バシャール2006―バシャールが語る魂のブループリント/ダリル・アンカ
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こんにちは、リブラです。

今回も前回「『豊かさが入ってくるがことを許す』がわかりません」

の続きについてのお話です。


《豊かさとワクワク(気分)の関係性》


『豊かさが入ってくることを許す』がわかりません、という質問者に

対し、バシャールは

「豊かさとは、『する必要のあることを、する必要のあるときにできる

能力』である」と答え、いろいろな形の豊かさの能力によって様々な豊

かさがってくる可能性について話していました。

バシャールの回答はさらに続きます。


バシャール

「『豊かさは様々な方法で入ってくることができるのだ』と理解し、

どの瞬間もただ自分の情熱に従って行動するとき、あなたにとって

もっとも使いやすい形、ベストな豊かさがやってくるのを許すことに

なります。

しかし、あなたが『特定のやり方でしかできない』、あるいは、

『特定のやり方でやってきてほしい』とこだわってしまうと、別の形で

入ってきたかもしれないほかの扉を閉じてしまうことになります。

すると豊かさがやってくるのに時間がかかってしまうことがあるよう

です」


人が何かの問題で悩んでいたり窮地に陥っているときというのは、

「この方法しかない。これがダメだったらおしまいだ」と可能性を狭め、

限定してしまっていることが多いのです。


これはエゴの戦略の常套手段なのでよく覚えておきましょう。

①脅しをかけて欠乏感、不安、絶望感を煽り、

②「これしかない」道(方法)に追い込み、

③逃げ道のない袋小路に追い詰め、終わりのない「欠乏感、不安、

絶望感、閉塞感」スパイラルのトラップにはめ、自由選択を放棄さ

せるよう仕向けるのです。


欠乏感や不安に駆られていなかったら、様々な可能性の中から一番

しっくりくるものを選び、それがうまくいかなかったら次の方法にトライ

するなど、余裕をもった対処ができます。


しかし、エゴのトラップにはまってしまうと、自身の欠乏感や不安に

に視野を狭められ、可能性を自ら絶ってしまうのです。


エゴはネガティブな感情を暴走させることで、わたしたちの自由選択

を奪いコントロールしています。

さらに困ったことには、ネガティブな感情はネガティブな波動を自動的

に発振するので、それは大いなる源に届いてしまいます。

(振動は物質界~意識界~精神世界にすぐに伝わってしまいます)


慈愛に満ちた大いなる源は、それをわたしたちが最も欲しているもの

と受け止め、現実化するようにそっくりの反映をこの世に送り込みます。


だから、お金の欠乏感を感じているとき(気持ちの余裕がないとき)

ギャンブルでお金を増やそうとしても、たいてい失敗するわけです。

お金の欠乏感の振動は、お金の欠乏感を更に拡大する現象を呼

んでしまうからです。


わたしがこんなお話をすると、「いま、実際にお金がないから欠乏感

を感じているのです。お金が入って来なければ豊かで余裕のある気

分になれません。お金がないのに豊かな波動を発振するにはどうし

たらいいんですか?」という質問が返ってくることがあります。


まず、「お金がない」という言葉は、お金がない状態を引き寄せる

呪文だと思って、封印しましょう。


いま、得られているものに感謝しましょう。

感謝の波動は欠乏感にものすごく効き目があります。


わたしたちの身の回りをよく見ると、感謝の対象になるものが

ほんとうたくさん存在します。


わたしがゲリー・ボーネル氏のスピリチュアルな学校に通って

いるころ、サイコメトリーの授業があったときのことです。

前日に、「明日は、触ったもののエネルギーを読む実習をしま

すから、その場で手でむいて食べられる果物を用意してくださ

い」といわれました。


でも、帰りの時刻が遅かったので手に入れることができたのは、

1本250円もするバナナでした。

いつも1本25円くらいのバナナを食べているわたしにとっては、

バナナごときに250円も!と不満の残る買い物です。

だからスクールに行く朝も、バナナを無造作にリュック放り込ん

で出かけました。


授業が始まってわたしのバナナを袋から出すと、昨夜はついて

いなかった傷がチラホラついていました。

わたしがぞんざいに扱ったのでついてしまった傷です。

フィリピンから日本のお店までの輸送の間、傷ひとつついていな

かったことにそのとき気づきました。


わたしは目を閉じ、そのバナナに触れて意識を集中させました。

「幸福のバナナ」というタイトルがスクリーンに浮かび、8ミリ映画

のようなものがわたしの頭の中に映し出され始めました。


フィリピンのバナナ農園の家族が子供たちも混ざって、バナナの

木の世話しています。

その中でも家族が注目しているバナナの木がありました。

家族中が宝物ようにバナナの木の成長を見守っていました。

大風が吹くと傷がつかないか心配で、見に行く家族もいました。

実がたわわになり収穫が近くなったとき、その家族は口々に

「あのバナナが高く売れたら、○○は学校へ行けるね」とか、

「○○が買えるね」とか、欲しかったものや農園をもっと大きくする

夢を語っています。

どうも、わたしが買ったバナナは、家族の希望を担った特別なバナナ

だったようでした。


バナナの情報を全部見終わってから、バナナに謝りました。

「みんなを幸せな気分にさせた特別なバナナに、こんなひどい扱い

をしたのは最後に手にしたわたしだけでしたね。ごめんなさい」

するとバナナから初めて返事が返ってきて、

「わたしはみんなに感謝されて送り出され来ました。

だから、最後まで感謝のエネルギーに包まれていたいです」


そしてわたしにいろいろな気づきをくれたそのバナナを、感謝とと

もに食べました。

とても甘くて味わいがあり、今まで食べたバナナの中で最高でした。

それと同時にとても豊かな感じがしました。

1本250円の価値あるバナナを食べるにふさわしい自分になった

ような、満足感でした。


いろいろなものが自分の所有になるまでの間、様々な人々の貴重

労働を経てやってくるのです。

そのことに思いを馳せると、今あるもの、今支えてくれているのもに

自然に感謝の念が湧いてきます。


その感謝の波動は、感謝の現象を呼び、豊かさを呼ぶことにつなが

っていきます。

そして、ワクワクする感情も、ワクワクする事象を呼び寄せるのです。


今日はこの後、ヤンタラ・ジローさんのウエサク満月際の瞑想会に

出かけようと思っています。


次回は、先月から今回の満月にわたしに起こったこと(わたしは、

てんびん座に太陽、月、水星で、おひつじ座に木星で、かに座

ドラゴンヘッド、やぎ座ドラゴンテイルでカーディナルサインだら

けのハードアスペクトをもっているので、今回のカーディナルグラ

ンドクロスを実験的に見守っていました)をシェアしたいと思います。


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最後まで読んでくださり、ありがとうございます。