こんにちは、リブラです。


今回と次回はちょっとバシャールのお話中断して、星のお話を

してみようと思います。(占星術師らしく)


わたしは占い師ですけど、占い至上主義者ではありません。

占星術に興味をもったのも実際に動いている空の星を見て、

自然の秩序に基づいて生きることが1番幸せなのではないかと

子供ながらに感じたからでした。


11歳のときにわたしの周りにいた大人たちは、みんな生きてい

ることが苦しそうでした。

「恵まれない環境に生まれたのだから、飢えないでいられるだけ

で満足しなければならない。それ以上を望んでも失望するだけだ」

でも、満足なんかしていないようでした。


父は休日を、パチンコ、競馬、麻雀で埋めることで現実逃避してやり

過ごしていました。

母は新興宗教のメンバーの人々に、子どたちと夫のせいでどれだけ

自分が不幸になってしまったか愚痴ったり、お酒を飲むことでウサを

晴らしながら、生きる苦痛から目を背けてました。


わたしは自分の人生を諦めて生きるほうが、ずっと苦しいだろうにと

思いました。

でも、どこに希望を見出して良いのかわかりませんでした。

そんな時、出会ったのが西洋占星術の子供向けの本でした。

どうも個人のホロスコープのなかに、その人の強み、弱み、人生の転

になるようなもの、この人生で力を注ぐべきところなどわかるらしい

ということが書いてありました。

小学4年生のわたしは電卓で手書きのホロスコープに作成にとりかか

り、出来上がったのは6年生のときでした。

いざ、読もうと思ったら「読めない!」

本の解説は簡単過ぎて、人の人生を読みこなせるような内容ではな

かったのです。

「このアスペクトをもっていたら吉座相、このアスペクトは凶座相」そん

書き方だったと思います。


ここでわたしは「天体がわたしの人生に関わっているのはすごく素敵

発想なのに、この本を書いた人は人の人生を『吉か、凶か』としか

みていないのかな」とがっかりしたのです。


いま、振り返ってみるとこの「がっかり」は、わたしの「核となる価値観

」=「自然の摂理」が発したメッセージでした。

「星の動きは、自然界の秩序。でも、それを解釈して吉とか凶とか判断

しているのは人間の頭」


わたしは西洋占星術のなかの自分が信じられる部分を探しました。

星の配置でみるアスペクトは、実際の星の動きに基づいているので

信じられました。

しかし、それ以外心に響いたのは、西洋占星術の基となっているギリ

シャ神話でした。

古代ギリシャの人々も、神や人間を星の世界と結びつけてた、星との

つながりを感じていたのです。


わたしは「星が星気というもの発し、それが人の心や集合意識に作用

する」という考え方が一番しっくりきました。

これは、バシャールも、キバリオンでもいっていることですが、

「すべては振動」によって起きているのです。


星のバイブレーションが人間の心の潜在意識の部分に届き、同じ周波

数で振動している人々には共振が起き、その周波数がもたらす感情が

起きる。

強い感情は、その人を行動に駆り立てさらにその周波数そのものの振

動発振する。

共振する万物がその人に引き寄せられ、現象化される。


占星術の上手い使い方は、「星のバイブレーション」に心を引っ掻き回

されないように、自分自身の周波数振動を保つために利用するのが

良いと思うのです。


今日てんびん座に月が入り、午後にはおひつじ座の天王星12度と、

かに座の木星13度と、やぎ座の冥王星13度とグランドクロスという

十字を描くアスペクトを形成します。

4つの違う星のバイブレーションが放射され、人の心に葛藤を起こす

ような作用を及ぼします。


てんびん座の月は、バランスを取ろう、周りに協調的にならなければと

調整に必死になり、

おひつじ座の天王星は、「今こそ変化の時」と前に突き進むことだけに

エネルギーを注ぎ、

かに座の木星は、個人や家族などプライベートな幸せだけを充実させ

たくなり、

やぎ座の冥王星は、徹底的なこだわりをもつところだけにエネルギー

集中させたくなります。


「穏やかでいたい、バランスをとろう!」

「変化を選択しろ!前に進め!」

「プライベートを充実させなかったら、生きる意味なし!」

「努力し続けた者だけが結果を得る。確実さ狙え!」


グランドクロスのバイブレーションをまともにキャッチして、心の中で

共振させてしまうと、上記の4人の違う意見を言う人々が不協和音

奏でて、心が落ち着かなくなってしまいます。

「いま、この瞬間、瞬間の自分の波動が現実を創る」ことを忘れない

でください。

星が現実を創るのではなく、自分の心の波動が自分の現実を創る

のです。

星には希望のバイブレーションをもらうだけで充分です。

不協和音のバイブレーションなんて、感じてもつむじ風が吹き抜け

たかと、感情の段階でやり過ごせば現象化されません。

ハードアスぺクトに、変な意味をもたせて恐れているほうが危険で

す。

もし、怖れや不安を感じたら、それを書き出してみてください。

書いて明確にすると、客観視ができるので「怖れ」の内容が怖かっ

たのではなく、「怖れ」のイメージでざわめく感情が怖かったことに

気がつくはずです。


月は通過が速いので、タイトなグランドクロスを描く配置は今日の

午後から日付が変わる頃までです。

あとは、4月23日から火星がてんびん座入りして再びグランドク

ロスを形成します。

「ワクワクすること、しないこと」

「もっとも恐れていること」を

リスト化して、静かに向き合うにはちょうど良い機会かもしれません。


明日は皆既月食の満月でなので、そのことについてお話したいと

思います。


わたしのサロン、リブラライブラリーではあなたの心のしくみを

ホロスコープで解説し、心の制限、葛藤が引き寄せる現実問題に

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詳しくは、こちら をご覧ください。


最後まで読んで下さり、ありがとうございます。