- ミスティカル数秘術―パターンを解釈する―/ノボ・カリプソ
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こんにちは、リブラです。
今回は数秘術の中のマスターナンバー（ゾロ目の数）について
お話したいと思います。
前回は「１～９」まで数字のエネルギーのお話と、
生年月日を横並びにすべて足し、その合計を一桁になるまで
足すライフパスナンバー（誕生数）の算出法のお話しでした。
じつは前回、その算出法の中であえて言わなかった部分があります。
それが今回お話したい「マスターナンバー」（ゾロ目の数）のことなの
です。
わたしも２００９年にミスティカル数秘術の数秘術師ノボ・カリプソから
数秘術を習うまで、なんのためらいもなく生年月日の合計を一桁に
なるまで足してライフパスナンバーを算出していました。
でも、ノボから数秘術の奥深さ、足していく過程で現れる数字のエネル
ギーの変化やマスターナンバーの威力を思い知り、一桁にした数字だ
けに意味があるような考え方を改めました。
ノボはマスターナンバーの扱いをとても重要と考えていたのです。
「１～９」までしかない数秘の数字とは別枠の数字として設けられてい
る「11、22、33・・・・99」のマスターナンバーを、わざわざ足して一桁にし
てしまう算出方法は、数字のエネルギーを壊してしまう無神経なやり方
だと言っていました。
前回のライフパスナンバーの算出方法は、数秘のお話をややこしくしな
いために簡単なやり方をご説明しました。
けして間違いではないのですが、前回の方法ではマスターナンバーの
エネルギーが見えなくなってしまいます。
生まれ月が11月の方や誕生日が11日、22日の方はぜひ、今回ご紹介
する方法でライフパスナンバーを出してみてくださいね。
マスターナンバーを重視したライフパスナンバー（誕生数）の算出方法
①生まれ月や誕生日にマスターナンバー（ゾロ目）を含む
場合は、その数字のまま一桁にせずに足して合計を出す。
例 １９６６年 11月22日 生まれの方のライフパスナンバー
1＋9＋6＋6＋11＋22＝55
この方の場合ライフパスナンバーは「５５」になります。
②足していく過程で年・月・日の区分でマスターナンバーが現れた場合、
そのマスターナンバーのまま足して合計を出す。
例 １９７５年 １１月２９日 生まれの方のライフパスナンバー
年→ 1＋9＋７＋５＝22
月→ 11
日→ 2＋9＝11
年＋月＋日＝22＋11＋11＝44
この方の場合ライフパスナンバーは「44」になります。
③生年月日の最後の合計がマスターナンバーナンバー。
例 １９７１年 ４月１６日 生まれの方のライフパスナンバー
1＋9＋７＋1＋4＋1＋6＝29→2＋9＝11
この方の場合ライフパスナンバーは「11」になります。
最終的なライフパスナンバーを一桁にせず、マスターナンバー
として読むことも大切なのですが、計算するプロセスで現れる
マスターナンバーもその人に強大な影響を与えているので注意
するようにノボには教えてもらいました。
実はわたしの両親はライフパスナンバーが「33」の夫婦で、
2卵性双子の弟と妹はライフパスナンバーが「11」なのです。
父は衝動的で自分の思った通り言った通り行動します。
なんでも自分流に作ってしまう人です。
「３」の直感に従ったり、創造性をダブルで発揮している感じです。
若い頃は家庭内暴力を振るう、荒れ狂う野生動物のような粗暴
な人でしたが、６０代に入ってから温厚になり、恨みごとしか言わ
ない母の介護と家事を、工夫を楽しみながらやっています。
食事療法で母の糖尿病を治してしまう奇跡や、無償で大工の技
術を後進に指導して貢献する現在の父は、「３３」の人にしか見
えず、わたしが知っている昔の父とは別人のようです。
母も衝動で言ったり行動する人ですが、いつも自分の人生の何も
かもが間違いであったと後悔している人です。
結婚したのも、子供を産んだのも、その後の人生もすべて間違い
で、だからいま不幸なのだと若いころからずっと言っています。
見ていると「３３」のマスターナンバーを持ちながら、ずっとネガテ
ィブな「６」の人生を送っている感じです。
「６」は愛を表す数字ですが、裏目に出ると愛する者の意向に
沿うために自分を犠牲にする（自己表現、個性を抑圧してしまう）
のです。
でも、強大なダブルの創造性の「33」のエネルギーが猛反発をか
け「すべてが間違った人生」と心の中で叫ぶので、うつ病になって
しまったのかなあと思います。
妹は高校生のときからの恋愛が実って26歳で結婚して31歳で離
婚しますが、その2年後には現在の旦那さんと再婚して幸せな
パートナーシップと家庭を築いています。
最初の結婚は、恋愛時代の共依存的な関係が結婚という現実
の生活が始まったとき、シャボン玉が壊れるように弾けてしまった
感じで、「２」のネガティブなエネルギーが働いてしまったのでしょ
う。
今は自分の個性や人生をちゃんと中心に置いて理解し合える、
自主独立した理想的なパートナーシップを構築して、「１１」の人生
を歩んでいるようです。
弟は「２」のエネルギーで恋愛が始まると、すぐ「２」のネガティブさ
が顔を出して壊れるのを繰り返しているようです。
傍から見る限り、「１１」のエネルギーの真骨頂である「自分の枠」
を「自分を変える」ことで超えるというチャレンジができず、そこで
立ち止まっている感じです。
身近な家族に4人もマスターナンバーを持つ人がいるおかげで、
ノボがライフパスナンバーをちゃんとマスターナンバーを使って
読むように力説していたことが、わかったのです。
マスターナンバーをライフパスナンバーに持つ人々は、人生の
前半は一桁に足してしまった方のライフパスナンバーの性質が
色濃く出ますが、精神が成熟するに従い本來の神聖なマスター
ナンバーのパワーが、使って欲しくて人生にプレッシャーをかけ
るようです。
次回はマスターナンバーのそれぞれの性質についてお話しよう
と思います。
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最後まで読んでくださり、ありがとうございます。