- バシャール2006―バシャールが語る魂のブループリント/ダリル・アンカ
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こんにちは、リブラです。
今回から「ワクワクしないこと」についてのお話です。
《ワクワクしないことを変容させる》
「ワクワクしないこと」は家事に追われること
「最大のワクワク」は世界中を旅すること
「最大の怖れ」は子供を失うこと
だという人のケースを例にして、バシャールは「ワクワクしないこと」
のほんとうの意味をこの本で追求しています。
バシャールがこの人に、「想像力を使って家事がもっと楽しくなる方法
を思いつきますか」と聞くと、
「仕事の合間に時間をとってゆっくり家事をするのは、嫌いじゃない。
でも、家事をするよりやりたいことがたくさんあるのです」
と答えます。
ここで、バシャールは「最大のワクワクである世界中を旅すること」に
意識を向けてみるよう促します。
すると意外な言葉がこの人から飛び出してくるのです。
「子供と離れたい。家族とも離れたいです。
ひとりの空間でとても幸せな状態のときに、子供たちが帰ってきて
それが壊されてしまう」というのです。
どうやら「最大のワクワク」である世界旅行も、家族から離れたいと
いう願望から来ているようです。
「最も怖れていること」が「子供を失うこと」なのにも関わらず。
バシャールが「お子さんとの関係で、何らかの観念があることであなた
自身が自分の平和を壊しているのではないですか」と聞くと、この人は
あっさり「そのとおりです」と答えました。
「ワクワクしないこと」をテーマして、「ワクワクすること」を想像してみる
と、ほんとうに「ワクワクすること」を阻んでいた原因がはっきりしてき
ます。
バシャールはいいます。
「あなたは、あなたの反映となってあなた自身の平和を壊すことを子供
たちに教えてきたのです。
だから、子供たちは喜んであなたが自分自身の平和を壊すのを手伝っ
てくれているのです。
彼らはあなたが喜びに従わず、自分自身の中に平和を見出さないこと
や、自分のための現実をつくり出さずにいる方法をあなたからとてもよ
く学びました。
そして、その状態がくり返されるように、彼らは助けてくれているのです。
もし、あなたが平和でいることを選択しているなら、あなたは、子供たち
が平和を反映することができるような現実を生み出すでしょう。
子供たちといても自分の望む喜びや平和を感じることができるはずで
す」
人間が問題に翻弄されているときの典型的パターンですね。
問題の登場人物たちが自分の幸せを壊しているという被害者意識。
目の前の問題しか視界に入らないと、「その問題が解決する」＝「登
場人物たちが消えてくれること」になってしまいます。
それがない限り、自身の幸せは壊され続けるという希望もなく、選択
肢もない考え方。
バシャールは俯瞰視点で問題全体を見渡しているので、この質問者
の「子供のせいで自分の喜びや平和な時間が壊されている」という
観念が問題を発生させているのが見えます。
そしてその観念の根底には、「自分自身の平和を壊す」というネガティ
ブ観念の存在が見え隠れしているのを見つけます。
「自分自身の平和を壊す」観念をもつ人は、無意識に「わたしの平和
を壊してください」という波動を発振します。
これが反映されて具現化のエネルギーを帯び、この現象界に現れて
来るので身近な人々はその通りのことをしてしまうのです。
バシャールはこの質問者にこんなアドバイスを与えます。
「あなたが最高に喜びを感じることに従って生きてください。
子供たちに関してあなたがもっている観念のために、『子供たちと一緒
にいると楽しくない』とラベルを貼っていないかチェックしてください。
なぜ、子供たちといるとあまり喜びを感じないのか、自分自身をよく見
てください。
ワクワクすることを常にできる限り行動することによって、その喜びは
あなたやあなたの家族をサポートしてくれるでしょう」
「自分自身の平和を壊す」なんて観念、なぜもつのだろう？と不思議に
思う方もいるかもしれません。
でも、それが「魂のブループリント」とパーソナリティの関係になっている
ことが多いのです。
「魂のプループリント」と同じ方向性をもたないようなパーソナリティをつ
くるために、魂はわざとそういう育て方をする親を選んで転生します。
光と闇の極性を生むしくみをつくり、両性を統合させて無限の多様性と
可能性を拡大する大いなる源の法則がここにも貫かれているのです。
次回もこの続き、＜自分自身の平和を壊す観念＞についてのお話
を予定しています。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございます。