バシャール2006―バシャールが語る魂のブループリント/ダリル・アンカ
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こんにちは、リブラです。

今回も前回「少ししか時間をクリエイトしないと、

できることは限られる気がします」 と質問した男性への

バシャールの回答の続きについてのお話です。


バシャール

「もしかしたら、ほんとうは2つだけすればいいのに、3つ全部しなけ

ればいけないという観念をもっているのかもしれません。

あるいは、あなたは何が自分にとってワクワクするものなのか、見極

め違いをしているのかもしれません。

もしかしたら、あなたが最大の喜びを感じるためには、3番目にして

いる行動を、実は2番目にすべきなのかもしれません。

自分のエネルギーを高めていくことによって、1日に3つならずとも、

4つ、5つ、6つ・・・とたくさんのことをすることができるようになるかも

しれません。


けれども、その難しさの部分-時間に関するコンセプトを逆説的に感

じられるのは、あなたには、

『1日24時間のうちに全部しなければいけない』という思い込み、観念

があるのかもしれません。

誰が24時間のうちにしなければいけないといったのでしょうか。

他の人にとっての1日の終わりがあなたにとっての終わりでなくても

いいのです」


物質的豊かさに恵まれて喜ぶのもエゴ、

時間的自由を手に入れて喜んでいるのも、実はエゴなのです。

だから、計画通りに物事が進み時間を浮かせることで、もしワク

ワクしていたとしたら、それは偽ワクワクで、エゴの小躍りのビート

をワクワクと勘違いしたのかもしれません。


エゴは、物質や時間の「制限のゲーム」の勝者になれれば喜びます。

敗者になると嘆き、誰かさんのせいにするのです。

「こんなに生存のためにやらなければいけないことが山積しているの

に、ワクワクすることなんかに没頭するから、時間が足りなくなるのだ」

と訴えるのです。


この口うるさいエゴの囁きをイチイチ気にしていると、永遠にワクワクの

方向には行かせてもらえません。


なぜなら、エゴのホームは時間・空間・物質の制限された世界の中だけ

に存在し、バシャールのいう「時間枠を超越した時間」だとか、「生存(利

益)に無関係なワクワクすること」などは、完全にアウエイだからです。


そんなところまで出かけて行って遊んでほしくないのです。

「いいものはなんでもすぐ足りなくなる世界で、豊かさや自由な時間を

獲得するから、攻略がハイレベルでおもしろいんだよ!

ワクワクなんか追いかけたって、1のワクワクの次に2のワクワクが

あって、ただワクワクすることがあるだけだよ。

汗も涙も努力も苦痛も難しさもないゲームなんて、やったって何も

得るところはないさ。

それどころか、ワクワク中毒になって元の『制限の世界』に帰れなく

なっちゃうんだよ。

みーんなと一緒に『制限のゲーム』で遊べなくなるんだよ、それでも

いいの?」と、制限の世界から一歩も出たことのないエゴが必死に脅し

をかけてくるのです。


「ワクワク100%」を取るか(魂の愛の波動にチューニングするか)、

「制限の世界でちんまりとゲームを続ける」方を取るか(生存本能に

根ざした怖れの波動にチューニングするか)どちらを取るのかは自由

選択です。


バシャールのアドバイスを選択するか、エゴの囁きに応じて「制限の

世界」に踏みとどまるかの決断は、「未来はえらべる!」の著者本田

健氏にように実験してから決めるとスッキリしまします。


本田氏は、「ワクワクすることだけをする期間」と「ワクワクしないこと

だけをする期間」を区切って、実験してみたそうです。

最初に「ワクワクすることだけをする期間」を1ヶ月実行していたら、

何もかもが予想以上に良い展開に運び、バシャールの言っているこ

はほんとうだと確信したそうです。

(バシャールの世界を信じることができたから、その世界が現実になっ

たのでしょう)


そして、一応「ワクワクしないことだけをする期間」を実験したそうです

が、どんどん物事が恐れていた方向に展開していくので1ヶ月も続け

る気が起きず、途中でやめたそうです。


わたしも、まず、「未来はえらべる!」に書かれていたネガティブ観念

の消去を実践して、びっくりするほどの効果が見られたので「バシャー

ルの言うことは真実だ」と実感したのでした。

それから、ほんとうのワクワクと偽ワクワクの違いがだんだんわかって

くるようになりました。


自然界を見渡して見てください。

昆虫や植物はたくさんの卵や種をつくりますが、ちゃんと生き残って生

存し続けるのはごく一部です。

わたしたちのDNAには、ちゃんと遺伝子情報が書き込まれたエクソン

といわれる部分と、何のためにあるのかわからない膨大な余白のよ

うなイントロンと呼ばれる部分があります。

(この余白部分こそ他の遺伝子情報を取り込める「ゆとり」なので、

猿とほとんど変わらない遺伝子情報のわたしたち人類が、特別な進化

を遂げた理由だとする説もあります)。


自然界には、人間の頭では理解不能な「ムダ」がたくさん存在します。

でも、それはほんとうは「ムダ」ではないのです。

そこにこそ、大いなる源(神)の完全性の秘密があるのです。

なんでも断片的にとらえて判断しようとするわたしたちの「制限された

思考回路」では到底考え出せない世界です。

だから、信じて身を任せるか、「制限された思考回路で必死に答えを

はじき出して」限られた選択肢の中から選びとるか、どちらかしかない

のです。


次回もこの続き<『豊かさが入ってくることを許す』がわかりません>

についてのお話を予定しています。


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最後まで読んでいただき、ありがとうございます。