サラとソロモン―少女サラが賢いふくろうソロモンから学んだ幸せの秘訣/エスター ヒックス
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こんにちは、リブラです。

今回も21章の続きについてのお話です。


《怖いものへの対処の仕方②》



「サラとソロモン」第21章

あらすじ;ヘビを足元に見つけて恐怖に駆られて走って逃げた話

をするサラに、ソロモンは「ヘビに関するいやな話をすることで望

んでいないことをイメージし続けると、ヘビに関する悪い体験を

他にもどんどん引き寄せてしまうことになる」と忠告します。



「それじゃあ、わたしどうしたらいいの?」

「ヘビは君の周りのどこにも住んでいるんだよ。サラ

川のなかにも、草のなかにもいる。

ヘビは君の邪魔にならないように君をよけて通るんだ。

ヘビたちは、みんなのために十分なスペースがあることがわかって

いるんだ。

ヘビたちは地球の完全なバランスを理解している。

ヘビたちも自分たちの<心の扉>を開いたままにしているのさ」

「ヘビにも<心の扉>があるの?!」


「もちろん、あるとも。

地球上すべての動物が<心の扉>を持っている。

そして動物たちの扉は、ほとんどいつも開いているんだ。

ほらね、サラ、ずっといい気持ちがしてきただろう?

君の<心の扉>は開いているし、ヘビたちの<心の扉>も開い

ている。

そして、君もヘビたちも調和の中で生き続けることになるんだ



共時性―シンクロニシティを見つけたときのユングのエピソード

で、患者さんがエジプトのスカラベ(フンコロガシ)の話をした

カナブンがその部屋の窓にぶつかってきた、というのがあります。


ユングは他にも、世界中の神話や民話やおとぎ話が交流不可能

な時代にできたものだったのに、なぜか似ていることにも気づきま

した。


ユングが瞑想によって垣間見た世界は、個人の潜在意識のはるか

向こうにある集合意識というものでした。

そこでは人間のみならず万物も、虫も人も動物も植物も鉱物も、

ひとつの意識とつながっているといわれています。


このつながっているという表現は、人間の感覚的解釈で理解し

やすいようにしただけで、ほんとうは違うような気がします。


インド哲学やキバリオンの「The All」(神、ソース)の説明にある

ように、あらゆるものに「The All」が内在しているから「The All」

でないものは存在しないということで、「The All」を通じてひとつ

になっているという見方なのかなと思います。


だとしたら、今回のソロモンの「地上の動物が<心の扉>を持って

いる。それはいつも開いている」という発言は、あらゆる生き物、

万物が「The All」の秩序(自然の摂理)に従っている(<心の扉>

を開いている)というふうに聞こえませんか?


「わたし」という人間も形を人間に変えた「The All」ですし、外で鳴

いているコオロギも、プランターで咲いている花々も「The All」の

別の形の現れなのです。

わたしたち人間と他の万物たちとのちょっとした違いは、「The All」

からの贈り物=「自由選択」があるかないかだけです。


わたしたちは、「The All」に対してつねに<心の扉>を開けて置

ても生きられるし、しんどいけれど<心の扉>を閉じたままでも

生きられます。

でも、人間以外の万物は、「The All」の愛に<心の扉>を閉じる

ことは、死を意味します。

だから、「The All」の秩序に逆らう選択肢は人間だけが持つもの

です。

わたしたちは、「The All」に反抗することさえ許された特別な存在

なのです。


そのわたしたち人間が、つねに「The All」に対して<心の扉>を

開いたままにして置くならば、万物は「The All」に対して無条件に

従うように、わたしたちに対しても<心の扉>を開いてくれます。


「The All」の愛も受け取り、万物からも歓迎れてこの地球上で生

きるとき、わたしちが生きる場所はどこもかしこも快適な楽園に

なるのでしょう。

もう、そろそろ、「The All」に対する人類の反抗期、終わりにしたい

ものですよね。

そうしたら、わたしたちの語彙のなかから「怖い」という言葉が死語

になるはずなのですけれど。


次回もこの続き、第22章についてのお話を予定しています。


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