣/エスター ヒックス
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こんにちは、リブラです。

今回は第28章についてのお話です。


《どこにでもある幸せを感じる力》


「サラとソロモン」第28章

あらすじ;<万事良好の流れ>に常に乗るようにするため、その流

に抵抗する<いやなこと>を手放す実践をしていたサラは、これ

までの自分と現在の自分の感覚がだいぶ違っていることに気づき

ました。


空の鮮やかな青さとコントラスをとる雲の美しさ、小鳥のさえずりや

吸い込む空気の感触までもが素晴らしい気持ち良さで、その感動

にうっとりして歩いていると、

「ほら、わかっただろうサラ、<幸せ>はそこいらじゅうにあるんだ

ってことが」とソロモンの声が聞こえてきました。


「そう、どこにでもあるのね。それが見えるし、感じられる!」

「実はね、物質世界の中で身につけてしまった抵抗がなければ、

いつも変わることのない<幸せの流れ>が常に君に向かって流れ

ているんだよ。

どの瞬間でも、君はその<流れ>が流れるままにまかせいるか、

それを押しのけているかのどちらかなんだ。

そして、その着実な<幸せの流れ>を流れさせたり、押しのけたり

できるのは、君だけなんだ。


君が他の人たちから学んでしまったいろいろな抵抗のパターンを

減らしたり、取り除いたりするためのプロセスが一番重要なんだ


言われてみるとその通りでカンタンだけど、実践してみるとなかなか

難しい・・・ソロモンが勧める物事の見方、考え方、捉え方はすべて

そのような感じがします。


なぜ、ソロモンの教えはカンタンに聞こえるのに実践するのが難し

いのでしょうか。


それはソロモンの教えがわたしたちの本質(魂)のレベルでわかっ

て<YES!>と言っているけれど、エゴが牛耳るネガティブ思考回路

が<NO !>と言って抵抗するからです。


ネガティブ思考回路が活発に稼働しているとき、エゴは<怖れ>

感情によってわたしたちの思考・行動を制限でき、その支配下に置

ことが可能なのです。

だから、わたしたちが<自由選択>によって<いやなこと>を考え

るのをやめようとするとき―<幸せな流れ>に乗ろうとするとき、

死で抵抗するのです。


ソロモンが推奨する、ジャッジをしない(善悪で人を裁かない)、見る

もの触れるものすべてに対して「味わい愛でる(真価を認める)」習

慣を持つこと、考えを選ぶことで怒り・悲しみの周波数を手放すこと、

<いやなこと>を表現している自分に気づいて<望むこと>を表現

する自分に切り替えていくこと・・・どれも冷静な気持ちで考えてみれ

ば、ノーリスク・ハイリターンで結果を得られる極めてカンタンな方法

です。


でも、なぜ、多くの人々がそれをやってこなかったと言えば、エゴが

上手に誘導してそれを阻止するからです。

エゴはネガティブ思考回路を持つ人々になら、感覚さえも牛耳ること

ができるので、ソロモンの教えのような精神世界の叡智に触れると

わたしたちが、疑念や違和感、怖れを持つように仕向けるわけです。


もし、わたしたちが<いやなこと>を考えるのをやめてネガティブ思

考回路を稼働しなくなったら、<怖れ>の思考・感情でエゴはわたし

たちを操ることができなくなり、わたしたちが<望むこと>について

だけ考えるのを邪魔できなくなります。

そして、エゴにとっては最大の危機、ポジティブ思考回路が形成さ

れてしまうのです。


ポジティブ思考回路が構築されると、どう転んでも<望むこと>しか

選択しなくなります。

<望まないこと>を選択することが不自然に感じるからです。

だから、常に<幸せな流れ>に乗りっぱなしです。

24時間大いなる源と持続接続している状態で、エゴの存在の余地

がなくなってしまうのです。

これが、怖れを牛耳るエゴの最大の怖れなのです。


わたしたちが<いやなこと>を考えるのをやめると、エゴはパワー

を振えなくなり、<望むこと>だけを考えて<幸せの流れ>に乗り

っぱなしになると、エゴの「怖い!怖い!」が馬鹿げた囁きに聞こえ

るようになって、お払い箱をエゴに宣告できるのです。


エゴに脅かされて生きてきたわたしたちが、エゴを脅す側に回れる

のです。

なんか、想像しただけでも快感じゃないでしょうか?


そして、ポジティブ思考回路が稼働し始まると、今回のサラのように

感覚も変わってしまうのです。

何を見ても何に触れても、素晴しい天からの贈り物に囲まれている

自分を感じるのです。

つまり、幸せを感じる能力が開花して一瞬一瞬を味わい愛でられる

ようになり、人間として生きることのすべてが大いなる源との共同

造であると感じられるようになるのです。


次回もこの続き、<どにでもある幸せを感じる力②>についての

お話を予定しています。


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最後まで読んでくださり、ありがとうございます。