こんにちは、リブラです。
今回はマスターナンバー５５のお話です。
《マスターナンバー５５》
この「５５」から後のマスターナンバーは、ライフパスナンバーとして
は登場してきません。
生まれ年や年号、名前をローマ字表記にして数秘をみる方法のとき
現れるマスターナンバーです。
わたしが数秘を仕事として読み始めて不思議だったのは、ライフパス
ナンバー「５」の人々のほとんどが、「５」らしく生きたいと思いながら真
逆な人生を歩んでいたり、まるでライフパスナンバー「４」の人々のよ
うに安定を優先した枠の中に収まる選択をしていることでした。
わたしが数秘をセッションに取り込んだのは、生年月日の数字からだ
けでもこんな一貫した性質の影響があります、とご理解いただくため
でした。
ホロスコープだとハウスに星はあってもハードアスペクトが邪魔をして、
星の性質を抑えてしまうことがあり、クライアント様の生まれ持った純
粋な波動をシンプル感じていただくのが難しいからでした。
「５」を除く「１～９」のライフパスナンバーの人々は、物心ついたときか
ら誰の影響でもなく、「１」は「１」の性質を、「９」は「９」の性質を自然に
表現し、その価値観は生まれながらのものだと感じているのです。
自分のライフパスナンバーを生きるのに、難しさを覚えることはありま
せん。
でも、ライフパスナンバー「５」の人々は、人間が五感で感じる喜びや
新鮮な感動や、自由になるための変化や変動に飛び込んでいくのを
なぜかためらうのです。
そして、「５」らしさを見失ってしまいます。
ノボによれば「５」は人間を表す数字なので、人間を特徴付ける優れ
た理性も強く働くといってました。
つまり、「５」の人の中で人間のもつ獣性と理性の戦いがあり、その
戦いに折り合いがついたとき、初めて「５」の人々は罪悪感なく人間
である真の喜びを求めて自由になろうとするのでしょう。
順番から行っても「４」で得た安定のエネルギーをあえて放棄して、
自由になろうとする「５」のエネルギーは、社会の中で「安心・安定神
話」を刷り込まれる文明人にとって、怖くて手が出せないものになって
いるようです。
マスターナンバー５５は、なかなか理性と獣性の葛藤を超えられない
人間の苦しみを遥かに超越したエネルギーを放っています。
真に人間らしい五感の喜びを楽しみ、人間らしい知性を駆使して限界
を壊し、その向こうに広がる自由を得る、そんな生き方がマスターナン
バー５５なのだと思います。
かつて海や重力に阻まれ限られた世界にしか移動できなかったわたし
たち人類が、船で海を渡り、飛行機で空を飛び、ロケットで宇宙に進出
する自由を知性で獲得したように。
「知性を駆使して不可能を可能にし、自由を得る」・・・これがマスター
ナンバー５５のエネルギー、人類にとっては幸も不幸ももたらす諸刃
の剣のようなエネルギーです。
次回もこの続き、マスターナンバー６６のお話を予定しています。
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最後まで読んでくださり、ありがとうございます。