サラとソロモン―少女サラが賢いふくろうソロモンから学んだ幸せの秘訣/エスター ヒックス
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こんにちは、リブラです。

今回は第20章についてのお話です。


《<幸せの流れ>の魔法が効かない理由①》


「サラとソロモン」第20章

あらすじ;サラはソロモンから「人や物を味わい愛でる(真価を認める)

ことをすると、その人や物を<幸せな流れ>につなげる」魔法が使え

ることを学び、早速、身体が不自由で階段を上るのもたいへんそうな

ゾーイーお婆さんにこの魔法を使ってみたのでした。

ところが、サラがこの魔法を使うため自分自身がまず、こ<幸せの

流れ>につながろうとすると、なぜかできなくなってしまったのでした。


「つながるのがどうしてむずかしかったかわかるかい、サラ?」

「ソロモン、わたしにはわからない」

「覚えているだろう、<苦しみの鎖>につながっていながら、同時に

<幸せの流れ>につながることはできないってことを。

一度にどちらか一方にしかつながらないんだ


「ゾーイーお婆さんを見て、君はどんなことを感じていた、サラ?」

「わたし、ほんとにいやな感じがしていた。

ほんとにかわいそうだと感じてた。

年を取ったらわたしもあんなふうになっちゃうのかと思ったら、

わたし怖くなっちゃった

「ほら、それが、この出来事全体の中で一番重要な点だ。

もし、自分がいやな感じを感じているのに気づいたら、

それは<幸せな流れ>を断った状況にいるということなんだ」


「味わい愛でる(真価)を認めること」の感動のエネルギーを使って、

<幸せの流れ>に持続接続状態で、他者を<幸せの流れ>につ

なげる魔法は、高度な技です。


目に見えない世界のエネルギーを使うときの必要絶対条件は、

自分の感情に翻弄されないことです。

感情のパワーが、「思い」を響かせ意識界や物質界の現象に影響

を与えるからです。


今回のサラの場合、ゾーイーお婆さんを<幸せの流れ>につなげ

てあげたいという「思い」と、「年を取ってあんな風になってしまうの

は怖いな」という思い、「愛の波動」と「怖れの波動」が打ち消し合っ

て何も引き寄せられ(共鳴吸引され)なかったのです。


わたしたちが「引き寄せの法則」(共鳴吸引)をしたいと思って、

よく失敗してしまう原因に、「愛や喜びの波動」に「怖れの波動」の

干渉させるという2方向性の波動の同時発振状態をつくる傾向

があげられます。


「こうなればいいな」という願望をもつと、「それができないと、ああ

なってしまう」という怖れも発生するのです。


サラのゾーイーお婆さんを思いやる暖かい愛の波動と、老いの恐

怖の波動が戦って結局相殺されたのです。


周波数の著しく違う振動は、決して共鳴しないばかりか打ち消し

ってしまうのです。

ソロモンが、<幸せの流れ>につながるか、<苦しみの鎖>に

つながるか、どちらか一方しか選べないと言ったのは、この現象

のことを言ったのです。


日常でいろんな「うまくいかないこと」を観察していると、根底に

2方向性の矛盾する思いが、けっこう渦巻き関わっています。

どうやら、人には同時に矛盾する2つの思いを発生させる思考

回路が、刷り込まれているようです。

(余談ですが、ホロスコープを見るとハードアスペクトの配置と

そこにある天体の組み合わせで、その人の心の中で渦巻いて

いる矛盾する思い=葛藤がどんなものなのか、わかってしまう

のです。)


ですから、引き寄せたいもの、現象が願望として現れたとき、

その意図をしっかり探る必要があります。

どういう動機でその現象を引き寄せたいのか?

それを吟味しないと、

寂しいからという動機で、パートナーが現れることを願ったり、

貧しいからという動機で、大金が入る事を夢見たり、

老いが怖いからという動機で、若返りたいと望んでしまったり

します。

これらの願望がなぜいけないかこと言えば、「いやな気分から

逃れたいから、いい気分になる○○を望む」という、矛盾した

2つのイメージが頭に浮かぶことになるのです。

つまり、真反対のエネルギーを発振して、お互いを打ち消し

合ってしまう願望なのです。


怖れの意図から生まれた願望は、願うと同時に怖れを発生さ

せてしまいます。

愛の意図から生まれた願望だけがは、<幸せの流れ>につ

ながります。


次回もこの続き、「<幸せの流れ>の魔法が効かない理由②」

についてのお話を予定しています。


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