バシャール2006―バシャールが語る魂のブループリント/ダリル・アンカ
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こんにちは、リブラです。

今回はバシャールが「怖れをポジティブに使い、喜びを強める」

出てきたツール「闇を使う」を使って、質問に答えています。


《迷ったとき、確信が持てなくなったとき》


質問者(男性)

「わたしは地球の進む方向がバシャールの意識の世界になることを

望んで、日本各地をセミナーして歩いています。

そのときバシャールの応援をいつもいただいて、自分なりに説明し

ていると信じていますが、それでよろしいですか」


バシャール

「もしわたしが『いいえ、あなたのしていることは間違っています』と

言ったら、あななたは賛成しますか」


質問者(男性)

「いいえ、賛成しません」


バシャール

「では、すでに答えを知っていることを、なぜ質問したのでしょう。

ワクワクする気持ちに従って生きているなら、あなたはあなたにとっ

正しい道を歩いているのです。

なぜなら、あなたが道を歩いているのではなく、あなた自身が道その

ものだからです。

そのことをわたしに確認する必要はありません。


ただ、あなたはいまひとつの例を示してくれました。

これは、自分の決めた方向と一致して生きているかを見極めることの

できるパワフルなツールです。


あなたの質問に対して、わたしが『いいえ、それは正しくありません』と

言ったとき、あなたは『いやいや、わたしのやっていることは正しいん

だ』という波動を即座に感じたことでしょう。

これは、わたしのネガティブな答えによって、あなたの中のポジティブ

なエネルギーが強化されたのです。


ネガティブな側面―自分の真実とまったく逆のことを聞くと、ポジティブ

な側面が強化されて、何が自分にとっての真実であるかがわかるの

です。


あなたの質問に対してわたしは『ノー』と答え、そのときあなたは『いや

いや、自分はこれでいいんだ』という思いを強くしました。

つまり、わたしは『光』を引き出すために『闇』を使って質問に答えたの

です。

自分自身を再確認したいときには、この『闇を使う』方法を使ってみて

ください」



わたしたちの脳は、絶えず思考しています。

思考を止めるのが難しいほど、常に入ってくる外界の情報に対して反応

しています。

脳波を測定しているときに眼の開閉してもらう検査(αブロッキッング)

があるのですが、通常眼を開けるとβ波が出て眼を閉じると即座にα

が出て、更にもう一眼を開けてもらうと瞬時にβ波に変わり、α波がブロ

ックされるという現象が起きます。

眼を開けた瞬間に、視覚の情報に対して何か考え始めるのです。


つまり、頼んでなくても脳は「これはなんだろう?」と質問を発生させ、

それに応えるべく答えを探して結論を出す、という自問自答を無意識に

繰り返しているのです。


わたしたちの脳には、自らの質問(問題)に自らが最適な答えを用意す

優秀な機能が生まれながらに備わっているのです。


ではなぜ、わたしたちは自分の質問に対して、他人に答えてもらうよう

行動をとるのでしょうか?


それは、脳の性質のひとつに「たいへんな怠け者である」というのが含ま

れているからです。

頼まれもしないのに絶えず思考を働かせてクタクタなので、面倒くさいこ

は他の人に代わってもらって楽しよう、といつも考えているのです。


複雑な問題の答えを出すには、それなりの情報収集も必要になり思考

も要ります。

だから手っ取り早く確実に答えを出してくれる人に聞く、という方法を身

つけてしまったわけです。

これはワクワクしないことに脳を使わなければならないときは、たいへん

役立つ方法です。


バシャール流の思考回路を手に入れるために、チャネリングの勉強から

しなければならないとしたら、ワクワクしないですよね。

直接バシャールに自分の質問をぶつけて(あるいは、似たようなケース

答えを)みてこんな感じで考えるのか、と学習したほうが楽チンです。

でもこれが習慣になってしまうと、ワクワクしないことだけでなくワクワク

することの答えまでも人に訊いてしまったりするのです。

習慣になってしまったことをやらないと、落ち着かないからです。


ワクワクすることに関しては、必ず、脳は答えを山のように用意してま

す。

ワクワクすることを考えるために、わたしたちの脳は存在しているとい

ってもいいくらいです。

だから、ワクワクしないことを考えせられるとストレスを感じたり、飽き

たり、眠くなったりして、拒否反応をあらわにしますよね。


脳の重要な性質に、使わないと劣化(ふて寝)するというものがありま

す。

ワクワクすることの答えは、頼まれなくても山のように用意しているに

関わらず、聞いても貰えず、採用されず、行動にも移してもらえず、

他人脳で考え出されたものばかりを尊重すると、「どうせ自分の考

えなんて使ってもらえないんだ」とばかりに、自分の考えを引っ込め

てしまいます。


これが続くと自分の考えに確証が得られず、他者承認を求めてしまう

傾向が出ます。

今回のバシャールの「闇を使う」方法は、なんでも人に聞いてみない

と迷いが発生する人には、良いツールです。


振り返ってみると、わたしが自分の進路を「これでいいんだ」と確信

したのもこの方法でした。


わたしが高校生のとき、父には「女は高校まで出ておけばたくさんだ。

さっさと就職して、家に金を入れろ!」といわれました。

母からは「お父さんのいうことはなんでも正しい。あなたが進学を希

望すると『おまえの教育がなってないからだ!』といわれてわたしが

叱られるの。あなたが進学するっていうと、お父さんから『離婚だ!』

っていわれてしまうから、諦めてね。それとも、わたしを離婚させる

気?」といわれました。


両親からこういう反対を受ける前は、長女のわたしが早く就職しない

と家族に迷惑をかけるかなあという考えがチラホラありました。

そこまで自分の意志を押し通すほど、わたしは臨床検査技師になり

たいんだろうか?と迷う気持ちもありました。


でも父は家の経済状態のことしか眼中になく、母も自分の立場のこと

しか考えていない、つまり、わたしの進路のことなんがどうでもいいと

考える人々の意見が「高卒後は進学は諦めて、就職」コースだとこの

ときはっしたのです。

「わたしの進路を真剣に考えられるのはわたしだけなんだ!」と気づ

いたのです。


わたしのホロスコープの1室(本人のハウス)には、土星(制限や試練

を与えて、経験から学ばせる星)があり、キローン(トラウマや苦手意

でセルフイメージを縮こませる星)も同居しています。


つまり、自分を信じられるようになるために独りで制限、試練と戦い、

トラウマを克服する必要が、ホロスコープに設定されていたのです。

わたしの水星(思考)は、この土星と120度の協調し合う良いアスペ

クトにあったので、両親の意見なんかを聞くよりも自分の考えを尊重

して試練を切り抜けろということだなと、闇役の両親の意見に自分の

ホロスコープのアドバイス(光)を対比させることで、自分の答えに確

信を得たのでした。

「自分ではないものを発見することによって、自分はこうなんだ」とよ

くわかったのでした。


17歳のとき自分の考えを本気で貫いて、(闇役の)両親を乗り越えた

き、わたしは自分の中に心から信頼できるアドバイザー(光)を見つ

けることができたのです。

ふつうの教育を受けていたら得られない経験です。

見事な反面教師を演じて闇役に徹してくれた両親に、感謝です。

そして、このような試練を設定してくれたわたしの魂に感謝です。

わたしはこの進路問題以降は、自分の最終決断を疑わなくなり、

後悔もしなくなり、自分自身とホロスコープにより信頼を深めました。


次回もこの続き<魂のブループリントと調和したパーソナリティで

いるために>についてのお話を予定しています。


わたしのサロン、リブラライブラリーではあなたの心のしくみを

ホロスコープで解説し、心の制限、葛藤が引き寄せる現実問題を

セルフヘルプで立ち向かえるようサポートします。

詳しくは、こちら をご覧ください。


最後まで読んでいただき、ありがとうございます。